ホームページの維持管理と運営費の必要性を考えてみる。
- 2013年01月24日
- ホームページ有効活用
■ホームページに求める期待の高さと新規に参入して有効活用させる敷居の高さ。
イベントやプロジェクトが行われる中で、企画を盛り上げる手立ての1つとしてWEBの有効活用・・・いわゆる専用ホームページの制作は必須なものとなっています。
それとは逆に、きっかけが“ホームページが無いといけないと感じたから”という理由も未だ少なくありません。
ただ単に、前から考えていて“時間”や“予算取り”が出来たという場合もありますが、ホームページが無いといけないと感じた理由の一部には次のようなものも含まれるようです。
・会社の発展のためにWEBを導入したい
・年間の経費を使い切るためや資産としての経費削減
・競合の企業がホームページを制作した
・営業の話を聞いて、必要だと分かった
・お知り合いの社長様に勧められて必要だと感じた
などなど。
きっかけは何であれ、WEBの世界では各種サービスを“早く始めてながく使う”がポイントだと言われており、スタンダードになったサービスは続け、そうでないサービスからは撤退するコトが重要です。
ましてや新規参入して競合のホームページに挑み、そして勝負するためには費用と手間がかかり、この点が先行投資が大きいと感じられる部分であり、何かと“ホームページはお金がかかる”と言われる所以だと思います。
どんな業界でもそうであるように、WEB業界も得をするのは“パイオニア”であり、そこから成長してスタンダードとなるサービスを開発した企業です。
IT業界もまた、ビジネスなのですからその点は同じですし、そうあるべきです。このようにホームページの維持管理にはある程度月額の費用かかかるものですが、稀に次のようなケースもあります。
・競合が全く無い(独占業種)
・既にブランディングできている(企業・人物)
・地域に根ざしている
しかし、本来はホームページを新規に制作した場合、運営には“お金がかかる”ものだと考えてもらった方が良いと思います。それはそうでしょう、同業種の企業様が5年も10年も費用と手間をかけ育ててきたホームページと競うのですから・・・。
もしかしたら、競合の企業様がそれまで育てるのにかかった費用を一度にかけなければ、対抗できない状況になっている場合もあるかも知れません。
後からホームページを作るメリットとしては、ご契約される制作会社の力量にも寄りますが“最新の仕様”で作れるという点が上げられます。インターネットのインフラが遅れている国や地域ほど最新の設備を導入できる理屈と一緒ですね。
逆に、取り巻くWEBの環境や広告等のサービスは平等だと言えなくはないですが、今までのノウハウがある分・・・やはり、先行の利はあるでしょう。 どうしても勝てないコトもあります。
例えば、“ドメインの使用年数”です。ブログの記事数だとかネット広告の活用とかと違い、競合の企業が3年前にホームページを作っていれば、この3年を縮めるコトはできません。※オールドドメインを取得する場合を除きます。
こちらがホームページを作って5年目になった時、その企業様のホームページ運営期間が8年目となるからです。ただ、これだけで絶対的な差が付いてしまうというコトではありません。SEOに限って言えば、幾つもの要素が組み合わさって評価されるものだからです。
また、そもそも競争を設定していないホームページ制作というものもあります。
詳しくは、別の機会に記事にしたいと思いますが、“会社名でホームページにたどり着ければ良い”という目的のサイトがこれに当たります。
この場合は、ドメインやサーバーの維持管理だけを考えて、必要な情報だけを発信していけば良いため、過剰な期待がある訳ではなく目的だけ果たせれば良いというコトになります。
まぁ、これにしても“同名の企業があるか”、“エイジングフィルター”、“各種設定”etc・・・の問題はあるのですが、どちらにしても維持費を全く設定しないという訳にはいかなさそうです。
維持費や担当様の負担、各種サービスの活用、運営サポート会社の契約、定期的な更新、個人情報保護や法薬事法等を代表する法規の問題、ウイルス感染やいわれの無い誹謗中傷への対策・・・思われている以上に運営の費用はかかるものです。
月額の予算をかけたくないというお気持ちは理解できますが、投資や回収を考えず本気になるコトは難しいと思います。会社に限らず、家や車、ペットにと多くのものには維持費は必要で、ホームページも例外ではないというコトです。
ホームページは無いといけない時代だとは言いますが、ホームページを持った以上、企業として“継続”をさせなければなりません。
また、ホームページを手放したとしても必要に応じて“ドメイン”を所有し続けなければ、悪用されるコトだってあります。
そう考えるとホームページは本気で取り組まないといけない手間のかかる媒体だと言えるのでしょうね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。