マルウェアって良い悪いのどちらのイメージか危機感を思う。
- 2013年03月11日
- ホームページ有効活用
■ホームページの閲覧で起こるウイルス感染と同じようにマルウェアの被害は今後もっと表面化するはず!
まず、“マルウェア”という語句についてですが、意外にも良いもしくは悪くはないイメージをもたれている方が少なくないようです。思うに“何かをマルチでしてくれる便利そうなソフト”というイメージなのでしょうか?
逆に、コンピューターウイルスだとか、遠隔操作ソフトだとか聞くと悪いイメージみたいですね。
こんな状況では、例えテレビやネットでマルウェア関連の警告を促すニュースを見たとして、どこまで自分に関係があるコトだと意識してもらえるかは未知数です。
ちなみに、マルウェアとは“不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウェア”のコトですので、詳細はお調べ頂くとして、もっと認知してもらう努力を業界全体で行っていく必要があるのかも知れません。
本日、“Androidアプリの10本に1本がマルウェア”という記事が出ているのを見つけました。
なんでもトレンドマイクロ社が200万本(うち約7万本はGooglePlayからダウンロード)のAndroidアプリを解析したらしいのですが、約29万本がマルウェアだったようです。
そもそも“Android”は“iOS”よりもウイルス感染についての注意が必要と言われていますし、僕自身はもっと高い割合でマルウェアが検出されても不思議ではないと思っていました。
おそらく“悪意が明確”というコトで企業に情報をフィードバックしている場合等は除かれており、この割合となっているでしょうが、例え0.01%であれ大きな被害がでるようなウイルスがニュースになれば、他の良質なソフトウェアにも疑いの目が向くのは当然とも言えます。
個人情報はもちろん、銀行口座を抜き取るなど業界では、前々から警告を発信していたコトですが、“iOS”でのマルウェアがほとんど検出されない状況を考えると何か大きな事件が起これば“iPhone”のシェアはますます増加するかも知れません。
まぁ、今の時代はコミュニティーツール等で個人情報を発信されている方も多いと思いますが、今一度、個人情報の管理について自分で公開するものと守るものとを仕分ける責任があると自身に問う必要がありそうです。
更に別のニュースでは3ヶ月間に検出されたマルウェアの割合では96%がAndroidウェアだったとか。
今回は、珍しく気になるニュースだったので紹介中心の記事となりましたが、スマホ最適化サイトの制作依頼が増えてきているのは事実であり、そういった企業にとっては無視できるニュースではありません。
リスティング広告もスマホ広告により力を入れるようで、ますます重要なデバイスとなります。
企業のターゲット層によっては65%~70%がスマートフォンによるアクセスだというホームページもあり、参考までに2013年2月での3サイト平均値を見てみるとAndroidOSによるアクセスが48.85%、iOSが50.71%、以下はその他となっています。
こういうコトは定期的にどんな業種であっても起こっています。
モラルハサードが原因とも言え、何か大きなニュースが起こって規制や対策のイタチゴッコが強化されるまで集まってくる犯罪も厭わない輩は跡を絶ちません。
“何をしてでも儲けて荒らして無責任に消える”・・・これは自由度の高いAndroid携帯での一過性の問題であり、改善されていくコトで確かに減少していくかも知れませんが、一度失った信用は簡単には取り戻せないものです。
頬っておけば日本では無いにしろ業界全体の信頼にもかかわる事件が近いうちに起こるかも知れません。既に中国などで銀行口座番号を流出させるソフトのインストールなどに対する警告がニュースになっています。
現在、アプリを作っている企業であれば“あそこなら安心”という自社ブランディングを行わなければ、企業淘汰されていくという時代が直ぐそばまで着ているのかも知れません。
・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。