ホームページとSNSの強みの使い分けについて考えてみる。



多くの企業ホームページはターゲット層を待っているだけ?Web-STYLE(ウェブスタイル)

■企業様にとってSNS導入は悩みどころですが、活用する意味合いがあるのならば、それもまた必要な手立てなのです。

 いやいやいや、昨日このテーマの記事を書こうとして話が反れてしまい、結局は”ホームページの役割“を理解して運営方法を考えるコトが必要といった記事になってしまっていました。

 ホントは、皆様の運営される企業ホームページのポジションが”入口”か”出口”かよりも、発信した情報の伝わり方について記事にまとめるつもりだったのですが。

 そういう意味では、今回の記事は”会社名で検索されたい“という疑問を持たれている方へのヒントに近いかも知れません。

 では、早速本題へと入っていきましょう。

 まず、情報を得るための方法には”能動的”と受動的”の二つの手立てが考えられます。

 つまり、自らの働きかけによって情報を”探す“という手立てと自分の意志とは関係なく他からの働きによって情報が”知らされる“という手立ての二つです。

 企業様が運営される”WEBサイト”には、ビジネスに繋げるための自社商品(サービス)の情報を発信して、ターゲット層となるネット利用者を自社サイトへ誘導して見てもらうといった役割を担っています。

 一概には言えませんが、企業様にとっては受動的で利用者にとっては能動的な営業ツールだと考えるコトが出来ます。

 しかし、物事での成功には全て表裏の両方に対する働きかけを行うが大切で、WEBビジネスにおいても企業ホームページだけを単独で力を入れて行ったとしても成功するはずもなく、能動的な方と受動的な方の両方のターゲット層へ働きかけなければなりません。

 ここまでを図にまとめるなら、こんなイメージでしょうか。

ホームページとSNSでは、情報と出会う過程が違うコトがある。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 新聞折り込みのチラシで反響営業を行った結果のデータの中には6万枚を撒いて1~2件しか問い合わせが無かったというものもあり、近年では広告は複数の媒体を絡めて有効活用するという考え方が一般的になりつつあります。

 当然、WEBを活用した広告においても自社サイトへ誘導するために”掲載すべき紙媒体“や”WEBを見たくなる企画“等、成功させるためにクロスメディアを前提とした手立てを考えなければなりません。

 同じネットサービスですが、情報を拡散する強みから”SNS”もその際に活用出来る一つのツールだと言えそうです。

 紙媒体やテレビの広告において”続きはWEB“でといった表記が当たり前となっているようですが、それだけでは今はもうインパクトに欠けますし、肝心のWEBサイト自体が情報不足で魅力が足りない企画倒れのケースも多いようです。

 しかし、この”能動的”と”受動的”なビジネス戦略は、自社を成長させる上で決して無視できるものではありません。

 まぁ、この問題はWEBサイトの運営方法のポイントにも関わる部分が大きいので、ここで何か例を挙げて少し具体的に考えて行くコトにしましょう、簡単な話しかできませんが。

若者の音楽離れというニュースから、WEBの活用方法を学ぶ。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 そう言えば、先日”若者の音楽離れが深刻“というニュースを見ました。

 僕自身はコレクターですし、棚に並んでいるジャケットに悦に浸るタイプなのでCDもDVDやBlu-ray同様に購入するのですが、その僕でさえ最近では購入するCDの数は減っている気がします。

 どこぞの推測では、違法ダウンロードにによりCDを購入する数は増加するだろうと考えられていたようですが、逆にCDの購入数はまだ減少を続けていて、今や音楽はダウンロード販売での購入でさえ減少していると言われています。

 …って、この結果は専門家でない購入側の多くの方が予想できていましたよね?

 最初から”希望的“な結果だけを予測するなんてコトはリスクマネージメントを行う上では”御法度“なので、おそらく専門家の方が何か業界を盛り上げていくための手立てを考えていると思いますが、ここから学べる点を挙げるとすれば次の点でしょう。

街中では”音楽”と、受動的に触れる機会がめっきり無くなった。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 違法に曲をビジネスに使用しているケースの取り締まりはもちろん大切なコトのでしょうが、ピアノの生演奏まで著作権侵害という裁判の結果が、むしろ音楽業界やクラシック業界の発展を抑え込んでいる実態が無いとは言い切れません。

 最近では、スーパーの様にオリジナルソングを流すお店も増えたみたいですが、例え音楽のかからない店舗に入店したとしても気にならなくなってきました。

 正直な話、意識していないと音楽が流れていたかどうかも記憶にありません。

 昔は、お店で聞いた曲が気に入ったら調べて購入したりしていたものですが、今は”音楽のかからない生活“も普通になってきていて、仕事中にCDを流す回数すら減ってきたように思います。

 また、ネットで音楽を聴けるのに”わざわざお金を払ってまで聴かない”という意見も耳にします。

 けれど、この問題はここで収まらず今や動画にもCM広告が流れる様になってきたので面倒だから音楽そのものを”無理に聴かない”と考える方まで増えてきていると言うので、業界に携わる方にとっては死活問題です。

 音楽業界を盛り上げていく方法については、僕が考えるコトでは無いので話を先に進めていきますが、どうでしょうか。

 企業側から見てWEBサイトが受動的な営業活動の方法だとすると、双方の繋がりが強い”SNS“の各コミュニティーツールをどう活用したら企業の利益に繋げられるのか少しだけ見えて来たのではないでしょうか?

 ”企業におけるSNSの活用“というご質問があったので、今回はこんなテーマで記事を書いてみましたが、これが何かのヒントにでもなれば幸いです。

 取り敢えず、予定より戻りが遅れたのでストックの無かった今日の更新が遅くなりましたが、それもまぁ、弊社へのご愛嬌と云うコトで、ひとつ・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。