通販を成功させるための視点について考えてみる。前編



通販サイトを立ち上げたばかりの時の注意点。Web-STYLE(ウェブスタイル) 

■そもそも“成功”という言い回しは曖昧なので、売上を伸ばしていくというお話です。

 今回は通販(ネット販売)目的のホームページ運営の視点について考えてみようと思います。

 個人店舗のオーナーさん自らが精力的にWEBに取り組む度合いと比べると、各企業様においてホームページ担当になるとSEO等の検索上位表示させるための“テクニック的”な手立てにこだわりがちになるようです。

 これって、もしかしたらパソコンが得意で担当に選ばれるコトが多いからでしょうか?

 それとも“アクセス数の増加=売上アップ”という図式が一人歩きしているからでしょうか・・・ですが、実のところそう簡単な問題ではありません。まぁ、シンプルな問題なのですが(笑)。

 しかし、“ホームページ”という広告手段は費用がかかかるものの店舗オープンと同じように“自分だけは”と成功をイメージしやすい媒体であるらしく、新規ご相談をお受けする際の半数以上の方が未だに“ホームページを作れば儲かる”という印象を持ってあるように感じられます。

 もちろん企業の規模や運営予算、広告活用などの積み重ねのノウハウで成功するケースも多くあるのは事実です。けれど、今回の記事ではあくまで“新規で自社運営”という条件で各企業のご担当様の立場になって考えてみたいと思います。

 ・・・とその前に、新規ホームページ公開から運営スタート直後の話を少しします。

 ネットショップの公開から直後の半年くらいまでの売上の有無は、ホームページ制作会社のサービス内容等に左右されるところも大きく、納品で契約を完了する場合で数ヵ月後にトラブルが起こるという事例もあるようです。

 “公開後はホームページ以外もがんばらないと駄目ですよ。”とFacebook等のSNSや広告の活用、メルマガやブログといった手立てをご案内するも、経験やサポートも無しに、これらのツールを使いこなすコトは難しく、結果にまで繋がらないコトが引き金になったりするという訳です。

 少し話が脱線しますが、3~5年でのリース契約によるホームページ販売の受注であればなおさらです。売上が出るとも出らずとも、継続的な支出になる訳ですから、通販目的であればリース契約によるホームページ制作は向かないのかも知れません。

 また、3~5年の間にリニューアルする企業が最も多いようで、依頼側としてはずっと繰り返しリースし続けるコトになりそうだという懸念も持たれるからのようです。

 制作企業様側も早く手離れしたいという気持ちは分かりますが、せめて数ヶ月のコミュニティーツール導入サポートを行うと企業イメージのアップに繋がるはずでので、対応されていない企業様は今後のために検討されてはいかがでしょうか?

 もちろん、運営サポートを余計な予算だからと制作だけを希望される企業様もあります。

 そのような企業様であっても“あの会社は作り逃げで失敗した”という印象からトラブルになったという事例もありますので、十分な説明が必要ですね。

 まぁ、企業間において受注から納品まではサービスの需要と供給がマッチするよう納得の上で“選び選ばれる”べきなんだと思います。

 中には、失敗したら辞めなければいけないからというコトを前提に、契約期間の縛りが無いホームページ制作会社を選んでいるお客様もいらっしゃるようですので・・・。※思っているよりも意外に多いようです。

 まぁ、あまり企業間の契約について語っても長くなるので、この辺りは別の機会に記事にまとめます。それでは、ご担当様の売上を伸ばすためのポイントについて話を戻しましょう。

 では、本題である通販目的のサイト運営を行っていく上での“視点”について・・・って、もう少し具体的な話の方が良いですか?

 しかし、自身でWEBサイトを有効に運営していくためには、たまには外堀の大枠を考えるコトも大切であり良い機会だと思います。

 まず、個人であれ、会社であれ、目標数値を決めるコトが大切です。

 それが売上の個数なのか、粗利なのか・・・しかし、ネットショップへの参入時であれば、単純に何個売れたかと一人当たりの平均単価のチェックするコトをお勧めします。

 これらは、アクセスデータが蓄積されていった際に、先月比や昨年度比を検証しやすいからです。

 他のアクセスログのデータでは、訪問者の地域とアクセス数をチェックしてみてください。見方としては、来店誘導のサイトと通販目的のサイトの違いがここにありますので、その辺りをチェックすると良いでしょう。

 もちろんアクセス数は多いに越したコトはありませんが、来店目的のホームページは地域は少ないほど営業エリアとマッチして良いという場合がほとんどであり、後者はその逆です。つまり、地域に根付くと認知度が高まるの違いです。

 ただ、この次の手立てとなると企業のブランディングという目的が同じなのですが・・・。

 ここまででも文章が長くなってきたのですが、まだ書きたいところまで入れませんね(笑)。今回は思いに反して久しぶりの前後編もの・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

 ちなみに、明日は週末なので後編は月曜日か火曜日です(笑)。