企業ホームページの目標数値の設定について考えてみる。



100の事例を見ても自社に適さないコトはあるものです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■WEBサイトを有効活用するための目標数値なんてものは企業の事情によって異なってくるものなのです。

 全体の検索ワードの総数からするとそんなに多くは無いのですが、最近やたらと目立ってきているのが”アクセスログの見方“についてや”目標数値“に関する検索ワードでしょうか。

 まだ当サイトへのアクセスはオーガニック検索による導線が大半なのですが、その検索回数たるやもしかしたらこのアクセスログの見方(目標数値)に関する検索ワードが増加したために一日の平均訪問者数が僅か3ヶ月で倍になったのかも知れないと思える程です。

 過去1週間の検索ワードから、ちょっと抜き出しただけでも次のようなものが見受けられます。

・訪問者数の目標

・直帰率はどのくらいが良いか

・リピート率の平均

・平均ページビュー数

 上記のものの中にはWEBサイトの運営に関する検索ワードは含んでいませんし、デザインや検索順位に関係するものも含まないのですが、これらの数値の変化を”企業様においてアクセスログを活用する傾向が見られるようになった”と見るべきか、更新保守を行っているWEB企業様でも”提案のためにアクセスログの検証を重要視されるようになって来た”と考えるべきか…。

 ただ推測するに、これらの”検索しているワード“が、専門業者のそれであるように感じられないものが多く、各WEB企業のビジネスにおける棲み分けは出来つつありますので、どちらかと言うと前者の各企業の担当様からの検索が多いのではないでしょうか。

 まぁ、WEBに携わる企業様であれば自社の経営実績にて独自ノウハウの蓄積をされるはずですから、ネットを使ってサイト運営のポイント情報を積極的に集めているとは考え難いとも考えられます。

 当ブログで発信している情報は個人的に”考えたコト“と一般的に事例では無く客観的に”見受けられた事象“であるため、どこまで参考になるのかは分かりませんが…。

 また、つたない文章となるコトも多いですし、せめてご覧いただけた際に少しくらい参考になると良いとは思うのですが…どちらにしても、アクセスログの検証について各企業にて精査されスキルが上がっていくという事実は良い傾向だと思います。

 ただ、ここで一つ問題があります。

 何事においても目的が変われば”手段”と”目標”は異なります。

 場合によっては”直帰率“が高い方が良いというWEBサイトもあれば、”リピート率“が低い方が良いケースも在り、同時に業種毎によっての平均値というものも存在しているため、やはりアクセスログの見方はケースバイケースなのです。

 まぁ、毎月100サイト以上のアクセスログをまとめていれば見えてくる業種別の平均的な傾向や公開したてのWEBサイト運営のサポートでネット広告の導入ポイントの目安となる数値等、各ポイントは確かに存在します。

 しかし、企業様に適していると思えるアドバイスを行うためには、”サイト運営”の目的と企業様においてWEBをどのくらい活用していくか比率を知らなくてはなりません。

 とは言うもののWEBサイトを活用する上で目的ごとに業種には関係なく共通する数値の目安が無い訳でもないです。

 例えば一つの例として、ブランディングを行っている最中の企業様で、なるべく運営費用を抑えてじっくりとWEBサイトを育てていきたいという場合、タイミングを見計らってWEB広告の導入を提案するのですが、アクセス数はもちろん”営業エリアからのアクセスの割合“と”オーガニックでの検索ワードにおける自社関連ワードの割合“等を中心に判断します。

 更に細かく言えば、上記のケースでも他に見るべきポイントがあって提案時期の判断をするのですが、それこそ一つのブログ記事でまとめて説明をするなんてコトは不可能です。

 その多くは企業様毎の個別対応となります。

 やはり運営サポートのWEB企業と長く付き合っていくコトで、企業ホームページは自社の所有する財産だという認識を高めて、自社に適した独自ノウハウの蓄積を行っていくコトが必要なのではないでしょうか・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。