2013年6月29日の戯言(最初から上手くいく契約ばかり?)



他に向かって働きかけても手応えや張り合いがないコトのたとえ。

 本業に支障をきたすと意味が無いので・・・とは、打ち合わせの中で僕が使う言葉の一つなのですが、ブログで記事にする際にはこの意味やニュアンスが正しく伝わっているかというと、それは非常に難しいです。

 WEBを有効活用してビジネスに繋げたいのであれば“ホームページの運営”も本業です。

 しかし、未だにホームページは“広告”であり、ビジネスとは別ものといったイメージの企業様が多いと言います。けれど、ホームページは“広告”であると同時にネットの中における“店舗”であるというコトも忘れてはいけません。

 かつて、ビジネスで忙しくしている社長様が奥様との旅行の記録をホームページにまとめ楽しむといったサポートをしている企業様の話を耳にしたコトがあります。

 このようなプライベートでの思い出作りであれば、逆にビジネスそっちのけで更新していては駄目なのでしょうが、ビジネスへの貢献を期待するホームページであるなら他人任せではいけないと思います。

 つまり、上記にある僕の打ち合わせにおける話はホームページの資料集めも大切なビジネスですが、優先順位の高い今日すべきコトがあれば、そちらを“優先”させてくださいという意味合いでの会話という訳です。

 WEB会社の立場からすれば、この“本業が忙しい”を逆手にとられてしまうとホームページを有効活用するコトが一気に難しくなってしまうと聞きます。

 それは、ホームページの制作やリニューアルが武器が無い状態で“結果”だけを求められるようになってしまうからなのですが、それでも多少なりの資料が出てくるのであればまだ良いです。

 “忙しい”という言いわけ癖が付くと“サイトへの期待”の有無に関わらず先には進めません。

 こうなるとWEB会社は“待つ”企業と“促す”企業に分かれるのですが、“資料集めを後回しにするクライアント”と“資料が出るまで待つWEB会社”が契約したとすると・・・なんか考えちゃいますね。

 このような状況で友好な企業パートナーとなるためには、習慣づけのサポートという“育客”が必要です。

 まず、ヒアリングで資料を作ってみせ、チェック表を活用して頂き、資料記入シートや画像フォルダを通して、最終的には自分にあった資料集めの方法を身に付けて頂く・・・。

 これに半年かかっても良いと思います。

 良い関係を築けたのであれば、その先に企画の実現化やホームページの有効活用、検証と改善を通して、クライアント企業様の考える成功に近づけるからです。

 暖簾に腕押しと言いますが、手ごたえのある何かと差し替えるか暖簾のままにしておくか、これもまたWEB業者のサービスの一つなのではないでしょうか?

 いやはや。。