広告予算をチラシからWEBにスライドするという考えに思う。


広告宣伝の予算をチラシからWEBにスライドさせるという考え方に思う。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 偶に“少しずつ広告予算をチラシからWEBにスライドさせていく”からWEB広告の提案をして欲しいというご相談があるのですが、広告媒体としてホームページの活用は後から導入する場合がほとんどなため、広告予算の確保に苦労する企業様も少なくないようです。

 また、“WEB広告”がどんな広告か漠然としていて広告効果が想像できないやも知れません。

 こういう状況では幾ら予算をかけているからこの程度の結果が欲しいといった目標設定も難しいでしょう。

 そもそも新しくWEB広告を導入する場合は上記の図でも描いている通り、現在の広告費の一部をWEBに当てるという方法と追加でWEBのための広告予算を確保するという2つの方法が考えられます。

 個人的にはテレビCMはテレビを観ている人の一部にしか届かないように、WEB広告もネットを閲覧できる環境を持つターゲット層にしか届けるコトが出来ず、チラシ広告の手段で得られる層とはエリアも購買意欲も異なる訳ですから別予算で導入する方をお薦めしたいものです。

 少額で導入して効果が最大限見込めるまで広告予算を引き上げて行くというイメージでしょうか。

 例えば、広告予算の割合を変えてWEB広告を導入する方を選んだなら、今までのチラシのポスティング等によって成り立っていた新規獲得も広告予算の減少と比例して少なくなるというリスクがあるというコトになります。

 もちろん、今まで行っていたチラシ広告等の費用対効果を検証して削減できた予算を新しく導入するWEB広告の予算に当てるという考え方は十分ありでしょう。

 ただ、WEBを活用して宣伝広告を行う場合、検索によって見つかる競合企業の数も増加するため新規顧客を獲得するための営業単価が紙媒体や営業担当による必要経費と比較しても高額になってしまうようです。

 どちらにしても企業規模を拡大し利益を伸ばし続けるならば広告予算も同様に増やしていかないといけないのですから、導入よりその後の効果検証を行い社内ノウハウを蓄積して有効活用したいものです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

▼過去のよりぬき関連記事

リアルとWEBの広告効果と特徴の違いについて考えてみる。

WEBが宣伝広告費の軽減に繋がるのかについて考えてみる。

 

ホームページの更新内容を自社で決めるポイントついて思う。


ホームページの更新で何をしたら良いか分からないという問題。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 例えば、フランス料理のお店で“もう、新しいメニューが何も思い付かない”という状況があってはならないように、弊社のようなWEBサイトの運営サポートをしている会社ではWEBサイトの改善点や企画の提案が出来なくなるなんてコトは考えられません。

 それは“専門である”というコトが安定したサービスを提供し続けられるとイコールだからです。

 けれど、企業様にとって経費削減や利益を伸ばすために極力は外部への委託を抑えて、普段は自社の企業努力でカバーしたいというのが経営者の方の本音でしょう。

 単純に考えれば、チラシだと企画は社内で出来ているのにホームページの運営になると出来ないなんてコトは不思議なのですが、もしかするとこれって“ホームページには専門的な知識が必要”という先入観がまだ根強い証拠なのかも知れません。

 しかし、ホームページの更新内容を自社で考えるなんて“きっかけ”さえ見つかれば簡単なのです。

 今回の記事ではポイントの一つである“ターゲット層の設定”を例に挙げるコトで、皆さんで自社ホームページの更新内容を決定して行くきっかけが作れればと思っています。

 このターゲット層の設定を単純に考えるなら、表現内容を“万人受け”にするか“絞り込む”かです。

 上記の図でも書いていますが、万人受けな表現にするとターゲット層は広がりますが、即効性の見込める“買う(選ぶ)”といったアクション誘導は弱くなります。

 いわゆる“心に響かない”という状況です。

 WEBに限らずサービスの利用や企業の選択には“共感”と“納得”が重要だと言われています。

 面白いコトに万人受けの表現しか出来ていないWEBサイトでは、期間や数量限定のキャンペーン企画を実施したとしてもコアな層の絞り込みをしたWEBサイトと比べて売り上げが伸び悩むという結果も出ており興味深いです。

