進化し飽和する企業ホームページ運営の敷居の高さに思う。



ホームページ有効活用とは手立てを増やすのではなく"やるべきコト"をやる体制作りなのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■ホームページの運営の手間と費用は年々増加していくばかりで”あれば良い”から”あっても有効活用できない”という場合も。

 今日はWordPressのバージョンアップで、使い勝手が悪くなり設定に時間を取られたので、テーマを決めず何も考えずに話を進めていくコトにしました。

 さて、どんな話にまとまるやら(笑)。

 では、ここから本題です。

 個人や企業様における情報発信の手立ては時代と共に増加していて、最近では企業ホームページもその中の一つの手立てとして取り上げられるようになってきました。

 ただし、今までにあったチラシや新聞雑誌広告、TVやラジオでのCM、立て看板といった多くの手立ては誰かしらの目を通して精査されビジネスモラルコンプライアンスという点からも適正な形で表現されてきた手立てだと思います。

 けれども、ホームページと言う情報発信の手立てを境に、企業様に掛かる責任の割合は大きくなっていくばかりです。

 特に、開発時には企業ホームページに取って替わるだろうと言われていた”ブログ”や”SNS”も、今では効果的に企業ホームページと繋がり、これらが1つの仕組みとなって相乗効果を狙った表現方法となりつつあるようです。

 まぁ、企業ホームページの有効活用は、ますます手間が掛かるようになったとも言えそうですが…。

 しかし、それだけに依頼側・制作側の両方に様々な表記すべき法規についての知識が求められたり、企業様が専門家であるための思い込みによる説明不足や本来の業務とは別にWEBサイトの運営を考えるために起こる不十分な情報発信しかされていない企業ホームページも少なくありません。

 中にはリスクヘッジが不十分な表現があったり、ビジネスモラルが欠如していると思われても仕方のない表現があったり。

 良くも悪くもこれからも企業ホームページは増え続けるコトでしょう。

 今では新規開業される場合にらは必ずと言って良いほど、起業時に必要なアイテムとしてホームページの制作はされる様になっていますし、その品質も初期段階から内部ブログの設置やスマホサイトの併用公開、企業SNSの導入とその時に考えられる高品質なものとなっているようです。

 こうなってくると単純にWEBサイト運営の”敷居”も品質と同様に高くなってきます。

 何年も企業ホームページの運営を行ってきた企業様にはWEBサイトを徐々に有効活用していくための経験をしていくコトが出来るというメリットがある反面、ブログや携帯サイト、スマホサイトや各種SNSと言った”新たなシステム”の出現によって、予算を取り機能の追加をしていかなければならないといったデメリットも存在するものです。

 しかし、新規で制作する際に最新の(しかもフル装備と思われる)企業ホームページを作成するとなると公開当初から企業様だけで何のアドバイスも無しに有効活用していくコトは難しいと言わざるを得ません。

 最初は”ホームページを有効活用して企業貢献していくぞ“と思っていても企業ホームページの運営には”結果“を求められるコトが当然であり、また企業としての発信となるため公開する情報には細かなチェックが必要です。

 例え、他社サービスによる”SEO“(検索エンジンにおいての検索順位の上位表示対策)であっても、導入時が最も効果のある瞬間で継続しなければ、次々に公開される新しいWEBサイトや新規にSEOサービスを導入する企業ホームページに検索順位は簡単に抜かれてしまうコトでしょう。

 それが、ネット広告であっても広告を出し続けなければ途端”あの会社は危ないらしい“なんて噂がたつコトも考えられます。

 そして当然ながら、インターネットによって個人様による情報発信力も高まっているのですから、企業様にとって口コミの影響は今後ますます高まってくるでしょう。

 ただ、WEB運営サポートと言うビジネスを行っていて”過剰な期待”と”結果”を求められる企業様は増えていると感じます。

 そのために何をして良いか分からないという企業様もいらっしゃるでしょうが、分かっているが何らかの理由でやれない(もしくはやらない)という企業様が、実はホームページを所有される企業様の多くの割合を占めていると言います。

 一部のデータでは9割以上の企業様がホームページの十分な活用が出来ていないそうです。

 それでも結果が欲しいと言うのは企業様の本音でしょうし、多くは結果を出すために投資をするのではなく、結果が出だしてから力を注いでいくという方を選択をされるという話も分からなくもありません。

 SEO、ブログ、ネット広告、SNS、ホームページの更新、発信情報の独自性と情報量の充実化、システム導入によるナビゲーションの向上、動画や音声の有効活用、キャッチコピーの精査、訪問者の目的別に適したサイト構成、1サイト1テーマとなる複数サイトの所有、サイト表示速度の軽減化、etc

 他にも独自な提案をせずともサイト運営において基本的に行わなければならない手立ては数限りなく存在します。

 WEBサイトの有効活用における”最新の手立ての紹介”や”Googleクローム等への対策”、ホームページの取り組みに関する専門的な提案は幾らでも可能なのですが、どんどん高くなっていくWEBサイト運営の敷居に、今すべきコトをせめてここまで熟さなければ次の手立ての導入は難しだろうという場面もよくある話です。

 しかし、WEBサイト運営におけるタイムスケジュールをサポートしていても、ホームページを所有する企業様への営業は後をたつコトはないのが現状で、手立ての導入を早めるなんてコトもよくあります。

 リニューアルやポータルサイトへの登録、ネット広告であればそれもまた徐々に使いこなせて結果に結び付けば良いのでしょうが、企業様における負担も増してしまい利益をもたらすどころか逆に企業ホームページが足かせになってしまう…そんな事例がこれから増えてくるコトでしょう。

 例えば、ブログの活用で考えるならば…。

・毎日更新する

・文章をしっかりと書く(文字数は割愛します)

・1つの記事でテーマを絞る 等

 上記のようなコトをアドバイスされる機会が多いと思いますが、こんなコトは後で考えれば良いんです。

 まずは、社にとって有益な情報を1つでも公開するところから始めて、使いこなしていくまでの期間社内体制を整えていけば、次々に新しいサービスに手を出したり、目的の無いままにリニューアルを繰り返す様な競合サイトよりも必ず良い結果が出るはず。

 ”時は金なり“とは直ぐに結果を求めるコトではなく、確実に有効な時間の使い方をしていくコトです。

 どちらにしても自社サイトの運営の手立てを見返して十分に出来ていないと感じる事柄があるのならば、数か月後に社内体制を作るという目標で取り組みを始められてはいかがでしょうか・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。