ポータルサイトを利用する企業側について考えてみる。
- 2014年01月15日
- ホームページ有効活用
■ポータルサイトというサービスの提供も模倣サイトの出現で一部においては飽和しつつあるようです。
自社のアクセスログを見ていると、とにかく最近の検索ワードでは“ポータルサイト”と“富裕層向けWEBサイト”についての情報を集められている方が多いようです。
まぁ、“制作側”に有益な情報というものはケースバイケースで違ってくるものですし、当サイトにおきましても今までに何度か記事にしていますが話題はつきません。
そこで、今回はポータルサイトを“利用する企業側”の立場から考えてみるコトにしましょう。
まず、企業様の参入するポータルサイトの選び方についてですが、僕がよく耳にするものに次のような幾つかのチェックポイントがあります。
・資本力のある大手企業の立ち上げたポータルサイトがどうか。
・ポータルサイトの運営が3年以上続いているかどうか。
・参加企業か利用者のどちらか、またはその両方が充実しているポータルサイトかどうか。
・収益モデルが明確になっているか。
・参加のための契約について最低参加期間の設定があるかどうか。
・宣伝広告費としての提案となっているか、参加するコトで収益が出る提案となっているか。
これらの項目については企業戦略のよってメリットとデメリットが異なり、一概に良し悪しを述べるコトは出来ませんので、いずれは1つ1つをテーマにして別の記事に書こうと思います。
ポータルサイトを選ぶ一つの例として“3年以上のポータルサイト運営”という項目がありますが、3年というのはあくまで目安でも、それなりに改善や収益等の面から見た根拠はあるようです。
次に、何らかのポータルサイトに参加した企業様からのご相談の中に“失敗した”というものがあるのですが、実のところは本当にそうなのでしょうか?
確かに、参入したポータルサイトのサービス自体が企業様の目的に向いてなかったり、自社サイトの受け入れ体制が整っておらず契約がまだ早かったりするコトはあると思います。
しかし、“失敗した”と感じる企業様の多くはサービスを使いこなせてないのが実情なのです。
参加する企業側においてWEBを活用していく十分な社内体制づくりが出来ておらず、ポータルサイト側の新規参入企業様へのサポートが十分でない場合、提供されるサービスを活用できないまま数ヶ月が過ぎ、手ごたえを感じられないというコトもよくある話だったりします。
ポータルサイトの利用者である会員数や参加企業数のどちらも不十分であれは、そのサイトを利用するかの時点で二の足を踏むのは当然でしょうが、どんなに優れたポータルサイトへ参加しても成功するかどうかは企業様の取り組みによって異なるというのが現実なのです。
とりあえずは契約期間の“しばり”はなくとも、企業側で参加してからの準備期間と最初の結果が出るまでの設定を行った上で、提供されるシステムを使いこなすまでのポータルサイト運営企業側のサポート内容を前もって確認していくコトが有効活用するために最初にしておくべきコトでしょう。
ポータルサイトの活用もまた企業様にとってビジネスの一環です。
少なくとも投資する額と損益分岐までの期間を考え、場合によっては失敗しないために撤退するかどうかを判断する日程までも設定もしておく必要があるのかも知れません・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。