本来の企業ホームページのあるべき姿を少しだけ考えてみる。
- 2014年04月04日
- ホームページ有効活用
■本当の企業ホームページのあるべき姿は、目的や規模、表現したいイメージによって様々なはずなのです。
俗に言う”良いホームページ“とか、”悪いホームページ“といった情報は、そのサイトを判断しようとする個人様や企業様の主張や営業の”都合“といった落としどころに向かった項目チェックされる場合が多く、WEBサイトを所有している企業様本来の目的を忘れがちなものにしてしまうコトも少なくありません。
事実、ホントに”最高のSEO”というものがあるのであれば、その手法に携わった全ての企業様が全ての意図するキーワードで検索結果1位となるはずであり、ビジネスへの結果はともかく検索エンジンでは1業種1起業が独占状態となるはずです。
本来、企業ホームページというものは”良し悪し“では無く”目的と結果“で追求すべきであり、それに向かって有効活用していくべきなのですが、そういった意見は複数の企業様へテーマに沿ったポイントをお伝えするセミナーや書籍化には向いていない様です。
これらはケースバイケースで個別に対応する提案等でこそ生きてくる考えなのですが、それを別にしてもWEBに関する基本的な知識はあった方が良い訳で…そう考えると多くの企業様へ一気に営業できるWEBビジネスの手立てなんてものは数が絞られてくるコトでしょう。
例えばこんな感じです。
・SEO(検索エンジン最適化)のためにリニューアルしましょう。
・”レスポンシブwebデザイン”でスマホサイトもPCサイトと一括管理が可能です。
・PPC広告には”ランディングページ”が必須です。
・顧客管理のクラウド化でバックアップが安心です。
これらの事柄は企業ホームページを所有している以上、社内検討しておかなければならない項目であるコトに間違いはありませんし、別にここではこれらの手法の”良し悪し”を述べるつもりもありません。
そもそも手立ては手立てでしか無く、ルールに沿っているのならば良し悪しは無く、あるのは”適していたか“です。
ただ、これらの提案には何となくWEBサイトの有効活用を考える際によく耳にするでしょうから、企業様にとって”想像しやすい“という特徴がこれらの提案にはあります。
実のところ多くのWEB企業様にとっては企業様そのものがお客様なのですから、ターゲットを絞るか、広く営業をかけるかの違いしかここにはありません。
まぁ、それぞれのメリットとデメリットについては文章が長くなってしまいますので、別の機会に記事に取り上げるコトにしましょう。
しかし、それよりも優先すべきコトは、これらの手立てで各企業様の目的とされる事柄が”達成される“のか、どれだけ企業実績への貢献ができるのかという点です。
例えば、未だに”インパクトがあるホームページ“という検索で当サイトに訪問される方が多いのですが、この問題を解決しようとするとインパクトという単語が如何に抽象的なまま企業間でやり取りされているかが分かります。
ちなみに、解決の手立てを考える前にざっくりと考えても次の2つが考えられるのではないでしょうか。
1)視覚的、聴覚的にうったえる瞬間的なインパクト
2)競合商品(サービス)との差別化、アイデアや違いを明確に伝えるインパクト
以前、当ブログで記事のテーマにしたWEBサイトの”ストーリー性”とも同じで、共通認識の無いままに思い違えると”結果”は伴ってこない…とまでは言えませんが、想定していた結果は下回ってしまうかも知れません。
先日も”エイプリルフール限定サイトを企業様でやる理由“は何ですかと尋ねられる機会がありました。
ですが、別にやる理由もやらない理由もそこには無く、あるのはただ”経営判断“だけです。
WEBサイトの運営をしていく上での維持管理費用や広告宣伝費用といった予算をお持ちであれば判断しやすいのですが、ビジネスである以上はそこに”利益“があるかどうかが大切だと思います。
こう考えると”広告宣伝費”として考えた場合、費用と労力をかけてエイプリルフール限定サイトを公開する価値が企業メリットとしてあるかというのも制作するかどうかの判断ポイントとなる訳です。
ですから、4コマ記事にも書きましたが”WEB企業“関連のこういったイベント参加率が高いというというのも”自社内の作業労力“だけで大きな”話題“を生み出す可能性があるのですから納得されるのではないでしょうか。
大手企業様とWEB企業様、広告やTV等のメディア関連企業の割合が多いのに対して一般企業様は”制作費“が多くかかるのですから、まだまだエイプリルフール限定サイトを公開される割合は少ないはずです。
この他にも企業規模や資本、ステータスを表現・維持するための手立てというものも多く存在しています。
しかし、これもまた企業様に適したあるべき姿なのですから、”適材適所”というか各企業様のブランディングポジションにあった最適なWEBサイトの姿を追求していくべきなのでしょう。
少し先程に述べた”インパクト”の話に戻りますが、最近ではアプリの機能が多種多様で簡単に動画を編集してアップしたり、メールに添付したり、音楽だって同様に作れるため、企業ホームページ訪問者の目が肥えて視覚的なインパクトを与えるという敷居は高くなっているようです。
つまり企業ホームページをいくら奇抜にしても印象に残り難いというコトでしょうか。
むしろ、今やWEBにおける効果の手立ての選択肢は幾らでもあるのですから”(2)”のアイデアや差別化をして、ターゲット層に合わせた商品(サービス)の伝え方で勝負すべきかも知れません。
何せ、昔ながらの”パソコン通信”時代のデザインや”手作り感いっぱい”で話題になっているくらいですから・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。