ホームページで結果が出ないのでなく見えてないと思う。
- 2014年07月28日
- ホームページ有効活用
■自社で所有しているホームページがどの程度の利益貢献しているか知るためには、適切な検証を行うコトが大切なのです。
企業様がビジネスを行う上でWEBを活用するかの判断も”経営戦術“の一つであるコトに間違いありません。
WEBの活用方法によっては、新規の顧客開拓に大きく貢献したり、収益の柱を変えてしまったりするコトもあるかも知れないのですが、ここに大きな誤解や先入観があったりします。
例えば、ホームページ制作を事業収益の主軸としているWEB会社様とクライアント企業様との間でトラブルにもなり兼ねない問題の一つに”ホームページからの結果が出ない“というものがあるのですが、皆様はホームページ運営の実態にどう感じられてますでしょうか?
おそらく投資した費用程には手応えを感じられていないという方も多いはず。
多くの方がそう感じられている通り、ほとんどの場合におけるWEBサイトの活用方法では、成功の目標数値を定めてしっかりとした効果検証を行わない限りどの程度の結果が出ているのか”見えてこない“営業ツールなのです。
ホントは”WEBサイト”はアクセスログもフォーム利用数も数値化されているツールですから、ちゃんと結果に対する達成率を明確に出来る営業ツールなはずなのですが、検証して改善をしないまま”ただ存在しているだけ”のWEBサイト運営をされている企業様の存在は残念で仕方ありません。
そもそも経営者様がホームページに求める”結果”が何なのかという疑問を考えなければならないのですが、その話は後に回して、まずは単純に”収益“という点から考えてみるコトにしましょう。
ホームページからの収益を実感するにはどうしたら良いか…ここに多くの経営者様が誤解されているコトがあります。
この”誤解”はシンプルな反面、意外に重要なポイントなのですが、簡単に言えば”WEBで収益の結果“を実感するためには”WEB上で完結する収益モデル“のビジネスを行っていなければならないという点です。
では、最初にWEBビジネスを行う企業様を三つのグループに分けてみます。
上記はあくまでも一つの例による分類ですが、先に述べた通りWEB単独での利益を得るためには”WEB上だけで収益モデルが完結している”コトが大切であると考えられます。
当然ながら、そのグループに属さない企業様は、例えWEBサイト運営サポート企業であっても、またホームページ制作会社様であってもアクセスログや問い合わせ数から感じられる手応えは少なく”企業利益“は経営の全体を通して見て判断すべきなのです。
しかし、未だに企業ホームページだけは単独で結果を出せているか判断をされている経営者様が多いのはなぜなのでしょうか?
その原因の多くは今までのWEB企業側が行ってきた過大な営業トークが積み重ねてきた”結果”だと考えられるのですが、これを今言っても仕方がないので”これからどうすべきか”という姿勢で問題点を紐解いてみましょう。
・WEBは儲かる
・WEBは元手が少なくて良い
・WEBは利益が大きい
上記の真偽は別として、企業ホームページの制作を検討される時期によく耳にするコトだと思われます。
例えば、資本力が大きい企業様の方が予算の確保の面からも”失敗し難い“という話はホントだと思っていますが、これらの項目は別に”当たるとデカい“というものも含めて、どんな仕事でもそんなに旨い話はありません。
どんな仕事であっても、例えば上記の(1)グループに属しているWEBだけで完結できるビジネスであったとしても、メリットとデメリットが等しくあるものです。
・在庫を抱える
・告知のための広告宣伝費
・来店(来院)誘導
少し話が反れてしまいましたがWEB運営サポート会社と契約されている企業様の増加と共に、チラシや立て看板、雑誌広告掲載と同じに社内で”効果測定“をされているケースも増えてきています。
いわゆる”反響営業“による効果測定というものですが、ホームページとチラシでは掲載する問い合わせ電話を異なるものにするとか、チラシやDMを地域別に異なるものを撒いてWEBで反応を見るとか、何で当院を知ったかという質問項目とは別に”当院のホームページを見たコトがありますか”とアンケートに加える等もそうです。
そもそも企業ホームページに”問い合わせフォーム”を設置していても上記のように”電話”して来られる方が多いくらいですし。
企業様にとって自社サイトを運営される目的は様々なのですが、”結果が出ている“かどうかの手応えを感じるためには、以上のように目的に合わせた目標を設定して効果測定を行わなければならないというコトになります。
でも、”ホームページ制作”というサービスを提供しているWEB企業様が、漠然となされる社長様の”ホームページからは何の結果も出てないよ“という言葉に”そうじゃないんだけどなぁ”と悩まされているという事例は今も後を絶たないのでした・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。