情報操作というか意識誘導してしまいそうになる点に思う。



ケースバイケースでうりにするものの表現は難しいものなのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■少し遠回しな文章ですが、WEBサイトで人を動かす“演出”について考えてみました。

 僕は映画鑑賞が趣味なんで、たまに映画の感想等のブログを見て回ったりするのですが、実話を基にした映画と銘打って泣かせようとする映画は苦手だというような意見を目にするコトがあります。

 特に、否定的な意見は“映画紹介”ではない個人様発信のブログが目立ち、逆にアフィリエイト等の別目的を感じ取るコトが出来るサイトは賞賛している傾向があるようです。

 ちょっとこの辺りも“サイトの活用”という意味からは興味深いものがありますね。

 さて、当の僕自身はというと事件や事故を題材とした映画は確かに観はしますが、邦画における“感動の・・・”、“闘病中の純粋な愛の・・・”といったストーリーの映画を鑑賞する回数は少ないかも知れません。

 誰ぞの言葉を借りるでも無いですが、娯楽である“映画はただ面白ければ良い”のですが・・・。

 別に、あからさまに泣かせようとする映画は観ないという訳でもなく、どちらかというとドキュメントでなければ、全くの創作の方が潔くて好きだという趣味が働いている方が割合の大きく、この辺が邦画を観なくなっている原因なんだと思います。

 さて、今回の記事がどうして“ホームページ有効活用”ではなく映画の話で始まったかというと、情報の発信には目的によって嘘や偽りを意図していなくとも“過剰な表現”や“演出”といった先入観を操作する場面が多々あるからです。

 もちろん、ホームページ運営において、サイト利用者に“誤解されない”ように独自性や商品の良さを表現しなければならず、多かれ少なかれリスクヘッジの点からは避けて通れない問題であるため、この辺が映画もWEBサイトも印象が似ている点だと言えるでしょう。

 最近では“奇跡のリンゴ”、少し前には“余命1ヶ月の花嫁”といった映画がありましたね。

 僕はどちらも観ていませんし、映画の個人的な感想をネットで発信していこうという趣味はありませんが、“実話”と名の付き話題となる映画の情報を集めるのが好きで、揃えた情報と内容を比較検証するのは好きです。

 映画は良くも悪くも“エンターテイメント”ですし、他人が演じる以上、また何かしらのメッセージを込めたいと制作側が考えるのであれば“実話そのもの”であるはずがなく、そこには“ビジネス”として求められる“興行収益”が優先されているというのも事実でしょう。

 大切なコトは、この辺が分かっていて映画という商品を“楽しめる”かどうかであり、ここが事実と違うとチェックしていくコトでは無いのだと思います・・・が、そんな楽しみ方もまた“あり”なのかも知れません。

 確かに、事実と違っていて“事実を知ってもらいたい”という方もいらっしゃると思いますが、それは映画の批判では無く、(映画ではこう表現されているけれど)実際にはこうでしたと別の場面での情報発信していく方が良いはずだと思います。

 もちろん、これらはもめ事の種や批判では駄目なのですが・・・。

 ホームページもまた自社の商品やサービスの良さを伝えるために“過剰な表現”になってしまったり、エンドユーザーに良いイメージを持ってもらうために“演出”しているコトはきっと多いでしょう。

 WEBにおいては、ある程度は制作側であるWEB企業が“過剰”になり過ぎないようディレクションしているはずですが、偶に一緒になって熱が入り過ぎたという事例を耳にするもの事実です。

 きっと自社企業を信じてやまない思いからの表現なのでしょう。

 ポイントは自社の商品の良さをどう表現したらよいのか、WEBにおけるアピールの手立てなのでしょうが、この点については例をあげて掘り下げたいので、近々この続きと称して記事にまとめる予定です。

 どちらにしてもホームページを所有している方も制作している方も機械では無いのですから、“気持ちが盛り上がる”、“話を盛る”というコトはあると思います。

 ただ、これが“嘘”や“偽り”となり、将来的に企業様の不利益となるのでとしたら、リスクヘッジという点からも対処しておくべきなのですが、これもまた別のテーマのお話なのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。