 ただ、ターゲットを絞り込んだホームページの表現にも課題はあります。

 それは、設定した層とマッチしない集客では万人受けサイトより成約率が“悪くなる”という点です。

 そのため考えられるコア層毎に複数のWEBサイトを制作したり、広告を活用してターゲット層を誘導したりといった手立てとの併用が必要になる訳ですが、まぁ、利益が高くなるにつれてサイト運営の費用も多くなるというのはビジネスである以上は当然の結果なのでしょう。

 正直に言えば、目標計画やサイト活用の運営スケジュールも無しに、思い付きでネット広告の導入やホームページのリニューアルを行ってもほとんどの場合で思うような結果は出ていません。

 また、ターゲット層の設定の他にも自社でサイト運営をしていく上で大切になるポイントはあるのですが、この続きはまた今度にしておきたいと思います・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

▼過去のよりぬき関連記事

やるべきコトが分かっていてしないサイト運営に思う。

やるべきコトが分からない場合のWEB運営について考えてみる。

 

趣味でサイト閲覧をしていて根拠はないが気になるコトの話 。

WEB4コマ漫画「僕ならこうするね・・・」5TH 別に詳しく調べた訳ではありませんし根拠がある話でもないのですが、最近ちょっとだけ検索をした時の結果が今までと違ってきた気がしてなりません。

 まぁ、検索できるワードに制限をかけるとかは普通にあるのでしょうが、今回はそういった話ではなく検索エンジンの仕様的な変化を感じるなって話です。

 特に、個人サイトやブログの方が顕著なような気がします。

 例えば、映画の感想サイトを調べてみても検索結果に出てくるサイトは決まっていて更新の無いサイトや情報の少ないサイトはかなり見かけなくなってきているような。

 また、Google、Yahoo!、bingといった検索エンジンでも違いがあるようなのですが、それは別の記事にまとめるとして類似サイトの“間引き”というか“淘汰”が始まっているとしたら調べてみるのは楽しそうです。

 今までも利用者の求める情報とWEBでの発信情報とのマッチングはSEOの課題とされてきましたが、これは進んでいると考えて良いものなのでしょうか。

 それから関係のない話ですが、Wiki等を“コピー”しただけのサイトと“あらすじ”しか書いていないアフィリエイト目的サイトを見かけなくなってきた気がするのは素直に喜んでよいコトなのか…。

 いやはや。。

(連載85)比較データを持つWEB会社との保守契約のメリット?


猿じゃダメらしい。自社運営で蓄積しているノウハウには不足がある。

 自社で社内体制を整えて事業内容とは別であるWEBサイトの運営が出来ている企業様は素晴らしいです。

 今や企業様にとって自社ホームページは事業拡大利益の追求を行う上で必要不可欠なビジネスツールとなっており、有効な活用には専門的な知識が必要なため業者委託するケースがほとんどでしょう。

 もちろん、自社管理と業者委託のどちらにもメリットとデメリットはあります。

 仮に業者委託する方を選んでいる場合でも、ホームページは自社のビジネスツールなのですから利益を伸ばすために“運営の主導権”と“目的の共有”はしていなければなりません。

 また、自社で運営管理を行うメリットの一つには“自社に最適なノウハウの蓄積”が挙げられます。

 コンサルティング、セミナー、ホスティング…WEB業者との契約目的はいろいろと考えられますが、これらから提案される有効な手立ては“テンプレート案”である場合も多く、100の事例があったとしても自社で結果を出せるかは不明です。

 正直な話、提案される多くは売上が伸びる可能性が“高くなる”という言い回しがほとんどでしょう。

 しかし、これって意外に馬鹿にはできない重要なポイントなのです。

 ここで次の図をご覧ください。

会社のホームページだから自社管理できるのが一番なのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 確かに、100%成功が約束されたビジネスなんてありません。まぁ、これは一般的な意見なのですが、少なくとも僕の周りではそんな美味い話は無いみたいで残念です(笑)。

