企業サイトでの月間アクセス数の目標について考えてみる。
- 2014年09月30日
- ホームページ有効活用
■収益の出るサイト運営を意識するのにノルマや目標数値は必要ですが、さて、月間アクセス数はどの位が良いやら?
さて、早くもまた気づくと月末となっていますが、毎月この時期になると“アクセス数”に関するキーワードでの検索で弊社サイトに訪問される方が多くなります。
正直なところ、各企業様が経営を続けていく中で“ホームページ”を所有するコトは一般的となりました。
しかし、上手にWEBサイトの運営が出来ているのか、今、感じている手応えが“使いこなせていて”効率の良い状況なのか、“ポテンシャルを残していて”効率が悪い状況なのか、具体的には想像が出来ないという企業様も少なくないかも知れません。
弊社におけるアクセスログの検索ワードを見てみると、業種業態こそ不明なもののアクセス数の目安がどのくらいで“成功”なのかを調べていると推測できるキーワードも多いのですが、別に正解がある訳でもないので、現状で設定されているアクセス数の目標数値は企業様でまちまちみたいです。
確かに、どんなに1ヶ月間のアクセス数が多かったとしてもビジネスに繋げられていないのであれば仕方ない…という点は、既に多くの皆さんがお分かりになっているコトでしょう。
むしろ、通販目的のWEBサイトで“アクセス数アップ=売上の伸び”と単純に結び付けて割り切れた方がサイト運営の方が、手間も費用対効果の検証もずっと“楽”なのですが…。
ここで、弊社のログからアクセス数の目標数値に関係しそうな検索のキーワードを数か月分抜き出してみました。
それぞれ、企業様で所有されているWEBサイトの状況や運営予算の必要性といった認識は違えども、自社サイトにおける月間アクセス数の目標が“1,000件”と“3,000件”が一つの節目となっているケースが多く、この辺の数が続くと今後どうすれば良いのかというポイントをネットで探す場合が多いようです。
ちなみに、これらの数値を“多い”と感じるか“少ない”と感じるかで今後のサイト運営への真剣さは違ってくるコトでしょう。
では、話を進めて行く前に次の図をご覧ください。
実のところ、アクセス数の伸び悩みには企業様の“規模”や“認知度”が大きく関係しています。
例えば、月間のアクセス数が、数万、数十万件とどこまで伸びようとも“収益”が横ばいを続け始めたのなら、何かしらの対策を行うというのが“成長を続ける”成功する企業様という訳なのです。
ですから、単にアクセス数という数値目標だけを設定するのでなく、次の点は意識しておいた方が企業規模の現状までが把握を出来て良いかも知れません。
・検索によるアクセス数の増減
・新規とリピート訪問の比率
・直帰率とアクセス推移の比較
しかし、ネット広告を活用せずにページの更新を行っているだけでも、日々の営業で地域に根強く密着が出来ていているため月間500件のセッション数までは問題なく達するコトでしょう。
ただ、多くの企業様は月間500~1,000件辺りでアクセス数の伸び悩みである最初の壁を感じられるはずです。
もし、ここで図でも述べた通り数年間のサイト運営を続けているにも関わらず月間のアクセス数が100未満の状況が続いているというのであれば、発信されている“コンテンツ”とサイト運営に関する“社内体制”の両方に早急の改善が必要だと思われます。
上記に“コンテンツ”と書いた理由を付け加えるにならば、ページ数や情報量が少ないという通り一遍の問題点だけを述べている訳ではなく、導線、企画、独自性や魅力、その他、様々な構成の改善を考えなければならないと思われたからです。
また、月間アクセス数が“3,000件”前後で伸び悩んでいる頃にまでになると、企業規模だけではなく業界、つまり業種業態によって共通して傾向までを理解しなければ改善点はなかなか見つかりません。
土日や祝日にアクセス数が激減するサイト、またはその逆のサイト、特徴ある曜日や時間帯にアクセスが集中するサイト、一定で安定したアクセスが続くサイト…チェックポイントは幾らでもあります。
単に1日のアクセス数目標を100件と設定したという企業様も多いのでしょうが、本当にアクセス数を伸ばしていきたいのであれば、企業としての宣伝広告の取り組みか、コンテンツの追加やシステム導入無しにはこの壁を越えるコトが困難だろうと思います。
まぁ、WEBには“運”の要素も大きく関係するので壁に打つからない企業様も多くありますが。
どちらにしても、競合サイトにおけるアクセス数の推移や自社サイトの昨年同月との比較は行ってから目標数値を設定した方が現実味のあるものになると思われますが、これに出来れば訪問者の分類も参考にしたいものです。
その多くのアクセスは、個人様なのか、企業様なのか、地域や世代、性別等…詳しく把握しておけば、ビジネス戦術としてより有効な手立てを選択できるコトでしょう。
この様に目標数値の設定は効果的にサイト運営を行うためには大切なポイントの一つです。
ただ、弊社の様なWEBサイトの運営をサポートするビジネスモデルがある訳ですが、収益を出していくためは細かな分析や提案とは別に、企業様でアクセス数の目標数値を設定するコトはとても良いと思います。
どちらにしても目標数値に正解は無いですし、ノルマによる“責任感”や“モチベーション”の維持に関係してくる重要なポイントだと言えるのですが、経営者様は無茶な数値を提示せずに“手に届く数値”、“段階に分けた目標数”くらいの余裕は考えておきたいものです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。