ホームページ単独で持つ競争力について考えてみる。後編
- 2014年01月09日
- ホームページ有効活用
■企業戦略についてはWEBについても予算を確保して有効な活用を考えないといけないという理由・・・。
さて、急遽文章が長くなって前後編へ分割した今回のテーマですが、早速本題に入っていきましょう。
WEBという環境が企業様の成長を妨げたり、自社のプロジェクトを今まで以上に緻密に進めなければならなくなっている原因となっているのはなぜだと思われますか?
それは、企業ホームページ公開の瞬間から他社との競争が始まっているからに他なりません。
例えそれが企業様自身では意識していなくとも、どこかの誰かが企業ホームページに気付いた時点で“競合のホームページが出てきた”と意識してしまう訳です。
そういった意味では、WEBが企業様の営業エリアを広げるのに一役を買っていると同時に、競合との衝突の機会をも増やしているとも考えられます。
ホントは地元に根ざしてビジネスの基盤を作っていきたいと思っていたとしても、競合である企業様に善意的に汲み取ってもらえるというケースは極僅かではないでしょうか。
また、企業ホームページの役割の一つには“入口と出口”というものがあります。詳しくは以前にも記事にしていますので、こちらをご覧ください。参考記事:ホームページの営業的な役割を考えてみる。出入口編
ほとんどの経営者様がホームページの有効活用に望まれているのは“入口”となる役割で、まだ企業を知らない方との繋がりを持ちたい・・・いわゆる“新規顧客の開拓”です。
しかし、広告宣伝費を投資しない多くの場合は、既に企業様やその商品やサービスを知っている、または口コミで知った“出口”となる役割ばかりで、どんな企業だろうと感想や評価を確認するために企業サイトにWEBサイトにアクセスしてきます。
来店だったり、購入だったりと利用するか最終的な判断をする場合がほとんどなのです。
そもそも新規顧客のための営業経費は、ファンの方へのそれよりも資本力が必要なもの、企業の競争力が整うまでは、この“出口の役割”に絞ってホームページの発信情報を充実させていくのも一つの手だと僕は思うのですが・・・。
そういう訳で、仮に最初から大手企業を含めWEBを活用して競っていくコトを考えるのであれば、やはりサイト運営のための予算の確保は必須なのです。
あまり考えたくはありませんが“ブランド力”を広告等の“資本力”で補うコトになるでしょう。
WEBの世界が“性能”と検証した“数値”だけを正確に出すものであれば別なのですが、人は感情に左右されるもので自画自賛だったり、自身に都合の良い感想ばかり集めたり、そもそも検証の不十分な情報を発信している場合も多くあると聞きます。
更に、場合によってはこれに加えて個人様による感想や評価もSNSを通して発信が成される時代です。
多くの分野にまたがって情報が飽和し溢れているのですから、商品やサービスを求めている方の“ここは良さそうだ”という判断が最終的に正しいかなんて誰も分からないというのが正直なところでしょう。
実のところ、ホームページの目的は同じであっても企業様の規模や事業内容によっても、競争するための手立てはケースバイケースで存在するのですが、この記事だけで簡単にはまとめられませんので別の機会に記事にしたいと思います。
ただ、素晴らしい商品やサービスが何のコネクションもなく話題に取り上げられ口コミで広がり、何の営業経費もかけないままに爆発的なブームになる、こんな確率は宝くじに当たるより低いのかも知れませんね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。