FlashアニメやゲームのWEBサイト設置について考えてみる。



かつて制作したFlashアニメも使い方によっては有効活用が可能です。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■新しく作るならまだしも既に所有しているFlashプログラムで有効活用の出来るものは無いのか検討してみましょう。

 さて、この記事は前回の”猿ダメ(FLASHの活用の記事を書いていて思い出したコト。)”でも述べていた通り中断していた記事なのですが、僕自身あまり間が空くと忘れてしまいますので、多少の手直しをしつつ今回のテーマにしたいと思います。

 …って、一度書き直したのにデータの保存が上手くいかず消えてしまったのですが。

 気を取り直して書き直していますが、最近こういった保存が上手くいかないという事例がWordPress仕様のブログにて増えてきているようなので、今後この点についても調べたいと思っています(単にタイムアウト関係のエラーの可能性もありますが)。

 さて、GIFアニメの様に使い古された手法でもアイデア一つで有効に活動できる場面があるものです。

 今回のテーマであるFlashも一時期はアニメーションやゲーム等、WEBサイトの閲覧者にインパクトを与えたり、アクションを促したりと大活躍だったのですが、今やスマートフォンやタブレットといったネット閲覧のデバイスの変化、jQuery等の代替プログラムの普及に活躍の場は減少の一途だと言えるでしょう。

 更にFlashによるプログラム制作は有効活用の前に”制作する、しない“から検討しなければならないのが現状で、皆様のご想像の通り今や新規での制作は減少の一途だと言います。

 特に、”スマホでFlashアニメを閲覧できない”という仕様がWEB業界へ与えた影響は大きかったです。

 正直に言ってFlashプログラムで制作したアニメやゲーム等と同じアクションを起こさせるために各代替プログラムで修正をしたり新規に制作したりするには費用が発生するため”今は対応しない“、”プログラムを取り外す“という判断をされる企業様の方が多かったように思います。

 WEBサイトの運営において予算取りする際の企業様ご判断に、”見た目の変わらないもの(同じ動作をするもの)に予算を掛けない“というものがあるのですが、Flashが下火になってきた当時の各企業様のご対応もこの一つだったと言えるでしょう。

 何だか、映画のDVDを所有していてBlu-rayの販売を機会に買い直しをしたり、データ配信販売を知って新たにご契約し直したりするのは勿体ないと感じるものもあるという現象に似ているかも知れません。

 まぁ、僕はDVDとBlu-rayの両方を買うコレクターですが(笑)。

 極端な話ですが、未だに企業ホームページのトップ画像にFlashアニメーションを使用していて、スマホでは表示されていないという情報を知っていながらも対応はしないという経営判断をされているといった話はよく耳にします。

 それが、利便性だけでなく企業イメージにどの程度の影響を与えるのかを正確に把握しないまま。

 ただ、最近ではこの状況に少しの変化が出てきたとか…そのきっかけは、企業様にて”スマホ専用”のWEBサイト普及率が高まってきたからみたいで、スマホへの対策を行う”ついで“に予算取りと手直しをするといった具合です(サービスでしてもらう場合もあるようですが)。

 本来はビジネスで成功したいのであれば先見の目を磨いて周りが動き出す前に手立ての導入をするのが一番なのですが、競合企業におけるスマホサイトの導入に焦り、自社での対応を機会にFlashへの対応のあり方を見直すのだって遅すぎるというコトはありません。

 しかし、これが企業ホームページを有効活用する上で結構重要なポイントだったりします。

 もちろんスマートフォン専用のサイトを制作しても、利用者の方がPC版サイトへ移動してそちらをご覧になる場合も多く、そういった方にはやはり表示されていないFlashなのですが、それでも差別化を進めて有効活用していくコトが可能なはずです。

 何だかんだでFlashのプログラムを制作するソフトが無くなっていない点からも”独自性“や”強み“があるコトは明白でしょう。

 パソコンを中心に歴史を培ってきた企業ホームページの有効活用ですが、スマートフォンというデバイスが増えたコトによる可能性の広がり”進化“とは別に、それぞれのデバイスへの特徴に応じたアプローチ方法の”分岐“を得ているという訳です。

 このコトにより企業様には”レスポンシブWEBデザイン”というWEBサイト運営における負担を軽減しつつ情報発信する手立てとPC版とスマホ版のWEBサイトを個別に制作してデバイス毎の利用者に発信する情報の精査と表現手立てを選択できるようになったのですが、いかがでしょうか。

 これら各デバイスに対するプログラム仕様の特徴を理解すれば、雑誌やチラシ、ポスティングや立て看板と同じ様に、PC版とスマホ版のホームページもまた別々の広告媒体だと考えられ有効活用出来るに違いありません。

 僕が”レスポンシブWEBデザイン”を必要に応じてしか提案しない理由の一つもここにあります。

 結局、Flashは不都合はあっても無くなっていない。

 かつて”レアメタル”の輸入が激減し代替の手立てが発展した様に、HTML等の多くの手立てでFlash機能のほとんどをカバー出来る今、活躍の場はこれからも限定されていくのでしょうが、逆に言えば短期間に使用するアクションバナー動画といった活躍の場は今もあると言われています。

 だからと言って新たにFlashで制作する必要はありませんが、もし今まで制作していたものがあったのであれば、もう一度、有効活用出来る場が無いものかと検討してもらいたいものです。

 って、やっぱりデータが消えて書き直しをしたらここまでの内容が違ってしまったどころか”まとめ”の落としどころまで変わってしまいました・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。