2013年5月18日の戯言(単なる手段としてネットを思い返す。)



あらゆる手段を用いたり、色々な方法で試したりするたとえ。

 同じことわざの“て”のカテゴリには、“手でする事を足でする”というものがあります。

 まぁ、こちらは間違って手立ての例えとして用いられる言葉のようですが、世の中の決まり事や常識の枠から逸脱した提案が出来なかったり、手段であるはずのものに執着して“本来の目的を忘れたりする”場合も少なくないようです。

 WEBに関しても“物真似”(される・したを含めて)の領域を越えた手立てにあう機会がめっきり減ってきました。

 元祖や本家と言ったところで“人の思いつくアイデアは別の人も思いつく可能性がある”もので、自分がオリジナルだと証明するコトは難しく、あちらこちらで“似たアイデア”が自然発生しているというのが現状なのでしょう。

 僕自身、自分の提案書がコピペされたものをお客様を通して見せてもらった経験もありますが(笑)、こういった事例はまれであり、このようにまるっとコピーした物でなければ“限りなく似ているケース”もあるんでは無いでしょうか?

 おそらく“提案の品質”を高める努力を日々しなければビジネスの継続は難しい時代なんだと思います。

 そういった意味で考えると“一般常識”は“独自性の強い提案”の足かせになっているとも言え、もっと柔軟な発想で見返せば、もっと単純で有効な手立てがまだまだあるはずです。

 例えば、ネットは全国発信のツールですが、営業エリアが狭い範囲に限られているのであれば“閉鎖的な活用”という視点で考えても面白いかも知れません。

 弊社も2012年5月のリニューアル前まではトップページ以外はアクセス制限をかけて、取引先企業様とのやりとりにしかホームページを使っていませんでしたが、新規企業様を紹介して頂く上では有効な仕様でした。

 また、どこかで実践されているでしょうが、繁華街での“居酒屋のビラ配り”なんかは、タブレットを持って回ってお店のアピール動画を見せて、ニックネームを入れて“今から行くよボタン”を押したらお店にメールが・・・。

 捨てられるかも知れないチラシよりコストを押させて導入も可能なはず。※チラシをそこらに捨てられてお店のイメージが下がる心配も軽減されるのでは無いでしょうか?

 この方法で、お客様には“着ました特典”もつけられますし、誰のタブレット発信からの来店かも分かるのでビラ配りよりスタッフの営業成績を数値が出来てメリットも多いはず。

 ただ、単純にできるシステムも業者さんによっては、これを大々的にプログラム制作として行い、カスタマイズ販売での販促拡大を狙ったりするものですから、それを見て模倣する企業も出てくるでしょう。

 ・・・って、あれ?

 そう考えると幾ら独自の展開を考え出したとしても販促の手立てによっては真似されますね。

 やっぱりオリジナリティーある“世に出た良いもの”は真似されて、自分だけがオリジナルで“いける”と思っているありがちなアイデアは他の方も思いつく・・・世の中は似たものに溢れているというコトでしょうか。

 そもそも皆さんが作りたい自社ブランドも“自社を中心としたブーム”ですし、これって皆が良いものを真似るコトで、自社商品やサービスが“売れている(利用されている)”って理解で良いんですよね。

 う~ん、やはりビジネスは奥が深いものです。

 いやはや。。