ブログのカテゴリ名をSEOの観点から考えてみる。
- 2012年10月15日
- ホームページ有効活用
■“ホームページ有効活用”という検索ワードで結構上位に来ているという現実
以前にも記事に書きましたが、ブログの効果により意図的にロングテールをつくりアクセス数を伸ばすというコトで、6月よりブログの更新をしてきました。※10月からブログの効果検証の目的は、ロングテールではなくなっていますが。
そもそも記事の内容のポイントとなるワード以外は“社名”でしか検索の順位が上がらないように気をつけていました。ただ、気がつくと“ホームページ有効活用”という検索ワードで上位表示という結果となっていたようです。
そう言えば、この点についてはあまり意識していなかったですね(笑)。
まぁ、“ホームページ有効活用”というキーワードが仕事に繋がる検索ワードかと言えば、検索されている月間の検索回数と検索しているターゲット層を考えれば、決して“ビジネス有効ワード”では無いようです。うん、問題なしかな。
この“ビジネス有効ワード”とは、検索ワードの中でもビジネスに繋がるキーワードのコトを指します。
“豆腐”をビジネスとしている方を例として考えるならば、その運営しているホームページによってターゲットは異なります。当然、その方々の“検索ワード”も違っており、それを予想してサイトへ取り入れなければなりません。
次の2つのサイトがあったとします。
・簡単に家庭で作れる豆腐レシピ1,000
・天然素材の国内生産豆腐○○ 1日限定50個!
自分が上記のどちらのサイトを運営しているかによって、頭に浮かんでくる有効な“設定キーワード”は違ってくるのではないでしょうか?
つまりは、そういうコトです。
最近のアルゴリズムの傾向からヘッド(メイン)となるキーワードは絞り込んだ方が有効だと知られています。ですから“設定するキーワード”には十分な検討が必要なのですが、思いつくままのキーワードでSEOの提案営業がありどうしたら良いかとご相談をお受けする機会が逆に増えてきています。
僕が言うのもなんですが、タイトルタグや<h1>~<h3>タグを利用したキーワード対策と同様に内部ブログのカテゴリ名の選定もSEOには有効な手立てです。ただし、更新すればという必須の要素があるにはありますが・・・。
なお、このカテゴリ名の設定を考える場合に、大きく分けて次の3つの考えがあります。
1)SEOの手立てとしてタイトルにキーワードを練り込む
2)クリック率を高めるため興味関心を高めるタイトルを設定する
3)上記の2つを考えてタイトルを設定する
当然ながら(3)を選択するコトが一番有効で、運営サポートの立場からはこの手法を行うのですが、“キーワードの選定”が大変だったりします。
ほとんどの方は、あれもこれも出来る限り“キーワードを詰め込みたい(1番表示になりたい)”という思いで自社のホームページを制作(または、そのディレクション)して欲しいと依頼されるのですが、これが実に難しい問題なのです。
以前の記事にも書きましたが、“ブランド力をアイデアが上回るコト”はほとんどありません。(参考記事:ホームページを公開した事実を告知する大切さを認識してもらう。)
話が脱線しないようにここは先に進めますが、一般的な企業において一番売り上げに繋がる手立ては“口コミ”です。風評被害もまた逆の効果ではありますが、然りです。
実は、それはどこの企業も同じだったりします。弊社でもそうなのですが、ほぼ全ての企業様で“うちは口コミでやっている(口コミが強い)”とお聞きします。
こういった点から、チラシやDM、看板など、極端な話をするならば、ステマやミスリードを含め全てが、“企業を思い出して口コミを促す”または“口コミの話題を提供する”手立てであるというコトが分かります。
僕個人の意見としてなのですが、ホームページの運営会社は“社名”で検索できれば十分だと考えています。
これは、最近のご紹介が増えてきている状況からも確信しています。せっかくなので、ホームページに関する検索回数を最後にチェックしてみましょう。
まず、“ホームページ有効活用”ですが、月間100回も検索されていません。では、ホームページと関連付けたキーワードの検索回数の上位はどんなものなのでしょうか?
・ホームページ無料素材(約1万6000回)
・ホームページ作成(約1万5000回)
※2012年9月の1ヶ月の検索回数資料参照(上記にスペースや全半角により別ワードと判断されたものは含みません。)
ホームページビルダーという検索が1ヶ月に約3万回、作り方や素材がそれぞれ1万2000回程度の検索回数だと考えると検索エンジンの利用者は“自分でホームページを制作”する際に、検索エンジンを利用されるようですね。
はじめてビジネスに繋がる検索ワードが“ホームページ制作会社(約5000回/月)”ですが、直下に“ホームページ無料”で3000回の検索があり、次のビジネスに繋がりそうな関連ワードは検索回数の上位500までには登場しません。
数値で言えば、“ホームページ制作会社を探している”:“業者の作ったホームページを自分で更新する”と“自社でホームページを作成するソフトの使い方とポイントを調べている”の比率が簡単に見ても“1:99”くらいと言ってもオーバーでは無いようです。
うん、さすがに軽くひきます(笑)。
内部ブログのカテゴリ名を“福岡のホームページ制作会社”として仕事の依頼を期待しても月の検索回数は100回以下なのですからホームページからの受注は難しいと言えそうです。※口コミによる直接“社名”での検索は含んでいません。
そういった意味から考えれば、上記に書いたカテゴリ名設定において(3)を除けば、(2)>(1)の優先順で考えて良いかと思います。※ビジネスに繋がる適切なワードが明確であるか、検索上位に出来るという実力を魅せしめる効果を設定しているのであれば別です。
クリック率を高める意味で、人気のカテゴリ名と言えば“ホントは教えたくない○○情報”、“失敗しない○○”などが思いつきますが、あまりブログのカテゴリ名が長いとクリック効果が薄れるというデータもありますのでご注意下さい。
まぁ、この件についてはいずれ機会があれば記事に書いてみようと思います。
▼補足
未分類カテゴリに、ブログ更新しない日曜に“福岡のホームページ制作会社ウェブスタイルのブログ更新、今日はお休みです。”と日曜と祝日の更新できない時にアップしようてアクセスの推移を検証しようかという企画があったのですが、あまりに露骨なので止めました(笑)。
ちなみに、急遽更新できない時のお知らせ記事は作りましたが、公開できるのはいつになるやら・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。