「20%売上アップ」というキャッチコピーを考えてみる。その1
- 2012年08月20日
- ホームページ有効活用
さてさて、ヤフーの検索結果が最近おかしいのかなと思う今日この頃です。
ちょっとしたご報告ですが、複数の企業様より“急に検索順位が上がった”という話を続けて聞く機会がありました。いずれもヤフーのみの結果で、グーグルの検索順位は上がっていません。
以前、クローラーの巡回により、グーグルの検索順位が上がってからヤフーの検索順位が上がるという現象を確認していたので、その逆なのかなとも考えたのですが、それとはどうも違うみたいで、実際にお伺いして詳細を確認しないと判断がつかない事例のようです。
念のため、こちらで各企業様を検索するとヤフーとグーグルの検索順位はそろっていました。順位が戻ったのか、先方のみの結果だったのか、確認もせずに決めつけていては運営サポートやコンサルティングはできません。
ともかくヒアリングしたコトは次の2点です。
・ヤフーIDのログインはもちろん登録もされていないコト
・パソコンでの検索だったコト
スマホからの検索はされていなかったようです。この件については、興味深い事例なので、原因が分かれば詳細をご紹介したいと思います。
一応、“ウェブスタイル”でも検索をしてみると同じように順位が上がっていたので、“おっ!”と思ったのですが、こちらはグーグルの方が伸びていて、今後、追いかけでヤフーの検索順位が上がるようであれば、いつもの検索順位の上昇というコトになります。ちょっと残念ですね。
ではでは、話は本題に戻ります。※この文面のせいで前後編になりました(笑)。
■キャッチコピーは意図しないミスリードの宝庫のよう・・・
今回のテーマは“キャッチコピー”についてです。その表現方法によっては、企業の売上を伸ばし、逆にクレームに繋がるコトもあります。
100人が100人とも同じ受け取り方をするキャッチコピーを作るコトは不可能に近いと言えますし、実際にわざと誤解を招くようなキャッチコピーも無くはないのが現状です。
まぁ、企業にとってコンプライアンス(法律遵守)のための“グレーゾーン”の検証は必須ですから、わざとかどうか判断するコトは難しいところなのですが・・・。
ここでは意図的に誤解を招くキャッチコピーについては当然省いて考えています。ただ、ホームページへの訪問者数が増えてくれば、制作サイドが意図しない受け取り方をされる人が出てくるのも確かに事実なのです。
それこそが、以前ご紹介した“ホームページから繋がった顧客は変な人が多い”という印象を企業側が受ける原因の1つになっていると言えるのでしょう。
ここで、ホームページの制作受注を促しているサイトという設定で仮想キャッチ「20%売上UP」を出しているというコトを例に考えてみたいと思います。
まず、ホームページにおけるキャッチコピーには次のようなポイントがあります。
・頭に入るように簡潔に分かりやすく
・記憶に残るようにインパクトに残る大きさや色を考える
・視覚に入るように目立つ位置に配置する
・頭に残るよう複数回表示する
・伝聞されるように独自性を持つ
必ずしも上記の手立てを全て盛り込んでページ作成をしている訳ではありませんが、ランディングページ制作等のキャッチコピーがより重要な要素をしめる場合は、どの企業様も出来るだけ意識をしているのではないでしょうか。
また、有効なキャッチコピー作成のノウハウを持つ企業様はそのポイントのチェック項目なるものを独自に持っているコトでしょう。
よくある話ですが、実店舗で売れ残っている商品をそのままにしていると2~3個が必ず残ってしまうため、“大人気商品残りわずか、次回入荷未定”等のキャッチをつけた方が売れ切れてしまうと言います。
まぁ、これは店舗販売の例ですが・・・。
しかしながら“キャッチコピー”というものは、できるだけ簡潔にしないといけない反面、見る側の思い込みによるミスリードを引き起こしやすく、クレームに繋がる場合も多いです。
さらに、ホームページ上のキャッチコピーとなるとページに情報は公開されたままですし、クーリングオフが増加しているという実態もあるため、“これは売れそうなキャッチコピーだ”というコトよりも、リスクマネージメントの面から“こんな受け取り方をされるかも知れないという予測とその対策”を考えておかなければならないのですが、これが結構忘れられがちなのです。
う~ん、本題に入る前の文章のせいで、少し長くなってますね。書いている僕自身がまとまらなくなってきたので、久しぶりに分割したいと思いつつ、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。