通販を成功させるための視点について考えてみる。後編
- 2013年05月21日
- ホームページ有効活用
■何かの参考になればと思い、通販サイト運営の視点を考えていますが・・・
大枠とはいえ、前回だけでは記事がまとまりませんでしたね(笑)。
企業ブランディングの有無や取扱商品別のポイント等、ビジネスの核となる部分は割愛させて頂きますが、今回もご担当様のサイト運営のヒントが少しでもあればと思います。
さて、前編から続いて考えるチェックポイントですが、ホームページの持ち主である企業の担当様がSEO等の専門的な知識をどれだけもっているかによって、運営方針を決めなければならないという点です。
もちろん、今回も前編と同様に“新規ネットショップ参入で自社運営”という点で考えてます。
単純に、WEB運営のサポートを契約しているのであれば、専門家に提案をもらい企業で行うか否かをかジャッジするという運営で良いでしょう。
さて、自社内でノウハウや最新のSEOを含むWEBの専門知識はどのくらいありましたか?
通販目的のサイトでは、売上を伸ばすコトを第一に考えなくてはなりません。
特に、“売れていないからまず売りたい”と“1万売れたから10万売りたい”、“10万売れたから100万売りたい”では手立てが全く異なりますので、状況を見てケースバイケースで手立てを選ぶといった運営になるものです。
では、どうするのが正解か?
満点の解答ではありませんが、専門知識があるのであれば先駆者(パイオニア)となり、効率よい手立てを見つける、そうでなければ有効な手立てを真似るというのが常套手段なんだと思います。
誤解しないで欲しいのは、自社ホームページで売るよりもショッピングモールを活用するとか、自社でも可能な付加価値をつけるとか、成功者を見習い取り入れるという判断であり、結論の出ない社内会議を重ねるとか通常業務との両立や負荷を考えて、有効だと思える手立てを選択するという話です。
そんなコトで成功するのなら誰も苦労しない!
当然です、これだけで誰もが成功するのであれば“運営サポート”というビジネスも要りませんから・・・しかし、他所がやっているコトも出来ていないようでは選ばれるネットショップにはなりせん。必要で可能だと思えるサービスの土台は整えましょう。
やれるコトは全て行い、独自に思いついたコトはその時に考えても良いのです。
まぁ、サービスを行っている運営サポートの企業であれば、そのお客様にあった提案をしないといけないのですがそれこそがビジネスの根幹である訳で、通販目的のホームページを運営される企業様にとっては“提案”ではなく“売る”コトがビジネスの根幹なのですから・・・。
実際のところ、ショッピングモールに出店したサイトの1年未満での解約率の数値を見ると儲かっているのはモールばかりというお客様のご意見もあながち言い得ているのかもと思います。
やはり、出来る限り早い段階で、自社サイトで販売を伸ばしていく仕組みを作りたいものです。そのためには気付いた点をその都度に修正して、サイト内での移動や使い勝手を良くするコトも大切です。
潜在顧客であるサイト訪問者の方にとって“どうしてもここで買いたい”という企業様への執着は薄いものです。ちょっとしたコトで簡単に、同じ商品、類似の商品を取り扱っているサイトへ移動をしてしまいます。
持ち主である企業様は自社のサイト構成をご存知ですので効率よくホームページを見てまわれるのですが、それが自社サイトに甘い判断となっている原因です。
お客様の小さな声を一つ一つ拾い上げ、改善していくコトも、ネットショップの売上を伸ばしていく大切なポイントの一つだと言えるでしょう。
ただし、サイトの導線や使い勝手が考えられる限り100%の改善されたとしたところで、ホームページ訪問者の100%の方が購入してくれる訳ではありません。
最後であり、もっとも重要な点が“商品の魅力”なのです。
それは独自性であったり、希少価値であったり・・・このような商品は認知度を高めて、システムを整えれば自然と売れはするものです。
ここでしか買えないのであれば別ですが、何処でも買えるものをここで買って貰うには“選ばれるコト”が必要なのです。
ネットショッピングを利用される人は、全てではないにしろ価格が安いだけで購入店を選んでしまうという一面もあり、それはそれで認めなければならないのが現状です。
その商品では魅力を出せないのであれば、企業のサービスやポイント、その他の付加価値でカバーするという訳です。
ここで気をつけておかないといけない点は、ポイント等を初めとする過剰なサービスでネットショップの予算や運転資金が底をつき店舗閉鎖という最悪の状況もありえるというところでしょうか。
結局のところ、通信販売目的のサイト運営は、自社のノウハウと商品の魅力を熟知してスタートし、広告サービスなどを利用して大きく育てていかなければならないようです。
当たり前の結論だと言われればそうなのですが、実は“当たり前”を“整える”のが一番堅実で、またもっとも難しい手立てだと言えるのかも知れませんね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。