 兎に角、WEB企業側には比較データがあります。

 弊社の場合は運営サポートに関するノウハウと同業他社の比較データを持っているコトになりますが、依頼サイトの改善点や強みの検証、提案を行う際には必ず、“企業規模”、“業種”、“運営状況”、“サイト条件”、“販促活動”、その他の様々な条件が当てはまるWEBサイトのデータを参考にしています。

 それにより、現行サイトの“不足した点”と“改善点”を提案して実行するかを検討して頂くのです。

 詳しくは、この記事で述べませんが理想的なWEBサイト運営とは、自社でデータの検証とノウハウの蓄積をしながら、WEB業者に比較データを出してもらい、受け渡し可能な情報のすり合わせをした上で目標達成するための提案をしてもらうというものかも知れません。

 早い話が、WEB会社とはパートナー企業として保守契約を行い、共に売り上げを伸ばしていくコトが出来るというのが一番なのでしょうね。

 いやはや。。

今もFlash動画を設置している企業サイトについて考えてみる。


FLASH動画をタイトル画面にしているホームページはまだ多い?Web-STYLE(ウェブスタイル)

 8月下旬の話になりますが、2015年9月1日よりAmazonにおいてFlash広告の掲載を受け付けないというアナウンスがガイドラインよりされました。

 そもそもの発端は、Flashプログラムの脆弱性をついたマルウェア配布問題の拡大でしょう。

 去年のITニュースで目立っていたものに“リスティング広告”や“動画サイト”でFlashが表示できない旨のメッセージと一緒に最新版のFlashPlayerへのアップデートを促し、偽FlashPlayer配布ページでマルウェアをダウンロードさせてフィッシングなどの迷惑行為を行うというものがありました。

 それが今年になるとFlash広告を表示しただけでもウイルス感染させる事例が増加してると言います。

 しかも、聞くところではウイルスを感染されられた多くの方は、対策ソフトを使っていないためウイルス感染させられたコトにすら気付かないままなのだとか…どうやら年々こういった手口は悪質になっていく様です。

 まぁ、詳細や対策については別のサイトで紹介されていますからそちらをご覧頂くとして、上記の図の様にWEBサイトを閲覧するための各種ブラウザやYahoo!やGoogleといった検索エンジン、Amazon等の通販サイトが次々にFlashプログラムを排除する動きをしています。

 これはFlash動画を公開している企業様にとって無視できない状況です。

 いや、別にウイルスを配信している訳ではないから関係ないと思われた方、そうではありません。

 もともとスマホやタブレットではFlash動画の閲覧が出来ないコトが一般的ですし、パソコンによるサイト閲覧でも設定をしてFlashを表示させないという方も増えていると聞きます。

 企業様にとって“Flash動画”を表示しない環境が整いつつあるコトが問題なのです。

 危険性が実感できない、Flashを見れない方のいるコトを知らない、分かっていても予算を当てられない、そもそもホームページのタイトルにあるアニメがFlash動画かどうか分からない…その理由は様々なんだと思います。

 もちろん、高額な費用を掛けて制作したのだから残しておきたいという気持ちもあるでしょう。

 しかし、利益を追求するビジネスツールだという点からホームページの仕様を考えれば、企業様への影響や印象等を考慮して他のプログラムでの動画に作り直すコトも大切なんだと思います。

 また、この状況の放置は今後のビジネスチャンスを逃すコトに繋がってくるかも知れません。

 ビジネスである以上、費用を掛けたくなければアニメーションさせずに1枚の画像タイトルに変更するのも“あり”なのですから企業ホームページの中に表示されない図がある等の“マイナスイメージ”だけは取り除いておきたいものです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう

 いやはや。。

▼過去のよりぬき関連記事

フラッシュやGIFアニメ、プログラムでの演出について考えてみる。(Flashは別プログラムに変更を。)

FlashアニメやゲームのWEBサイト設置について考えてみる。(1年で真逆の記事になっちゃいました。)

