Googleの画像検索で上位表示されるポイントを推測してみる。
- 2012年08月15日
- ホームページ有効活用
■検索ワードとして急に伸びてきた“画像検索SEO”
Googleの画像検索で1番に表示されるには・・・という検索ワードがこのホームページにおいても増えてきました。僕自身、そういったテーマで記事を書いた覚えがないのですが、これは実に興味関心が高いテーマなんだと思います。
Web-STYLE(ウェブスタイル)ブログにおいての記事選びは、クライアント企業様との打ち合わせで出てきた疑問や導線となる検索ワードで目立つものをテーマとしています。
そこで今回は“画像検索のポイント”を選んだのですが、この件について考えをまとめるための充分な資料が無いため、ポイントと思える点を推測してみるコトにしました。
いずれまた、資料がたまってくればあらためて記事にまとめたいと考えていますが、皆様の考えをまとめる参考になれば幸いです。
1)alt属性は有効なのか
“alt属性”については、Googleのクローラーは“メタタグ”同様に参照していないという話を聞くものの、SEOポイントのブログでは未だに“大切です。”と説明されているサイトも少なくありません。
いったい、どっちなのでしょう?
確認するために、いろいろな検索ワードで“画像検索”してみたのですが、上位表示されるものに“alt属性”の設定がされていないものも多くありました。どうやら全く影響しないとは言いませんが、あまりSEOにおいての重みがあるとも思えません。
そもそも“alt属性”とは何なのでしょうか?
ご存知の方も多いでしょうが、“alt属性”とは“代替テキスト”とも言われ“画像が表示されなかった際に表示されるテキスト文”のコトです。
むしろ画像の説明という点では、Html4から導入された“title属性”の方が有効なのではないかという仮説が成り立ちます。
つまりこういうコトです。
そう言えば、僕もこのブログにおいては“alt属性”の設定はせず、“title属性”の設定しかしていませんが、“僕ならこうするね”で画像検索をするとかなり4コマや挿絵が表示されています。
ちなみに、先月(2012年7月分)から4コマのタイトルタグに“僕ならこうするね”と入れるようにしました。つまり、画像が表示されなかった場合のテキスト設定よりも、画像の説明設定が有効なのだろうというコトです。
2)画像以外の“タイトル”と記事がマッチングしている
Googleのアナウンスによるとセマンティック検索などの改善により、クローラーは何の画像なのかある程度は判断ができるようになってきたものの“画像の完全理解は未だ不可能”と述べています。
そのため、クローラーは対象となる画像の前後にあるテキスト文章を参照して画像の内容を推測しているらしいです。
そこで大切なのは、文章よりも“1記事1テーマ”が重要になっている現在のSEOにおいて、ページのタイトルタグが画像検索上位表示において重要なポイントとなっているのではないかという仮説が成り立ちます。
こんなコトがあったそうです。“○○で有名なAさんとお会いしました。”という個人ブログに記事を書いて公開した際、自身の喜んでいる画像を掲載したのですが、後日“Aさん”のお名前で画像検索するとAさん本人よりも“喜んでいる自分の画像”がトップに出てきて驚いたというのです。
実に、興味深い事例です。
3)その他に推測できるコトを簡単にまとめる
僕自身が収集したデータ資料が少ないので多くの経験からポイントを推測して書くしかないと進めてきましたが、あらあらどうして思った以上に書けるものですね(笑)。
皆さんの考えをまとめる参考になっていますでしょうか?では、文章が長くなってきましたので、この後は可能性として考えられるコトを簡単に述べていきましょう。
・画像ファイルを“日本語ファイル名”にするという仮説
現在のGoogleクローラーは“日本語を認識している”と言われています。まあ、日本でのGoogleアルゴリズム正式リリース(2012/07/18)されていますし、一時期流行った“日本語ドメイン”の仕組みを考えれば、“あり”なのかも知れません。
・解像度や容量からの重要度の予測をしているのではないかという仮説
SEOについては“表示速度”を少しでも早くするという項目がありますが、画像の情報が濃く有効なものはサイズも容量も大きいものです。
実は、Googleにおいて画像検索で表示される“Web-STYLE(ウェブスタイル)の挿絵”は容量を軽くしているのですが、それでもやはり実際のサイズや容量が大きいものに偏って上位表示されているように感じます。
その他にも“WEBマスターツールの設定”など・・・やろうと思えば次々に対策が考えられますね。
急遽、内容を変更して“画像検索”をテーマに記事を書いてみましたが、意外に内容がすっきりまとまったのでお盆休み中に公開するのはもったいない気がしてきました。
まぁ、というコトで今回はこんな感じでどうでしょう?
そうそう“トラフィックの設置”なんかも記事内容をクローラーに判断させる手段として有効みたいなのですが、ビジネスホームページの場合、企業としてのリスクも大きくなり、対策であればなんでもかんでも導入して良いってものではないと運営サポートの立場から述べつつ、ではまた次回!
いやはや。。