良いホームページとは何か・・・の考え方を考える。
- 2012年06月14日
- ホームページ有効活用
良いホームページの条件という話をすると「ホームページ制作企業」、「クライアント企業」、「エンドユーザー(訪問者)」それぞれに言い分があり、まとまりの無い結論になってしまいがちです。
そこでそのホームページ運営に係わる3つの立場から“良いホームページ”の検証の仕方を考えてみたいと思います。
ここで、皆さんが疑問に思われるかもしれませんが、YAHOO!やGoogeを代表する検索エンジン(サーチエンジン)の立場から“良いホームページ”を考えるコトをここでは除外しています。
それはなぜか。 一般的にホームページ制作会社がアピールをするSEOはホームページ制作の面からすれば重要な要素なのですが、これは「ホームページ制作企業」という要素にすでに含まれています。
それに僕の経験上SEOだけで成功した企業はありません。いろいろな要素やクロスメディア、広告を用いた戦略を行っています。
同様に、検索エンジンサイトは一般ユーザーに対してのサービスなので、多くの人に使ってもらわなければ広告収入も見込めなくなり、最悪の場合は存続も危ぶまれます。
このことからも検索エンジンは、一般ユーザーのリクエストに限りなく応えていくというスタンス(「ユーザーのリクエスト」=「サーチエンジンの目指すサービス」)であると考えられ、良いホームページを検証する際には外してもよい条件というコトになります。
※ホームページ制作企業によっては、エンドユーザーを外して「SEO(YAHOO!、Google)」を入れて考えるところもあると思いますし、それはそれで良いと思います。
それでも僕があえてエンドーユーザーの方を意識して、良いホームページを考えるうえでSEOの要素を入れない別の理由を更にあげるならば、“YAHOO!やGoogleでの検索結果の順番を決めるプログラムの進化の速さ”でしょうか。
SEOといっても常にその方法は変化していきます。1年前は有効な方法でも今はスパム(違反行為)というコトも少なくありません。
安定した条件から考えるならば、やはりエンドユーザーの方が設定をしやすいというものです。やはり検証する条件から今回は外しても問題はないはずだと僕は考えます。
ここでは詳細を控えさせて頂きますが、このブログをお読みの企業様で、最近アクセス数が減ってきたと思われる方、SEOの変化の例として「ペンギンアップデート」と検索をしてみて下さい。
いかに検索エンジンの仕組みが早いスパンで変化していくかの一面をご覧いただけると思います。では、いよいよ良いホームページを考えるための3つの要素です。すでにこの時点で文章が長くなっていますね(笑)。
▼イメージは拡大して下さい。
今の時代、ホームページの持ち主は各企業様と考えて問題はないと思います。※著作の面からはいろいろとありますので、ここでは割愛させて頂きます。
出来るか出来ないのかを考えず、要望をホームページ制作会社に伝えるコトが大切です。
幾らスキルを持っている制作会社と契約しても制作会社と企業様が同じ方向を向いていないままに出来上がったホームページが良いはずがないのです。 社長様より次のようなご相談を頂くコトがあります。
うちの商品、サービスは一度体験してもらえると良いと分かってもらえるのに・・・。
他にも「うちの商品はここが違う。」というコトもありましたが、そのコトについてホームページには掲載されていませんでした。今やホームページは“あれば良い”という時代ではありません。
結果を出すためには、制作会社のスキルが「アクセス数」を伸ばし、企業の発信する情報が「コーンバージョンレート(購入率・購買率)」を高めて選ばれる商品・サービスの提供を行い、ターゲットとなるエンドユーザーと「マッチング」を行う。
いろいろなメディアからその商品・サービスが目に付く機会を増やし、ホームページの有効性を高めて導線を引くコトが大切なんだと思います。
それからもうひとつ、“良いホームページ”を考えるうえで“目的”と“目標”を決めておかなければ、満足いく結果がどうかの検証が出来ません。
よく結果を出すホームページ制作をうたい文句にしている企業もありますが、その結果とは「アクセス数」のアップによる購入者の増加がほとんどです。
これは、100人見に来て3人が買うホームページを1,000人見て30人買うホームページにする手立てのコトです。
しかし、100人見に来て3人が買うホームページを100人のまま30人買うホームページするという手立てだってあるはずです。
ホントは、100人見に来て3人が買うホームページを1,000人が見て300人が買うようになった方が良いはずなのですが・・・(笑)。※あくまで数字は例で、当然もっと多い方が良いですね。
まぁ、ここでは“良いホームページ”を検証するためのひとつの考え方の例というコトで、ご理解下さい。ひとつの記事に書く文章量にしても適量がありますので、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。