ホームページ制作における適正価格(その1補足)


 結局、適正価格は企業様の満足度による。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 

 ホームページの有効活用といえば、“早くはじめて長く使う”という考えがあります。

 これはホームページの運用において、YAHOO!をはじめとするカテゴリ登録サービスが一度登録審査を受けて各サイトからリンクをされると追加料金が発生しないという事とドメインの使用年数が長い方がSEOでの評価が高いという事が、「SEO全盛期」に言われていたためです。

 今では、個人情報保護法や景品表示法、薬事法など多くの法律を意識して情報発信をしなければいけなかったり、更新しないままほおって置くと検索されなくなったり、SEOはより複雑になっていますし、メリット・デメリットの両面を十分考慮しなければ、有効活用は難しいものです。

 まぁ、SEOだけでホームページの有効活用が難しくなっていった背景には“ネット広告業界の発展”とネットを利用されている方々へ“提供されているサービスの種類が増え、選択の幅が広がり検索手法もレベルが高くなっている事”があるのではないでしょうか?

 企業としてイメージを損なわないために、十分に内容を考慮して、情報を発信していかなければなりません。

 しかしながら情報の不足という面だけで考えれば、紙媒体の広告と違い制作後に修正・削除・追加が出来る事は、ホームページの活用の中で大きなメリットといえます。

 高いレベルの仕事をするという事

 ここで少し仕事のレベルを考えて見ましょう。この内容につきましては、皆さんにもそれぞれのお考えがあるでしょうし、賛否両論あるという事を理解しております。あくまでも例としてご覧下さい。

(1)正確で十分な内容があり期日に間に合う。

(2)正確だがその内容に多少の不足がある。期日には間に合う。

(3)間違いや不具合が発生しているが、部分公開をする事で期日には間に合う。

(4)正確で十分な情報があるが、期日には間に合わない。

(5)正確で内容に多少の不足があり、期日にも間に合わない。

(6)間違いが多く、期日に間に合わない。

 いかがでしょうか?

 ここで述べる“期日”の設定は、プロジェクトなどにより広告やテレビCM、店舗のOPEN等の遅らせる事が出来ないもので、“この日までに公開しましょう。”という目標の事ではありませんので、お間違えの無いようご理解下さい。

 言うまでもなく“(6)”は論外ですね。“(2)と(3)”については、上記のホームページメリットを考えれば、徐々に肉付けしていく事が可能ですので、ギリギリ合格ラインといったところでしょうか。

 僕としては、どんなに良いものであっても“期日に間に合わない仕事”は駄目だという考えですので、(4)~(6)は仕事として認められません。※良いものを制作するため期日のない場合もあります。

 あらためて確認しますが、ここでは初めてのホームページ制作における適正価格についてご説明しております。

 ほとんどの場合は前回ご説明したとおり、”HTMLベース”でホームページを制作し、部分的に必要な機能の追加を行うという費用でお考えになる事でしょう。

 しかし、実際にはホームページのトータル費用を考える場合は、制作費用だけではなく、次の費用も考えなければなりません。

・ドメイン及びサーバーの取得と利用費用

・カテゴリ登録費用

・ネット広告利用費用

 しかしながら、もっとも適正費用がはっきりとしないのは“プラスα”の費用なのです。Web業界では、コーディネーター、WEBデザイナー、プログラマ・・・ネーミングは、会社でコロコロと新しく考えてつける場合もありますが、そのスキルレベルが統一されている企業の方が少ないと考えて良いと思います。※制作会社での人の定着率という面から考えても良いかもしれません。

 弊社のように数名でチームを組んで、ひとつのホームページを制作する品質管理を意識した企業があれば、制作者のスキルによって短時間で質の良いホームページが作れるという企業もあります。

 つまり、契約したホームページ制作会社または社内の誰に作ってもらうかも価格要素である場合が考えられるのです。※単にスケジュールの空きや業種の向き不向きで制作者の決める場合もありますので、お打ち合わせの際にお聞きする事をお勧めします。

・スマートフォンのサイトは必要ないです。

 ある相談の際に、ホームページの営業を受けた時に「まだ、スマートフォンのサイトは必要ないですよ。」と言われたのだけれどホントにそうだろうか、と尋ねられました。これからの時代は、スマートフォンの需要が多くなるので、今から備えていた方が良いのではないかと悩まれている様子です。

 当然、予算が十分にあるのであれば、スマートフォンサイトも制作しておいた方が良いでしょう。しかし、費用の中でどこまでやるか判断をするのであれば、一般常識に流されず”case by case“で考えるよう心がけています。

 弊社のホームページ制作は、全てオーダーメイドです。

 利益の追求を考えれば、テンプレートデザインでサービスを提供した方が、時間も費用もスキルも安定させてホームページを提供できます。

 しかし、弊社はそうしません。

 画像や色合い、テキストを変更するだけのテンプレートデザインやテンプレートコンテンツ5ページ(トップ、商品紹介、アクセス、会社概要、お問い合わせ)制作は良しとしません。

 企業様それぞれの商品・サービスやターゲットが違うように、目的に応じてホームページの仕様や構成を考えるべきなのです。

 例え話をします。あるセミナーで講師をした時、一人暮らしの10代~20代の男女20名のうち、スマートフォンを持っている人数が14人に対して、パソコンを持っている人はわずかに3名でした。

 別のセミナーでは、60代以上のスマートフォン利用者は15名中で”0人”だった事があります。※全員がパソコンは所有されていました。

 予算が限られているのであれば、スマートフォンサイト制作の是非についての答えは、前者が”yes”で後者が”no”です。  他にも、弊社のように紹介のみでお仕事を請ける企業もあれば、次のような営業を行う企業もあります。

 どちらにしても何を選択するかは、クライアント様なのです。

SEOはいかがですか?

今のホームページはリニューアルしないといけませんね。

今のWEBの会社に不満はありませんか?

クーポンサービス、リンクサービスは必要ないですか

 まぁ、「不満がありませんか」って営業はずるいと思いますが、最近は多いようです(笑)。

 業者選びのポイントは抽象的ではない具体的な提案を出せるかどうかです。数値だけに流されずに、しっかりとお考えの上、ホームページ制作会社とご契約下さい。

 もうすでに満足いくホームページを制作するための“業者選びの目安”をご理解頂いたのではないかと思いますので・・・。

 ホームページの運営が企業の売上を伸ばす手段のひとつである以上、目的とターゲットそして費用対効果(予算)によって必要かどうかを判断するように心がけて下さい。

 もう企業名を変えただけの提案書で、ホームページの制作・リニューアルを営業する時代は終わっているのですから。 さて、次のオプションは必要ですか?

  • 携帯サイト制作
  • スマートフォンサイト制作
  • 内部ブログの設置
  • Facebook、Twitterの連動
  • 新着情報自動更新プログラム
  • 買い物カゴの設置
  • 商品管理、顧客管理システム 

 このホームページの内容には、出来る限り専門的な用語を利用しない様しておりますので、専門家が見た場合は若干ニュアンスが異なる場合がございます。あらかじめご了承下さい。