企業サイトにおけるアクセスページの役割について考えてみる 。
- 2014年05月19日
- ホームページ有効活用
■どんなページも工夫次第で今よりもっと独自性を伸ばし、自社を選んでもらうための”強み”にするコトが出来るのです。
さて、最近なぜかアクセスページに”順路の画像“を掲載したいのだけれどどうしたら良いかというご相談が続きましたので、今回はこのアクセスページの活用方法について少し考えてみましょう。
そもそもアクセス情報のページに”順路画像”の掲載は必要なのでしょうか?
もちろん、どんな情報であっても偽りなく有益なものであれば”発信しないよりもした方が良い”に決まっています。
しかし、店舗までの”順路の画像”が有効に活用できるであろう企業様となると話が違ってきて、ホームページ運営する上で学校や病院を含めた”来店誘導“を目的とした場合に限られてきます…って、そんなコトは当たり前だと誰もが思われるかも知れません。
けれども、最近の企業ホームページにおいては、制作側の提案におけるデフォルトで”アクセス”というページが無くとも所在地のマップを掲載する企業様は多くなってきていると言います。
おそらく単純に作り手側のテンプレートな提案がまかり通ってしまったという訳ではなく、今やWEBでは”会社概要”や”電話番号”から簡単に所在地を特定し、表示させるコトのできるマップサービスに溢れていますから”企業イメージ“を損なわない意味合いからも前もって掲載しておくのでしょうが、だからと言って最寄りの駅からの順路まで掲載するまではしないでしょう。
では、ここで質問の言い回しを変えてみます。
アクセスページに順路の画像を掲載するとして、ただそれだけで良いのでしょうか?
サービスとしてものは”やっているかどうか“より、そのサービスが自社を選んでもらうまで”独自性”や”強み”へと高めてあるかどうかの方が大切で、これはホームページ運営に限らず出来なければ企業ビジネスを大きく成長させていくコトが難しくなります。
例えば、別の記事にも書きましたがITセミナー等では、有益な情報を多く得るコトが出来ますが、あくまでもそれは”テンプレート“な基本的なポイントである場合が多く、知りえた手立ての実現までのサポートが充実していない限りは、その場に居合わせた全ての方、別の回で参加された方と同じチャンスを得たに過ぎません。
もちろん、自身で自社サイトを有効活用していこうと行動されるコトというは素晴らしいのですが、いくら営業エリアがあるとはいえネット上で競い合う企業様の数は現実のそれとは比べようもありません。
ですので”ネットで成功したい“のであれば、知りえた有効な情報をスタートにして、それを企業様の独自な”強み“にまで高めていくコトを常に考えておかなければならないという訳です。
まぁ、そんな風に試行錯誤して考えた独自性も、残念なコトにWEBにおいては九割以上”真似”されてしまうのですが。
それだけ競争の激しいネットビジネスの中で企業ホームページを有効活用していくためには、常に自社サイトを育て”成長“させ続けなければならないと言えるのでしょう。
では、ここで自社サイトに知りえた情報を有効に導入するためのポイントです。
・ターゲット層の立場になって考える
一見、単純なポイントのようですがこれが出来ていないWEBサイトも多く、ホームページの中だけで表現を完結させたと思しき構成やデザインで小さくまとまってしまい、目標としていた結果を出せていない原因となっている場合もあるようです。
企業ホームページを有効活用させるためにはWEBサイトも企業経営の一部として関連付けて視野を広く考えるコトが大切であり、ホームページ上のサービスなんだと限定しない考え方、SEOばかりに目を向けない自由な発想が必要でしょう。
もし、僕がアクセスページに順路画像を掲載するのなら、PCサイトスマホサイトのそれぞれへの掲載を次の様に考えると思います。
宜しければ、ここから以下はあくまで”一案“として参考までにご覧ください。
まず、PCサイトのアクセスページには順路の画像をそのまま並べるのではなく”バスでご来店いただく方”、”電車でご来店いただく方”とボタンを設置して、クリックするとケースごとに1ページで印刷できるPDFで表示されるようにします。
基本的に車で来店される方の多くはカーナビを使われるケースが増えてきていると思われます。また、そうでは無いとしても迷わずに来店するだけのためにパソコンを持ち歩くというのは考え難いものです。
やはり情報を持ち運ぶのであれば、媒体は印刷した”紙”が”スマートフォン”でしょう。
そんな訳でスマートフォン専用サイトの方には、各駅からの順路を示す画像を並べて掲載し、それを見ながらなら迷わずに歩いて来れるようにしたいと思います。
ここで、スマホサイトは所有していないという企業様のご意見もあるかも知れません。
ですが、積極的にWEBサイトのサービスを充実させていこうという認識であれば、スマホサイトの制作を検討する価値は十分にあるでしょうし、今は予算が無いという場合でもページ毎に制作をしてPCとスマートフォンのデバイスに最適化させた表示は可能です。
つまり、多額の予算取りをしなくとも先ずはスマホ専用に”アクセスページだけ“を制作する手だってあるという訳です。
そうそう忘れていましたが、アクセスページを公開している目的は当然ながら来店していただくコトですので、”営業時間”や”駐車場”についての情報等、来店意欲を高めるための情報と言うものも数多く存在します。
まぁ、アクセスページの役割を突き詰めていくのなら優先して掲載しておきたい情報は幾らでもあるというコトで、今回は深く触れませんがこの点についてはまた別テーマの時にでも取り上げたいと思います・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。