■さて、有効活用を始めようと思ったが何から取り掛かれば良いのか・・・。
まず、ホームページの有効活用を始める際に最初に考えるポイントは何だと思いますか?
当然、人によってその答えはまちまちでしょう。また、経営者やコンサルティングといった立場から違ってくるかも知れません。
売上だったり、アクセス数だったり、個人情報の収集だったり・・・しかし、これら目的が違っていても意見が一致するであろうポイントがひとつあります。
それは“伝えるコト”です。
こういう目的のホームページですよ、このページへ移動してください、この商品やサービスはいかがですか・・・メッセージを発信してサイト訪問者がアクションを起こしてくれるからこそ、WEBを活用したビジネスは成り立ちます。
そこで、今回は“ストーリー性”を元にしてホームページ有効活用を意識した際の考え方・・・というか“きっかけ”程度の参考にでもなればと思いまとめてみるコトにしました。
なお、今までにも何度がストーリー性についてはテーマにしていますので、興味がある方はサイト内検索にて別の記事もご覧下さい。
テンプレートで業者に作ってもらったホームページには個性が無い?
そんなコトはありません。
テンプレートで制作したホームページはSEOの点から見れば不利で、発信する情報量が少ないというデメリットはあるかも知れません・・・ですが、“サイトの構成”と“商品・サービスの魅力”は必ずしもイコールでは無いものです。
皆さんも、面白いサイトはもっと詳しく見たくなるものだと思いませんか。
競合との差別化をするために企業の個性を出せるかどうかは、ホームページの情報量や仕様とは別の問題であり、少ないページ数ながらも魅力的なホームページはたくさん存在しています。
以前書いた記事と同じ話になっても仕方が無いので割愛をしますが、“ホームページにストーリー性を持たせる”という手立ては、導入部分でも応用部分でも活用できる手足せてですので身につけておいた方が何かと重宝されるはず。
・・・ただ、それだけにWEB業者からの営業において、特別な案が無くとも制作やリニューアルの提案がそれっぽく聞こえてしまう怖さも表裏一体なので、過剰な意識もどうかと言われています。
まぁ、あまり過度に意識するのではなく、ストーリー性というくらいですから物語的にホームページを読ませるというだけではなく、一歩進めて“本”と同じ効果を求めると考えた方が良さそうです。
そうすると考えられるポイントは次のようなものでしょうか。
・メッセージを伝える(良いものだから買いましょう、弊社のサービスを受けましょう)
・考えさせる、連想させる、想像させる(購入したり、サービスを受けた自分)
・アクションを起こさせる(読み進めさせる、戻し読みさせる、繰り返し読ませる)
また、“本”と言っても上記が当てはまらないジャンルのものもあります。
どちらかというと“ストーリー性”と言いつつも全体を読ませる小説ではなく、各ページ内で完結する情報の集まり・・・カタログや雑誌に近い役割のホームページがそうです。
更に、サイトにストーリー性を持たせる上でしてはいけないものが“遠慮”です。
遠慮は、相手に判断を促すのではなく“ゆだねる”コトになるので、なかなか結果の出せないホームページから成長できず、そこから抜け出せなくなってしまいます。だからと言って“我を出して踏み込み過ぎる”とまた結果は出ません。
このさじ加減を日々の更新や改善の経験から身につけていくコトが大切なのです。
長くなりますので後ひとつだけ述べさせて頂きますが、このタイプのホームページの場合、訪問者の方々はキャッチコピーや画像を頼りに“拾い読み”をします。
全ての商品やサービスに興味がある訳ではないので、どう伝えるかは“ポジショニングシート”等を活用するのが有効な手立てなのですが、視覚的にうったえた方が効果的なホームページだというコトも知っておきたいものです。
先に述べたポジショニングシートについても、いずれ追加記事を書こうと思っていますが、ホームページの目的と役割によって有効なストーリー構成が違ってくるというのは、ホントに出版物に例えられていて面白いと思います・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。