むかしの話もしながら“ビジネスでの手離れ”を考えてみる。
- 2012年08月16日
- ホームページ有効活用
■実は別のテーマで記事を書いていたのですが・・・
だんだん書いているうちに流れが違ってきまして、タイトルごと変更してしまいました。何について書いていたかは没にしたので秘密です(笑)。
では、以下が最初に書き出した本文です。
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ちょっと興味深い検索ワードがありました。それは次の2つなのですが、ニュアンスが伝わるように文章にしてご紹介をします。
・ホームページ制作の営業でお金が発生しないのにどこまで提案書を作るべきか。
・ホームページ制作はどこから費用が発生するのか。
制作側と依頼側の企業様が真逆の立場からWeb-STYLE(ウェブスタイル)ブログの同じページに到達されています。
やはり、しっかりとしたホームページ制作を考えている依頼側の企業様からすれば、ある程度の費用がかかるコトは当然ですから制作に踏み切る・・・もしくはホームページ制作企業を選ぶには慎重になられるみたいです。
しかし、これはまた制作側にとっても同様で、いつまでも契約できない企業様にお伺い続ける訳にも行かず“手離れのポイント”は本当に難しいとよく耳にします。
弊社の様に紹介でのご契約をメインにお仕事をさせて頂いている保守サポート企業はそうでもないのですが、ホームページ制作企業にとっては次のタイミンクが大問題だったりします。
・営業からの手離れ
いつまでも受注できないと売り上げが発生しませんので、言葉は悪いですが“どこで見切るか”という判断が営業力UPに繋がります。
弊社の場合は、ご紹介ですので、ヒアリング、提案、受注確認の3回訪問が目安です。既存のお客様への訪問を優先しますので、これ以上は時間が取れませんし、新規ご相談も月に3件までとさせて頂いています。
ただ、3回で縁を切るというコトではありません。
集中して訪問してもお客様には本業がありますし、すぐにご決断できる問題ではないかも知れません。丁寧にご説明させて頂いた後で、“後程、お客様から連絡をする”か“1ヵ月後(期日は例です。)に、連絡が欲しい”をお選んで頂いています。
大切なコトは、提案側の企業にとって“ご判断頂く材料”を何回でお伝えできるのかというコトですね。
・制作からの手離れ
ホームページ制作企業にとって、こちらの問題の方が深刻なのではないでしょうか?
修正に次ぐ修正で公開しているのにもかかわらず更新保守が始められない案件をかかえているという相談をお受けするコトがあります。
既存のホームページを改善したいなどの運営保守と違い、更新保守の始まりは納品ありきです。これは、リニューアルも同じです。
また、社内の共通認識や情報共有をしていないと、このタイミングで“言った言わない”の問題が発生するコトもあるので、もうひと頑張り注意が必要なポイントです。
ただし、依頼側としても“見てみないと分からない”、“パソコンはよく分からない”という思いが強くあり、提案のどの部分で費用が発生するのか心配されているのも事実でしょうし、そんな心配を理解できます。
そんな時は、正直に思いをぶつけていくコトをお勧めします。
実際、独立した当初は“会社を設立したばかりなので費用の半分を着手金としてご請求しても良いですか”と今では考えられないご相談をしたコトがあります。
そのクライアント企業様は快く了解してくださり、今もご契約が続いています。(その節は、ありがとうございました。)
つまり、企業のスタンスにより提供できる内容はまちまちですが、“オリジナルのトップデザインの提案には費用がかかる”とか“実績例から選んでいただければ無料ですよ”とか、その発生する金額よりもお客様の心配を取り払うコトが、信頼関係を作り上げるコトに繋がるのではないでしょうか・・・というコトです。
ご判断されるのはお客様ですので、そのための情報として言ってみれば、案外あっさりと安心されてご契約が進んだりするものです。もしかしたら企業としての力量やその対応を試されているのかも知れませんね。
■・・・とは言うものの
「最初は、すぐに会社が潰れると思っていたよ。」
この言葉は、会社設立5年目に実際に言われた言葉です。そして、「5年続けば大丈夫だ、安心して紹介できる。」と続けられました。企業としての力量を高め続けるコトが大切だと認識させられた出来事です。
実際に、設立当初は仕事を選べる状況ではないですから、いろんなコトがありました。
例えば、某サイトの企画からサポートで入り、収益がでたら○割の売り上げを出すからとデータベースの入力を3日でやってくれとか、紹介をするからと社内のパソコン設定や構築をしてくれとか、企画を出したらそれを別の制作企業に横流しされたりとか・・・いずれも収益は出ませんでしたが、会社を経営していくために学ぶべきコトは大きかった様に思います。
まぁ、このくらいはどの企業様も仕事をする上でご経験されているかもしれませんが、ブログでは詳細を伏せても書けないコトも今では良い経験と言えます。
このときの思いが、このブログでの情報発信に繋がっているのかも知れません。
企画や提案は、出した時から古くなる生ものです。自分のオリジナルと思っていても他の方が思いつく内容だったりするものです。
僕のプライドとして、情報は広めてナンボだと思っていますし、常に新しい提案を出し続けるコトがWeb-STYLE(ウェブスタイル)のブランドになると信じています。
ですから、せめてこのブログにたどり着いた方が、偶に“なるほど、使えそうだ”と思って頂ければ幸いなのです。
実際、お客様に“変わらないね。”と言われるコトが嬉しいですし、会社も続いているのでこのスタンスで問題はないだろうというコトで、今後もどんどん情報発信していく所存です・・・まる(笑)(・・・ん、作文?)
あと全く話は変わりますが、5月のリニューアル後の海外からのアクセスデータを見ると「イギリス、ロシア、インド、インドネシア、香港、中国、韓国、アメリカ、スペイン」と一つも被っていない上に近い国から続いてアクセスしてこられるのが、ちょっと僕的にツボで面白い・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。