ホームページ管理費用は適正かという疑問について考えてみる。



WEBサイトの更新保守や管理運営費はホントに必要なのか?Web-STYLE(ウェブスタイル)

 プロバイダもサーバー会社も、ホームページ制作会社や運営サポート、コンサルティング会社も一般企業様からはひっくるめて“ホームページ屋さん”という認識だったりするものです。

 そして、この点が“WEB企業は適正価格でサービスを提供しているか”という疑問に影響しているのでしょう。

 たまに、ホームページ業者は“ぼったくり”だといった興味深い記事を見かけます。

 そう言えば、当サイトの検索ワードでも“管理運営費用は必要か”といった類のキーワードを見つけるコトがあって、そこからは保守契約の検討をされているのか、業者との企業マッチングが上手くいってないのか考えずにいられません。

 しかし、多くの記事で問題視されているのは、ドメインの維持管理だったり、更新作業だったり、運営サポートや企画提案だったりとサービス内容がまちまちで、そうなると保守費用が高いのか、易いのか。

 例えば、ドメイン及びサーバーの維持管理で月額3万円の保守費用が掛かるとしても、ここで管理するドメインが1つなのか、100個あるのかで“適正価格”の判断結果は違ってきます。

 ランディング契約している更新保守の場合でも、作業があれば対応するサービスなのか、毎月の更新内容が決められているのかで違いますし、自社で作業指示を出せる体制がある(もしくはWEBに長けた担当が専属してる)のか、何をしたら良いのか全く分からない状況なのかでサービスの活用度合いは違ってくるコトでしょう。

 まぁ、結局は対価が適正かどうかなんて個人の印象に左右されるものです。

 例えば、自社で取り扱っている商品やサービスがお客様から“高すぎる”と言われたのなら多くの経営者様は“価値が分かってない”と思われるコトでしょう。

 WEBも同じで、それぞれの企業がそれぞれのサービスをそれぞれの価格設定で提供しているという訳です。

 しかし、サービス項目は同じだったとしても企業認識や肩書によって印象は異なってきます。

 運営サポートの保守を例にすれば、事業内容がアドバイスを行うものか、企画提案から実現までをディレクションしてもらえるのかで価値は違いますし、コンサルティングやプランナーといった様々な肩書は、それだけで提供されるサービスのイメージを曖昧なものにしてWEB企業選びを難しくしているはずです。

 この様に、業務内容が明確でない現状も対価が“適正だと思わない方”がいる原因の一つなのでしょう。

 単純な話。業者へWEBサイトの保守業務を委託する場合は提供されるサービスを十分に理解した上で月額費用が“適正”もしくは“易い”と感じられるかどうかで判断すれば良いだけかも知れません。

 もし、適正価格かどうかを判断するポイントを一つご紹介するなら“面倒だから”業者へ委託するのか、自社では“対応できないから”の委託するのかという点が挙げられます。

 前者であれば経営者様が“このくらいなら”と考える価格と比較すれば良いですし、後者であれば“担当者を雇う人件費”より安価かどうかで判断すれば良いでしょう。

 ただ、業務内容が確認できていたとしてもWEB企業によって蓄積しているノウハウは異なるため、自身が望んだサービスの質かどうかは受けてみないと分からない訳ですが。

 まぁ、WEBに限らずどんなビジネスだとしても競合サービスの増えていく中で生き残るという意味からも“顧客満足度”を維持し続けるためには“サービスの向上”を模索し続けなければならないという課題がサービスを提供する企業側にあるんですけどね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。

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