■ホームページが無くても数あるWEBサービスを活用すれば、ビジネスへ繋げていくコトが可能な時代なのです。
数年前ならいざ知らず、今やWEBビジネスをされる企業様へ供給されるサービスは充実していると言えます。
インターネットが普及し始めた頃には、数ページしかない企業ホームページでも制作費用が高額であったり、外部へ振って粗利が大きい等の旨味が多くあったと聞きますが、今では別の契約を受注するためにWEBサイトの制作を無料に近い価格で提供している企業様も多く、競争は激しくなる一方で止まる気配を見せません。
そういった意味では、フリーランスの方における強みの一つであった”低価格“で質の良いWEBサイトを制作するという点がは、今ではもう”選ばれる決定打“とはならず、倒産するWEB企業様の数は年々増えているようです。
まぁ、当サイトの検索ワードにおいても消費税増税の前後辺りから”ホームページを制作してもらっている企業が倒産したのでどうしたら良いか”というものが増えてきていると感じていますので、近くいうちにこの点についても記事にまとめたいと思います。
では、ここから本題に入っていきましょう。
・独自ドメインによる企業ホームページは、最優先で制作しなければならないものなのか?
何故か企業様には”ホームページが無いといけない“という思い込みが萬栄しているのか、企業規模や運営予算の有無に関わらず”新規顧客“の獲得のために自社サイトの制作を最優先に検討される企業様は多いものです。
しかし、ホームページを制作した場合、絶対に維持費用と運営費用が必要になってくるため、予算が少ないうちは”楽天”や”ヤフーショップ”、”ぐるなび”やGoogle Bloggerを初めとするSNSを利用した方が、よっぽと効率良く必要経費を抑えて企業利益に繋げるコトが可能だったりします。
例えば”来店誘導”が目的の場合で、ホームページを制作する優先度を分類わけしてみましょう。
これは縦軸を予算、横軸を企業規模とした一例の図ですが、ホームページを制作して企業利益へ繋げていく展開を考えられるグループは”Aグループ“だけです。
まぁ、Bグループに属される場合にも、顧客信頼度を高めるためにフランチャイズを統括した窓口ホームページの制作ぐらいはしておきたいものですが、過度に予算を掛けて直ぐに有効活用させていくという展開は難しいでしょう。
それからDグループの場合となるとWEB展開が可能かどうかの前に、まず予算取りが出来るのかを考えないといけないのですが、中には大化けしてビジネス転換のきっかけとなったという事例も少なくありません。
どちらにしても、直ぐに収益に繋がるケースは少なく、根気強い先行投資が必要となる場合が多いようです。
特に、経営判断を行われる経営者の方が熱く成られるタイプの場合には、結果が出ないと直ぐに契約しているWEB企業様の解約と契約を繰り返してしまい、気が付くと結果が出ないままに投資額が大変になっているコトも…、
そうそう、ヒアリングを行った際に意識されていなかった”強み”が見つかり、徐々に広告や運営の費用を増加しながら結果を出していく場合もありますので、上記の図はあくまでも参考例というコトでご覧ください。
さて、ここで一番問題なのが”Cグループ”に入った企業様です。
実のところ、ビジネスの展開にとっては考えうる全ての手立てをやった方が良い訳なのですが、今回はホームページ制作を”優先“すべきかどうかを考えているのですから、簡単に結論は出せません。
そこで、次の通りCグループを更に2つに分けてみました。
”※“についてですが、例えばまだ独自性を見い出せていない”コーヒーショップ”を経営されてたとして、その状況でホームページを制作しても検索して新規の来店を見込めるかどうかがポイントとなります。
どちらかと言うと”にわか雨に降られて”だとか、”仕事の途中で少し時間が空いた”、または”散歩途中で見つけた”だとか、”勉強や商談”とったお店自身が持つ強みとは別の不確定要素による来店のお客様も多いのではないでしょうか。
・時間や天候、立地条件
・シチュエーション
こういった要素が関係するビジネスの場合、WEBからの”新規顧客“の獲得が難しいという傾向があります。
フランチャイズであれば別ですが個人経営の場合で、更に競合となる対象の店舗数が多くなり過ぎた(独自性の弱い)飲食店等では、ぐるなび等のポータルサイトへ店舗の登録をしていても”選ばれる確率“が、検索エンジンで上位表示されないのと同じようになってしまい、次々に新規顧客を呼び込める様になったというコトはまずありません。
むしろ、予算があるのであればホームページを制作したり、WEBサービスを活用したりせず、独自の店舗誘導を促す”スマホアプリ“でも開発して、利用顧客の回転率を上げた方がよっぽと売り上げが伸びて良かったりします…が、これもまた提案できるWEB企業様と出会えるかによって実現するか違ってくるんで難しい問題なんですよね。
近いうちに独自ドメインによるWEBサイトも、TVCMや雑誌広告、スマホアプリと並び単なる広告の手立ての一つになってしまうというのも仕方のないコトなのでしょうが、ビジネスが自由競争だというコトを考えればそれもまた”良し“なのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。