(連載04)引き続き、価格設定に悩む・・・仮想話なのにね(笑)



猿じゃダメらしい。ホームページを作ろうシリーズ04

■仕事が忙しくてリアルでの“ポータルサイト(企画サイト)”の制作は進まないのですが・・・

 最近・・・といか10月は忙しくて、リアルでのポータルサイト制作の企画は進んでいません。まぁ、連載における制作過程のポイント(仮想のサイトですが)、なかなか連動しての進捗とは行かないようです。

 そもそもリアルでのポータルサイト制作の目的が“サイト構築ポイントの連載”とWeb-STYLE(ウェブスタイル)公式サイトとは別の視点からのデータ取りです。

 ・・・ですから、リアルに制作していく方のサイトは、ありきたりの収益モデルで少しの利益を出しに行っても仕方がなく、もう少し時間をかけて制作していく予定です。

 ちなみに、GIFアニメの逆向きバージョンもあるので、今後は話の転換場面で入れるのもありかな(笑)?  

猿が動く2!

 さて、話は前回の続きに戻るが、広告媒体を利用せずに“ポータルサイト”を制作したとしても全く成功する気がしない。けれど、広告を使ってホームページの開設をアピールしたところで、これまた訪問者の方々に定着していくとも思えません。

 ここにポータルサイト制作から公開における点での失敗の原因があるのではないでしょうか。

 何よりベストなサイト公開には“下準備”と“タイミング”があり、失敗しないまでも爆発的に広がらない場合は、これら(もしくは片方)が不足しているものです。

 ほとんどの場合が勇み足なのだと思います。

 確かに、出来る限る早く公開したいという気持ちも理解できるのだけれど、ダイヤの原石は磨かなければ売れないと言います。

 原石のまま売るというビジネスモデルが存在しているコトも理解しているし、否定する意見ではありません。企業ホームページにおいては“様々なターゲット”が存在しており、“ダイヤの原石”を売るというビジネスは有りだという話です。

 しかし、一般的なポータルサイトとなると話は別で“出来る限り多くの方が対象となる仕組み”を考えておいた方が良い・・・というかリスクが軽減できるはず。

 ここで、“一般的”という言葉を使ったのには、リアルでの案の中にターゲットを絞った“コアなポータルサイト”も検討しているためなのですが、この案の採用を決定するためには、ビジネスモデルに有効な関連キーワードの月間の検索回数が3,000以上(出来れば10,000回前後が理想的)が必要最低限な数値だと考えて判断しています。

 例えば“九州発(福岡発等の地域名)の~”、“女性のための~”といった類のサイトは、余程、“独自性”と“魅力”を追求してアピールし、万人の方に選んでもらわなければ収益の見通しは立ちません。

 合わせて考えるならば、サイトの公開から半年程で(遅くとも1年以内に)サイトの目処が立たなければ、満足いく成果はでないと言って良いでしょう。

 そこで、そろそろ収益についても考えてみる。考えられるパターンは大きく分ければ次の3つかな。

1)利用者から収益を得るパターン

2)企業から収益を得るパターン

3)その両方から収益を得るパターン

 やはりお勧めは(3)なのだが、企業体力やサイト開設の告知費用(広告料)が確保できるのであれば、(2)でも良いと思う。3)の仕組みについて補足説明をするのならば、一般的に“登録料”もしくは“サイト利用料”を利用者から徴収する仕組みだ。

 ただ、今の時代は“ランディング”とイメージされる費用を利用者から得るコトは難しい。

 マーケティングサイト等を例に考えるならは、“登録料”はかかるもののマーケティングに参加した場合に“謝礼”がもらえる・・・いわゆる“お小遣い”が稼げるというモデルで魅力をアピールするという手立ては有効な手立てだと思う。

 最初の登録料で運営費用(広告費用)の一部をまかない、企業からの依頼が出始めた頃に、登録者(協力者)へ還元するといったもの。

 さて、そこでいよいよ価格設定だが、それには“利用者”、“企業”のターゲット両方に考えなければならないポイントがあります。

 それは利用者にとって“手間(費用や労力)”と“見返り”のバランスです。

 上記のように“お小遣い”という見返りがあってもその対価としての手間が“見合わない”と判断されれば、そこにビジネスは存在しない。

 例えばポータルサイトへの広告出店を検討している企業もそうです。月間1万円の広告料を高いと思うか安いと思うか・・・総合的な判断にはやはり“企業としてのメリット(見返り)”がポイントとなります。

 しかも「見返り>手間(費用や労力)」と感じてもらわなければならないのだが、この場合においてポータルサイト運営側が「利用者の得>運営企業の収益」であっては意味が無い。

 つまり、僕自身はあまり好んで使わない言葉なのですが「WIN・WIN」となる仕組みを構築しなければならないと言える。

 利用者にとって「見返り>手間(費用や労力)」であり、サイト運営企業にとって「利用者の得<運営企業の収益」であるビジネスモデル。これが、クリアすべき最大のポイントなのだ・・・と、ここまででも文章が長くなっているコトに気付きました。

 最近は冒頭でも述べたように忙しくて、ストックは無いし、書いて直ぐアップの状況であるので、“価格設定の考察”は次回にして、このテーマは更に続けるコトにしましょう。

 いやはや。。