2013年6月15日の戯言(抜け駆けはアイデアだけでは不可。)



競争相手に知られないうちから事柄に着手して成功を収めるコトのたとえ。 

 “抜け駆け”と言えば聞こえが悪いですが、誰もまだ思いついていないアイデアや一般的ではないサービスの導入は、ビジネスにおいて“チャンス”以外の何者でもありません。

 しかし、良いアイデアが全て受け入れられ実現できるかと言えば、それもまた違います。

 企業としてのあり方が原因でイメージダウンするとかそういったマイナスの面を考えないのであれば、“抜け駆け”というものは独自性という差別化であり、競争相手の少ないうちからの導入は“先駆者(パイオニア)”として名を売るチャンスとなるのですが・・・。

 ホームページに限らずWEB全般の“運営サポート”に携わる企業様の多くは、お客様の要望にお答えするための“提案”を求められる反面、実際の導入に二の足を踏まれる場面には多かれ少なかれ出くわしているのではないでしょうか?

 極端な話、大手企業様からの提案であれば“聴く”コトが出来ても、そうでない場合は“前もった提案”は企業間の信頼関係が確立されるまで受け入れの敷居は高く、ほとんどの事例ではお客様が困った後に対処を求められているはずです。

 例えば、既に提案していたはずの将来性のあるサービスが、メジャーになってから知り合いから聞いたんだけど・・・と逆提案(?)されるケース等がこの一つで、苦い思いをされた企業様も多いと思います。

 弊社の場合はまだ、ご紹介のみでランディング契約をさせて頂きますが、それでも信頼関係を築き上げていくまでは、こういった経験があるものです。

・企業の規模、資本力(提案側と企業側の両方)

・タイミング(メジャーか欲している状況か)

・信頼関係(今までの実績と契約期間)

・意識、危機感(WEBに関する投資の意識)

・業者かパートナーのどちらと思われているか

 純粋にお客様の成功を願っていても、依頼されているクライアント企業様の思いで“受け入れる度合い”は変わり、聞き入れるか、聞き流すか、その時は単なる雑談となってしまうのか・・・特に、成功のための提案よりも、リスクヘッジの提案であれば尚更です。

 このように別の記事においても述べたコトがあると思いますが、良い提案よりも“成功する”・・・実現できそうだというビジョンを思い描いて頂くためにもサービスを提供する側の“企業規模の大きさ”は、大切な要素なんだと思います。

 やはり、自社の“成長”が“継続”と並ぶ、会社にとって最大のサービスなのでしょうね。

 お客様の成功のためには、自社が反映しなければならないというのは、このような意味での話であり、自社だけが儲けを出すという話とは違います。

 例えば、人件費を抑え利益幅を高めるといった話も耳にしますが、その利益をどう使うか、どうクライアント企業様へフィードバックするかの道筋が明確になっているのであれば、それはきっとお客様と共に成長できる良いパートナー企業なんだと僕は思うのです。

 いやはや。。