 

同業で営業してる方と情報交換した時に聞いた商談で困る話。

WEB4コマ漫画「僕ならこうするね・・・」5TH 弊社のように“ご紹介”によって企業様へお伺いするビジネススタイルと違い、新規顧客の獲得が目的で営業をされている方の話は、自分では経験できないコトも多くて大変勉強になります。

 何でも営業で“手応え”を感じられるかは次の2つがポイントになるんだとか。

・有益な情報にはお金が掛かるという認識の有無

・ご提案を理解しようと聞いてもらえているかどうか

 いや、もちろん違うという意見も多くあるでしょうが、信頼関係が出来てない状況では“情報にはお金がかかる”という認識が経営者様あるかどうかは重要でしょう。

 確かに、ビジネスにて契約が絶対にない商談ほど無駄なものはありません。

 また、頷きながら話を聞いてもらっていても“興味がない”、“理解していない”、“お金がかかるので契約しない”、“断る”という思いは伝わると言います。

 ただ、それでも営業職の方にとって提案する商品やサービスに興味を持って頂けるよう“伝える力”が求められているんですけどね。

 いやはや。。

ブログの更新は一日に数回しないと駄目なのかについて思う。


ブログを1日に何度も更新するコトはホントに企業にプラスなのか?Web-STYLE(ウェブスタイル)

 今はブログをSEOに役立てたいなら一日に2回以上は更新しないと駄目だと言われました。

 こういった相談は今でもありますし、当サイトへの検索ワードでも目立っていますから、“ブログを更新する効果”については定期的にテーマに取り上げて記事にしているのですが、ホントにそうなのでしょうか?

 そもそも“駄目”という言葉の意味には、いろいろと営業的な含みもあって判断が難しいです。

 確かに、企業様にとって必須のビジネスツールとなったホームページやブログですが、別に所有を義務付けられている訳ではありませんし、更新をしないと誰かに責められる訳でもありません。

 ただ、これが“ブログを更新した方が良い”のかという問いとなると話は別です。

 もちろん、以前のブログ記事で述べた更新しないよりした方が“良い”という意味ではなく、企業様にとって“”があるかどうかという意味での“良い”です。

 上記の図にも描いていますが、企業様において“利益”を生み出すためのブログ運営が出来ているのかと問えば、面倒ばかりで手応えを感じられないという方がほとんどではないでしょうか?

 別に、無理してブログ更新を続けていたとしても、自社サイトを検索できるキーワードが無限に増える訳でもなく、アクセス数が増えても問い合わせの割合や売上が伸びる訳でもない。

 いやいや、待ってください。

 手軽な自動更新ブログラムという認識のブログですが、検索ワードが増加を始めるまでのサイト評価の時期に更新の習慣づけができなかった(または、更新が続かなかった)企業様が多い中、更新できているだけでも“成功”の入口にいると考えられます。

 問題は、そのブログ記事がビジネスに繋げられていないという点なのです。

 ただ、漠然とブログの更新をしていてもそれは個人の趣味の領域でしかなく、ビジネスである以上は利益を出すツールとして有効活用できる運営をしなければなりません。

 ブログは、商品やサービスへの興味関心の促し、ターゲット層のマッチング、購買意欲の向上、購入やサービス利用と言ったアクション誘導、口コミ誘導…考えればいろいろな活用が可能なビジネスツールです。

 まぁ、これらのビジネス戦略に対して有効にブログを活用したいのであれば“手間”と“費用”は必要なのですが。

 もし、そんな手間のかかる運営が面倒だというのであればイメージ戦略のツールだと割り切ってしまうのも良いですし、ネット販売や来店誘導をアフィリエイターに依頼するなり、ネット広告を活用するなりした方がよほど企業利益に繋がるでしょう。

 仮に、ブログ更新を請負業者に丸投げできたとしても単にSEOによるアクセス数アップが見込めるだけで、企業利益を出せるかどうかには全く別の手立てが必要なはず。

 どちらにしても、ブログを書いているから結果も欲しいという根拠のない我が儘だけで簡単に成功するのであれば、全てのWEBビジネスにおいて失敗する方はいないと言って良いくらいなのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

▼過去のよりぬき関連記事

ホームページからの利益の期待とギャップについて考えてみる。

(連載66)ブログ更新をするのならビジネスに繋がる活用をする!

