ホームページにある説明不足の問題について考えてみる。



WEBサイトから発信する情報は拾い読みでも分かるようにする。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■良い商品やサービスが、正しく”良い”と消費者に伝わらないコトこそ、無意味なWEBサイト運営はないものです。

 企業様においてホームページに期待する役割の一つは”情報発信“だと思います。

 来店誘導、通信販売、企業イメージアップ、情報発信する目的は様々ですが、それらの目的を達成するために”商品(サービス)詳細”だったり、”提案”だったり、”お得企画”だったりといったページのコンテンツを企業様で用意されているコトでしょう。

 しかし、そんなに苦労して準備した情報も読んでもらわなければ意味が無く、また、少しでもビジネスチャンスを高めるためにターゲット層を設定するというのもまた大切なポイントになります。

 ”既存顧客”であったり、”潜在顧客”であったり、”見込顧客”や”新規顧客”といったターゲット層を設定して、それぞれに伝えたい情報との最適な組み合わせで情報の提供しなければなりません。

 結局のところ、ビジネスの成功にも繋がる話ですが”良いホームページ“とはこれらの”最適なマッチング“を行うための構成が大切であり、これが出来てこそのSEOや広告媒体の活用であるはずなのですが、巷でのWEBサイトの活用ではこの順序が逆になってしまっているコトも多いように感じます。

 まぁ、早い話が”結果の出にくいWEBサイト”にいくら投資しても”効率が悪い”といった話でしょうか。

 では、今回はこれらを踏まえた上でWEBサイトの運営にて”起こりやすい問題点“に何があるかをテーマにして考えを進めていきたいと思います。

 まず、企業ホームページを制作する際に注意しなければならない点には次のものが考えられます。

・WEB制作会社とのサイト運営目的の情報共有

・自社商品(サービス)の魅力を伝える十分な情報

 この他にも考えられるポイントはあるでしょうが、それはまた別の記事の際にテーマに取り上げるとして、上記の注意点には共通した原因があるのですが、皆様はお分かりになるでしょうか?

 では、ここで次の図をご覧ください。

企業様で当たり前だと思っているコトも伝える行為が大切なのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 ここでポイントになる点は”説明不足“です。

 いやいや、うちのホームページでは”そんなコトは無い”と思われる経営者の方も多いかと思いますが、自社商材を知っているからこその説明不足は”サイト全体”を通して、”ページ情報”や”コンテンツ”と様々な場面で起こっています。

 もっと言えばこういった”思い込み“がもっともWEBビジネスの成功を妨げているコトもある訳です。

 例えば、経験のある方はWEBコンサルティングやITセミナーでの場面を想像してみて下さい。

 ITセミナーに参加者したWEBの担当様同士で互いの企業ホームページをチェックし合って、自分なりの良い点と悪い点を考えて指摘し合うなんてコトは無かったでしょうか?

 もちろん、こういった経験もWEBサイトを運営していく中で大切なのですが、あくまでもこれは”問題点を見抜く目を育てる“類のものであって、WEBビジネスでの成功に関して考えれば間接的に役立つスキルである場合がほとんどです。

 ここで覚えておきたい重要な点を一つ。

 WEBサイトに訪問されるエンドユーザーは”必要な情報”だけを拾い読みしている。

 このポイントをイメージにするとこんな感じでしょうか?

WEBサイトは“発信側”と“閲覧側”で立場が違うものなのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 ましてや、WEBサイトへの訪問者が御社の商品やサービスの利用を検討している見込顧客ともなると商材についての詳しい情報を知っているはずもなく…と言うか、その情報を知るために企業ホームページを閲覧しに来られている訳です。

 そんな中、情報発信をしている企業側が自社商材を理解しているがゆえに起こる”思い込み“で説明不足なWEBサイトが出来上がり、ビジネスチャンスを逃しているなんてコトは良くある話なのです。

 企業様で更新しているブログ記事においても”書きたいコト”が先走ってしまい、十分な説明の無いまま本題に入っているためにリピーターでなければ何を言っているのか分からない状況になってしまっているというケースすらあります。

 テレビや小説で途中から知った場合や一回でも見損ねるとついて行けないケースも在るように、WEBサイトを活用して新規顧客の囲い込みを行いたいのであれば、何の前情報も無い状況でWEBサイトの情報を見て”商材“への興味関心が十分に持てるかを確認してみると良いでしょう。

 折角、優れた商品を取り扱っていてもそれだけでは不十分で、エンドユーザーに興味を持ってもらう情報発信をしてこそWEBを活用した”ビジネスチャンス“が広がっていくものなのですから・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。