消費税変更に伴うWEBへの影響について考えてみる。



増税でホームページでの価格表記の修正がいっせいに・・・。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■消費税に限らず、今までの事例を見ても新システムの導入には何らかのトラブルが発生するものです。

 消費税の税率アップが経済にどの様な影響及ぼすのか導入までは不明ですが、少なくとも通信販売目的のWEBサイトを運営している企業様にとって、二度に予定されている税率の変更は頭の痛い問題だと思います。

 特に、最近作られた通販サイトであればともかく、多くのWEBサイトはもちろんご利用されている買い物カゴのシステムでさえ消費税の税率アップが行われるコトを前提に作られているというプログラムは少ないはずです。

 まぁ、買い物カゴのシステムはオリジナルであれ、提供されたものの活用であれ、増税時には改善の手間が凄くかかるもの、簡単な改善で良いものそれぞれあるコトでしょう。

 ただ、どちらにしても買い物カゴを初めとするシステム改善だけの問題で済まないと言います。

 想像するに、ホームページ内には様々な形で商品やサービスの価格が表記されているはずですから企業に損益の出ないようにスケジューリングを行いスムーズな切り替えの対応をしたいと考えられているはず。

 また、最近制作されている通販ページでは減ってきている点ですが、楽天やYahooショップ等に参加してあるECサイトにおいて、まだまだ価格表記をバナー等の画像で行っている場合も多々ありますので、改善の大変さは商品点数ではなく、むしろ現時点での表記方法に左右されると言って良いのかも知れません。

  企業様自身による人的負荷かWEB業者への依頼による負担かのどちらの手立てを選択するかは企業判断となりますが、先々では更にまた税率が変化する“だろう”というコトを視野に入れた改善が望まれます。

 増税後は一時的なもので終わるかは不明ですが、消費の落ち込みは避けられない問題です。

 企業様にとって商品やサービスの価格を下げるコトは受け入れてもらい易くとも“値上げ”は売上や契約にどの程度の影響を及ぼすのか予測が難しく悩ましいものだと思います。

 しかし、企業様の次のプロジェクトへ向けた蓄えや流通、それに人件費等の給料のベースアップ分も考えないわけにはいかず、ただ単に5%から8%へアップする3%の差分を価格に反映させて増加すれば良いというものでは無いでしょう。

 今回の増税を機会に価格そのものを見直したい企業様も多いと思うのですが、企業努力を知らない消費者は理解を示してくれるものなのか、経営者の皆様はギリギリまで悩まれるはずです。

 僕が知りえる限りの話となりますが、今回は10%への消費税アップも控えており、小売業もサービス業においてもそのまま増加する3%分を現在の価格に上乗せするという判断をする企業様がほとんどに感じます。

 景気回復を感じるコトのできる春になるという話を鵜呑みにして楽観視は出来ませんが、どの企業様もこの話にのせられたフリをしてでも“いっせーの!”で価格の変更を行なうしか今は手立ては無いのかも知れません。

 当サイトにおいては、WEBに関する以上の事柄には深く触れませんが、ホームページの価格表記においてスムーズに切り替えられる企業様の割合がどの程度に抑えられるのかどうかが気になります。

 どちらにしても消費税が10%になるコトを見越して、短期に売り切る商品で無い限りは、外税表記はもちろんテキスト表記にでもし次も簡単に修正できる様にしておいて方が良さそうです。

 ただ、ランディングページ等の気をつけておかないと見落としでそのままにWEB上に残してしまうページも続出するかもしれないと考えるとちょっとトラブルが続出しそうで怖いですね。

 せめて、ご契約されてるクライアント企業様だけでもトラブルが生じないように万全を期して備えておきたいと思います・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。