 

ブログ運営は容易性と安全性のどちらかについて考えてみる。


ビジネスだからこそ負荷の軽減を優先させないルール作りも大切!Web-STYLE(ウェブスタイル)

 ブログはホームページを持つ企業様にとって便利ですが心配もまた多いシステムです。

 普段はそんなに感じないかも知れませんが、ブログの仕組みが自動更新プログラム(CMS)の一種だと考えれぱ、必要なIDとPasswordが分かれば誰でも簡単に侵入するコトができるというのも心配の一つでしょう。

 このブログへの侵入には人によるものとロボットによるものがありますが、その被害件数は増加傾向にあるため、一部のサーバーでは不正ログインが確認された場合にはアクセス制限を掛けるなどの対策がされているようです。

 また、最近ではログイン画面にIDとPassword以外にランダムな文字を表示させて入力確認する方法…いわゆる“CAPTCHA システム”を設定するなどの対策を自社で行っている企業様も増えているように感じます。

 しかし、退職者によるブログ侵入で悪意ある書き込みをされたという事例もあるように、企業様に求められるリスク対策も年々に負担が大きくなっているようです。

 企業情報の漏えいやブログの乗っ取りを防ぐための対策は、生産性が少なく“手間”ばかりかかるため導入に二の足を踏んでしまう企業様が多いのも分からなくもありません。

 WEBとは関係ありませんが、且つて企業の情報漏えいが続く中でオフィスへ出入時の本人認証を導入するなど今では当たり前になったシステムも、導入にかかる費用の工面と習慣づくまでの手間は相当なものだったでしょう。

 さて、話は本題に戻りますがブログ運営の際にやっておきたい対策は次の2点です。

・ブログの更新をするパソコンは固定する。

・ID(アカウント)は機能制限を設定して個別に発行する。

 確かに、これらの設定をするコトで出張先や自宅からブログ更新ができなくなりますが、個人の趣味ではなく業務だと考えるならばログイン制限が掛かるコトやアクセス履歴が残るコト自体は別に不思議ではありません。

 要は、“なぁなぁ”でブログを運営している企業様は常に問題と隣り合わせにいるというコトなのです。

 先に述べた例ですが、辞めた人間が会社のブログに侵入して悪意のある書き込みをする。

 この事例の中には、ネットカフェとかで書き込みすれば分からないだろうという認識の方もいたみたいですが、これはネットの仕組みを理解していないだけで多くはバレます。

 ただ、ブログへの悪意の書き込みは書いた側の都合や真偽には関係なく膨らみながら独り歩きしてしまうもので、ある程度の規模となった企業様は自社ブログへの不正ログイン対策くらいはしておいた方が良さそうです。

 どちらにしても“うちの会社にはブログへの侵入なんて有り得ない”という認識のもと自己責任で経営者様が容易性を選択されているというのであれば仕方がありません。

 問題は“当事者になったら慌てる”という自業自得な方の場合で、少なくとも事後対策では足元を見られても仕方がありませんし、事前に行う対策費用よりも金額が高くつくのが一般的なのでやはり気を付けておきたいものです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

▼過去のよりぬき関連記事

インターネットに対する個人の危機意識について考えてみる。

(連載48)当ブログに不正なログインを試まれた件の報告?

