既存顧客が自社サイトを見てるかについて考えてみる。
- 2014年01月24日
- ホームページ有効活用
■リピーターを一括りにして漠然と数字を見るのではなく、誰が繰り返し見てるのか考えるコトも大切。
月間のアクセス数を見るところから一歩進んで、ホームページ訪問者が新規の方なのかリピーターなのかを気にされる企業様の数は結構多いと思います。
しかし、企業の売上に繋がる新規顧客の獲得が目的であるはずなのに、企業戦略も無いままに数値だけ追っている場合も多く、“新規訪問者”と“リピーター”のどちらを集めるのが目的なのかと問えば、答えに詰まる企業様も少なくないのではないでしょうか?
こういう戦略で、こういう目標を達成するためにターゲット層は“ここだ”と明確にした方が、もちろん良いのですが、なぜか“リピーター率”ばかりが気になったり、かと言って数値が多いから(少ないから)どうなのか分からないでは、結果が運任せであるのとなんら変わりはありません。
そこで一つお聞きします。
リピートされている自社サイトの訪問者の方は、“既存顧客”の方でしょうか?
それとも、まだビジネスには繋がっていない“潜在顧客”の方でしょうか?
多くの企業様が望まれる新規顧客を集めるためには、リピート率を高めるよりもネット広告を有効に活用した方が効率は良さそうだけど、広告で自社を知らない層に企業アピールをしても競合である他社と比較されるのが関の山です。
別に自社サイトの商品やサービスでなければ駄目という状況を作れていないのなら、営業単価による費用対効果は効率が悪くなり、購入率は逆に低くになってしまうかも知れません。
例えば、リアルに来院された場合ついての話となりますが、医療関係での初診アンケート等では“ホームページの閲覧”についての有無を聞かれる機会が多くなってきたと言います。
ですが、“どうやって当院を知りましたか?”という項目に書かれているケースと“当院のホームページをご覧なったコトがありますか?”では、全く見えてくる状況が違ってきます。
前者はホームページが回答者に軽視される傾向があり、口コミや職場の近くである場合に確認で医院ホームページを見ていたとしても、チェックする項目は口コミであり、職場の近くとされるようです。
実際にはホームページを見ていても、項目がチェックされずに集計できないコトとなります。
これでは閲覧や地域の普及率の集計は出来ないばかりか、集計データがホームページ運営に活用できないなんてコトは当たり前で、ただ情報を集めているだけに陥ってしまっている企業様が大半を占めるのではないでしょうか。
もちろん、WEBと連携しない情報の収集はこの限りではありませんが、今の時代は自社ホームページを収益に繋げるというのは、どの企業様にとっても課題なのですから出来れば有益な情報収集を行いたいものです。
いやいや、多かれ少なかれ集計などのマーケティングすらしない企業様が多い中、“やらないより、やっているだけマシ”という考えもあるようですが“有効活用”においては、これらの企業様の間に差は有りません。
企業戦略や企業ノウハウとしてのフィードバックに使わないデータは無いのと同じです。
例えば、リピーター率の高い2つの企業ホームページがあるとします。
1つは既存顧客の皆様が企業サービスの一環としてリピートしており、もう1つは新規顧客が一度に見て回れない情報量にリピートしている。
ここでの戦略として“お友達紹介キャンペーン”が有効なのはどちらの企業サイトだと思われますか?
まぁ、これは簡単な一例ですが、自社サイトへの訪問者のほとんどの方が既存顧客のリピートだとしても、その旨を理解して営業戦略を考えれば、新規顧客を獲得するコトは可能なのです。
むやみやたら闇雲に“結果”を出すためにどうしたら良いか悩むのではなく、大成功はしなくとも1つだけでもデータに目を向けて、目標達成のための企画開発を行った方が、長い目で見ても企業利益に近づけるのではないかと僕は思うわけなのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。