今もFlash動画を設置している企業サイトについて考えてみる。


FLASH動画をタイトル画面にしているホームページはまだ多い?Web-STYLE(ウェブスタイル)

 8月下旬の話になりますが、2015年9月1日よりAmazonにおいてFlash広告の掲載を受け付けないというアナウンスがガイドラインよりされました。

 そもそもの発端は、Flashプログラムの脆弱性をついたマルウェア配布問題の拡大でしょう。

 去年のITニュースで目立っていたものに“リスティング広告”や“動画サイト”でFlashが表示できない旨のメッセージと一緒に最新版のFlashPlayerへのアップデートを促し、偽FlashPlayer配布ページでマルウェアをダウンロードさせてフィッシングなどの迷惑行為を行うというものがありました。

 それが今年になるとFlash広告を表示しただけでもウイルス感染させる事例が増加してると言います。

 しかも、聞くところではウイルスを感染されられた多くの方は、対策ソフトを使っていないためウイルス感染させられたコトにすら気付かないままなのだとか…どうやら年々こういった手口は悪質になっていく様です。

 まぁ、詳細や対策については別のサイトで紹介されていますからそちらをご覧頂くとして、上記の図の様にWEBサイトを閲覧するための各種ブラウザやYahoo!やGoogleといった検索エンジン、Amazon等の通販サイトが次々にFlashプログラムを排除する動きをしています。

 これはFlash動画を公開している企業様にとって無視できない状況です。

 いや、別にウイルスを配信している訳ではないから関係ないと思われた方、そうではありません。

 もともとスマホやタブレットではFlash動画の閲覧が出来ないコトが一般的ですし、パソコンによるサイト閲覧でも設定をしてFlashを表示させないという方も増えていると聞きます。

 企業様にとって“Flash動画”を表示しない環境が整いつつあるコトが問題なのです。

 危険性が実感できない、Flashを見れない方のいるコトを知らない、分かっていても予算を当てられない、そもそもホームページのタイトルにあるアニメがFlash動画かどうか分からない…その理由は様々なんだと思います。

 もちろん、高額な費用を掛けて制作したのだから残しておきたいという気持ちもあるでしょう。

 しかし、利益を追求するビジネスツールだという点からホームページの仕様を考えれば、企業様への影響や印象等を考慮して他のプログラムでの動画に作り直すコトも大切なんだと思います。

 また、この状況の放置は今後のビジネスチャンスを逃すコトに繋がってくるかも知れません。

 ビジネスである以上、費用を掛けたくなければアニメーションさせずに1枚の画像タイトルに変更するのも“あり”なのですから企業ホームページの中に表示されない図がある等の“マイナスイメージ”だけは取り除いておきたいものです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう

 いやはや。。

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