 

(連載84)WordPressの管理画面へ不正なログインがあった話。


猿じゃダメらしい。不正ログインの攻撃は成功でも失敗でも・・・

 結論から先に言うと“成功しなかった”みたいですが、当サイトにおいて昨日(2015年9月5日)、WordPressの管理画面へ何度も繰り返して不正なログインが行われるという攻撃があったようです。

 まぁ、当サイトに限らず利用者が多いシステムやサービスは同時に不正な攻撃も多いのが世の常でしょう。

 しかし、一部サーバーから提供されるサービスやWordPressの脆弱性は今や広く知られているところであり、その対策や不正履歴の取得は簡単に出来るなど事前に行えるリスク回避の作業も今では数多くあるものなのです。

 当然、不正にログインされたという事例も少しずつ減っていますが、だからと言って、実際の攻撃があっても何もしなくて良いという訳でもなく、管理画面を開いたつもりが“アクセス制限をかけました”の告知表示を見た時にはもう複雑な気持ちになりました。

 ちなみに、当サイトへの不正ログイン攻撃は初めてでした。

WordPressログイン画面を開いたらアクセス制限が掛かってた。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 上記のコトから、実際の被害に遭うかは各企業様の“リスク意識”の有無がポイントになるのでしょう。

 確かに、WEBサイト運営において起こるかどうか分からないリスクに対して予算を注ぎ込んでいくというのは、既存の保険サービスとは違って経営判断の難しい問題になっているかも知れません。

 しかし、一度問題が発生すると解決に要する時間や費用はケースバイケースで予測できないものです。

・問題の急速な拡大化

・事前の状況には戻せない可能性

・引き起こされる損害

 少なくともネット社会において、バックアップを初めとするリスク対策を何もしていないのであれば自社サイトやブログ記事のデータを“元に戻せない”もしくは戻せても“時間がかかる”というのが常識だと思っておいてください。

 これらは企業様の自己責任で理解しておく必要があるコトなのです。

 さてさて、今回は“猿ダメ”のカテゴリで自社サイトであったコトを書く回ですし、詳しくはホームページ有効活用の時にでも記事に書くとして、今からまたクライアント企業様のWordPressブログでも不正ログインが行われていないかのチェックに戻りたいと思います。

 いやはや。。

風評被害や意図しない炎上が起こる原因について考えてみる。


風評被害や炎上の問題は気づきの数と拡散スピードで考える?Web-STYLE(ウェブスタイル)

 前回のブログ記事で今話題の盗作問題について述べましたが、折角なので今回は続きと称して“風評被害”についても少し考えてみたいと思います。

 ただ、一言で“風評被害”といっても、その情報拡散には様々な人の思惑が入り混じっているものです。

 ですから、上記の図でも描いている通り企業様の“悪い噂”の全てが風評被害となる訳でもなく、関心が無い情報、批判拡大に参加しても達成感や満足感を含めた損得のない場合には問題視すらされません。

 もちろん、これらは企業様の危機対策への説明責任や対応の姿勢が整っているコトが前提の話です。

 また、企業様から“SNSは怖いからしない”という話をお聞きするコトがありますが、これは皆様の周りにおいても企業規模や知名度に関係なく大小様々な風評被害の問題が発生しているからなのでしょう。

 確かに、悪い噂は良いものより“速く”、“広範囲”に拡散すると言います。

  しかし、単に“悪い噂”は情報の拡散を正当化する口実が作りやすく、人の付け入る隙も大きいというだけで、それが必ずしも風評被害の発生に繋がるのかと問われればほとんどの場合ではそうではないはずです。

 つまり、反対意見の割合よりも周りに批判して得する数がどの程度あるかの方が重要なのだと思います。

 そういった意味では、最近では電話対応をせずWEBサイトでもお客様窓口が分かり難い企業様が増えていて、問題が解決しないまま消費者が諦めているケースも増加しており、こんな消費者の不満蓄積され続けていると小さなきっかけで大きな批判活動になるかも知れません。

 更に、タイミングが悪いと別の企業様への不満も一緒にしょい込む可能性すらあります。

 どちらにしても風評被害については事前のリスク管理と事後の対応がどの企業様にとって被害を最小限に抑えるための課題となるはずなのですが、取り組みには人と予算が必要となり経営判断に委ねられる訳ですから簡単にはいかないのでしょうね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

▼過去のよりぬき関連記事

インターネットで拡大する盗作問題について少し考えてみる。

企業側がもっとお客様の声を集める大切さについて考えてみる。