良いホームページの良い雰囲気作りについて考えてみる。



まずは、消費者に自社への興味を持ってもらう工夫をする!Web-STYLE(ウェブスタイル)

■根拠では無く“感覚”でWEBサイトへの訪問者がアクションを起こしやすい雰囲気作りが出来ている企業様が成功する?

 “良いホームページ”をテーマにブログ記事を書こうとした時、僕がいつも思い悩んでしまうポイントがあります。

 それは、誰にとって良いと判断するのかという“ターゲット”の設定なのですが、このターゲット設定により企業ホームページから発信する情報も随分と変わってしまう訳で、WEBビジネスで成功したいのであれば無視できるポイントではありません。

 ここでいうターゲットですが、簡単に考えても次の4つのグループが挙げられます。

1)WEBサイト制作・運営会社

2)WEBサイトを所有する企業

3)WEBサイト利用者

4)Googleクローラーやロボット等のプログラム

 もちろん、それぞれの立場が違っていても重要視するポイントが重なっている場合もあるのですが、それでも完全に一致するコトは無く、比較的に近いと考えられる組み合わせは、(1)と(4)、(2)と(3)であり、むしろ(1)と(2)の企業間では共通認識が出来ていないためにトラブルにまで発展するケースすら有るようです。

 また、(3)には既存顧客や潜在顧客の他に“たまたま辿り着いた訪問者”という層も含まれるため、良いホームページにしたいとお考えであれば、いろいろな立場の視点からの細かな注意が必要でしょう。

 例えば、ターゲット層の設定に限っても注意する点に次の様なものが挙げられます。

・生活エリア

・性別

・年齢

・ライフスタイル など

 まぁ、この辺の話につきましては先日の記事においても少し触れていますので、ご覧になっていない方は下記のリンクから見て頂くコトにして、ここでは割愛をして話を進めるコトにしましょう。

ホームページにある説明不足の問題について考えてみる。※別画面で開きます。

 そこで今回は、良いホームページじゃないかなぁ…と感じる“雰囲気作り”について考えたいと思います。

企業様が思う以上に消費者は直感や雰囲気を大切に考える!Web-STYLE(ウェブスタイル)

 そもそも、制作会社の企画者、弊社の様なWEBサイト運営サポート会社、ITコンサルタントやITセミナー講師という立場の方と企業ホームページの訪問者の方ではどこが違うのでしょうか?

 その答えの一つを簡単に言えば、“専門家”であるとそうでないかです。

 専門家の方が企業様のホームページを見た場合、WEBサイト全体を通しての問題点を“根拠”を持って指摘し、データに乗っ取った改善をしていかなければなりません。

 いわゆる企業様への“リニューアルのご提案”の多くもこれに伴って行われているはずだと思います。

 しかし、肝心なサイト利用者の方は必ずしも“根拠”を持ってWEBサイトの閲覧をしている訳では無く、ここにWEBビジネスを行っていて企業様が思い描くような結果が出ないジレンマの原因があったりもするのです。

 では、ここで次の図をご覧ください。

無視できない!潜在顧客の何となくという“企業選び”の理由。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 ここで気を付けて欲しいポイントは、商品やサービスが持つ“独自性”や“魅力”の話ではなく、企業ホームページにて行われる発信力…いわゆる“直観的に訴える”表現力とでも言ったら良いかも知れません。

 つまり、何となく良さそうだというWEBサイトの“雰囲気”作りが大切だというコトです。

 重複するかもしれませんが、ここで一つ例を挙げてみましょう。

 企業ホームページにおいて“当社が選ばれる理由”というコンテンツは今や当たり前に発信されていて効果は薄くなっています。

 更に、企業様が発信されている選ばれる理由の数で言えば、“3つの理由”や“5つの理由”、“7つの理由”が多いかと思うのですが、皆様のホームページではどうなっていますでしょうか?

 上記の例で考えれば、“3つの理由”と“5つの理由”で企業アピールのポイントを発信されているケースがほとんどですが、3つの方がインパクトがある、5つの方が印象に強く残る等、理由は様々です。

 しかし、ここで簡単な提案をさせて頂きますが、企業様が選ばれる理由を“4つ”にしてはいかがでしょうか?

 ただ、WEBサイトでの表現方法は“当社が選ばれる3つの理由+1”としてください。

 これは本当に些細なポイントですが、5つの理由よりも表示している強みの数が少ないのに、これで“良い”という印象はより強く頭に残るようになったと思います。

 早い話が、良い雰囲気作りには“先入観”を利用するコトが大切で、最近よくCM等で見かける“あなたはどっち派”というアピール方法もこれに当たり、“うちの商品を購入するのは前提として”どっちを買うかという判断の促しているというところでしょう。

 まぁ、これ以上はケースバイケースで提案しなければならないポイントですので割愛しますが、ページを閲覧して回る雰囲気、問い合わせし易い雰囲気、購入(来店)し易い雰囲気が出来ているかWEBサイトをチェックするのもWEBサイトを有効活用して成功するために必要なポイントかもしれませんね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。