(連載52)興味関心の薄いテーマの記事が訪問数に及ぼす影響。



猿じゃダメらしい。アクセス数が大きく増減した時は何が原因か考えるコトが大切なのです。

■自社サイトのアクセス推移を元に最近のSEOの指標を検証したいのですが、肝心の作業時間が確保できない訳で…。

 今年の3月を過ぎた頃に当サイトの一日の平均訪問者数が前ぶれもなく一気に倍になったのですが、だからと言って突出した”検索ワード”が見受けられたりだとか、集中して”閲覧数”の多いページが有ったりだとかというコトは無いようです。

 最近のアクセスログを見る限り全体的にページの閲覧が増えているのですが、ここで敢えて気になる点を挙げるとするのならば”Direct”によるアクセス数が若干増加しているとはいえGoogleからのオーガニック検索の増加がそのままアクセス数の増加に当てはまるようでした。

 つまり、増加の大半は新規訪問が占めているという訳です。

 しかも、この状況は一時的なものではなく5月が終わろうかとしている現在も安定して伸び続けています。

 今までもホームページの運営をする中で、訪問者数が突然に急増するという時期も何度かありましたが、どれもGoogleアルゴリズムの改善が噂されていた時期と重なっていたように記憶しているのですが、絶対にこれが原因かと問われれば”そうだ”とは言い切れません。

 確かに”時事ネタ“が当サイトのブログ記事の内容にヒットして一時的にアクセス数が急増するコトが下記にもあったのは事実で、正月期間の企業ホームページについて書いた記事は過去最高のアクセス数を記録しています。

 今年の3月頃からに限って言えば、次のようなテーマがこれに当たるでしょうか。

・消費税増税

・80円切手の販売終了

・WindowsXPの延長サポート終了

・Windows7とWindows8の比較

・IEの脆弱性問題 etc

 思い返して考えるに、この3か月間というのはブログ記事のネタに事欠かない時期でもありました。(そう言えば上記の記事には書いていませんでしたが”90円切手”も販売終了しているようですね。)

 ただ、同時期に訪問者数の急増した企業ホームページにおいてもアクセス数が安定した状況をそのまま維持していますので、やはり時事ネタアクセス数の増加は関係がないのかも知れません。

 アクセス数が増加した時期に同じように減少した企業ホームページもあったのも気になるところです。

 まぁ、全体的にアクセス数が増減したホームページに共通点が無いか、引き続きアクセスログデータを比較し検証を続けるとして、検索結果の表示順位を判断する指標が何やら変わったみたいだという話もこの頃にしていたので、ポイントを絞り調べてみるコトにします。

 しかし、このまま自社サイトで何も試さないというのもアレなんで、最近のブログ更新では次のルールで書いていました。

・旬の時事ネタを話の内容に盛り込まない。

・利用者が限定されるテーマを優先させる。

・体験談には主観的な考えを加えずに書く。

・いつもより少しだけ話を掘り下げてみる。

 良い機会ですので何となく後回しにしてストックしていたテーマを中心に記事に書いていた僕ですが、結果は1週間で一日の平均訪問者数が1割減少したといったところでしたね。

 ご覧になっている皆さんの側からすれば”ネタ”や”時間”が無い時のブログ記事と比べても”そんなに違いがない”と言われるかも知れませんが、ログを見る限りでは”Direct”によるリピート訪問に変化はなく、オーガニック検索の新規訪問の数が減っているようです。

 念のため調べてみると曜日別平均の数値と比較してもそん色はなく全体的にアクセス数が減っている様に見えます。

 こうなってくるとWEBサイトとしてクローラーからの評価が変化した結果のアクセス数の増減なのかという可能性が気になる訳ですが、今は焦らずに最近のSEOのポイント辺りから考えてみるコトにしようかと思っているところです。

 ちなみに、有り難いコトに新規ご契約の依頼が続いて入ってきてますので、八割ほど完成してました自社サイトの修正更新とスマホサイトのリニューアルの差し替えは後日にしたいと思います。

 とりあえず中途半端に公開したくはないと考えていますが、あまり遅れるのも嫌なので6月中には公開するつもりです。

 ただ、最近にわかにサーバーとの繋がりの悪さやブログ更新時のエラー表示の方が気になっていて、仕事柄、作業をしたらバックアップを取っているものの、利用するサーバーを移行するか検討しています。

 …って、こういうイレギュラーの不具合に対する作業もまた自社サイトの制作や更新作業の時間が作れていない原因の一つだったりするのでしょうね。

 書いているブログ記事のプレビューすら表示できなかったり、下書き保存しても消えたりとシャレにならない症状も見られるので、まずはクライアント企業様に同じような不具合が出ていないか同じサーバー会社を利用している企業様のWEBサイトだけでもデータのチェックをしておくコトにします。

 しかし、新サービスを開始したら何らかの不具合を出してしまうのはWEB企業であればしょうがないコトなのかなぁ。

 いやはや。。