プレオープンサイトの薦めについて考えてもらう。
- 2013年01月29日
- ホームページ有効活用
■プレオープンサイトってもっと需要があって良いはずなのですが・・・
今回のテーマは、ホームページ制作会社様や運営会社様にとっては“当たり前”のコトだと思います。しかし、意外にお客様との間で行き違いになるケースも少なくないというコトで今回の記事にまとめてみました。
では、早速本題に入っていきます。
ホームページの制作の中には、イベントとのタイアップだったり、お店のオープンにあわせて公開日が決まっているものも少なくありません。
その期日には必ずホームページを公開しなければならないのですが、これがなかなか大変だったりします。
そして大きなプロジェクトの場合には企画が進んでいる中で、突然、来月までにホームページを作成して欲しい・・・なんて制作依頼もあるようです。
しかし、このケースには1つ問題があります。
当然、制作予算が厳しい場合もあるのですが、1番の問題は“時間”です。制作そのものの時間が厳しい場合もあるのですが、その場合には“公開時にどこまで制作できていれば良いか”を折り合いつけて分割してリリースしていくコトは可能です。
ただ、検索に反映される“時間”、カテゴリ登録やネット広告の審査に有する“時間”は別です。これらは仕組みである以上、単なる1WEB企業である制作会社や運営会社が頑張ってどうにかなる問題ではありません。
数年前の事例ですが、ホームページを制作して半年ほど経ったが検索結果に反映されないというコトで、1週間以内に検索できるようにして欲しいというクライアント様からの要望に困っていると相談を受けたコトがあります。
手立てについては割愛しますが、この件については何とか対応するコトが出来ています。また、これと同時期に別件でこんな相談もありました。
1ヶ月後に南部九州にオープンするショップのイベントサイトを制作するコトになったのだけれどいろいろと困っているという相談です。
先ほどの相談では期限が1週間しかなく、上記は1ヶ月あるというコトなので問題がなさそうに思えますが、取り巻く条件が全然違っていました。
また、大きなプロジェクトで期日は必須らしいのですが・・・問題は次の通り、山積みです。
・まだ、ドメインの取得もしていない。更にまだ審議を上げている段階で検討中。
・宣伝カーでオープン告知を行っていて、期日は変更できない。
・カテゴリ登録やネット広告についての予備知識が無く、予算取りが出来ていない。
サイトオープン後の運営予算については早々に検討してもらえるよう対応を促したのですが、問題は“時間”です。この2つの事例における問題点の違いはドメイン及びサーバーの使用年数であり、この問題をクリアしなければなりません。ホームページは公開すれば検索できるという訳ではないのです。
しかし、未だに“ホームページはあれば良い”というお考えと同じくらい“公開=検索で見つけられる”というお考えが一般的です。
この辺は、WEB関連企業様が常識だと思われていてもクライアント様のWEBに関する知識のギャップは想像以上に大きい場合があると言えそうです。
そんな問題の対応としては、“オールドドメインの取得”と“プレオープンサイトの制作”の2つが考えられるのですが、僕としてのオススメは、プレオープンサイト制作ですね。
プレオープンサイトのトップでプレスリリースを告知して公開まではブログを連動させて、クローラー(検索アルゴリズム)の巡回を促します。つまり、公開前の段階で既にイベント名やショップ名で検索できる仕組みを作っておくという手立てなのですが、これが意外に提案として忘れがちです。
特に、ディレクションを行われる方は“建設”と“告知”の両立が必須ですので、ホームページ制作企業と密なスケジュール共有を行って、良いスタートダッシュが出来るよう頑張って欲しいものです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。