WEBサイト制作で適正価格が不明な点について考えてみる。



WEBサイト制作の損得は費用より有効活用できてるか!Web-STYLE(ウェブスタイル)

■おそらくWEBの制作費が適正かより、ビジネスでWEBを活用するための予算と収益見込を設定すべきなのでしょう。

 さて、21時を回ってやっと今日のブログ記事を書き始めているところです。

 他にもするコトがありますし、今日のところは簡単なテーマでさくっと更新をしたいと思っているので、年末とは関係のない内容ですがWEBサイトの制作に関する“適正価格”についでも考えてみるコトにしましょう。

 ちなみに、当ブログにおいてもサイト内検索にて“適正価格”と検索してみると思っている以上に定期的に何度もテーマに取り上げているようですね。

 そこで、まずは適正価格について考えてみます。

 そもそも商品やサービスの価格というものは企業間において大きな力関係があったとしても、基本的にはそれを提供する側が決定するものなのですが、その設定した販売価格が“適正”かどうかという話となると“顧客満足度”との兼ね合いを無視して考えるコトは出来ません。

 価格のバランスについて分かり易く考えるためには次の2つの視点から判断すると良いでしょう。

・顧客満足と収益の視点

 ビジネスを行う上で商品やサービスから得られる粗利を高く設定したいという気持ちは当然のものですが、そこでは消費者の価格に対する“納得”が必要です。

 つまり、成功するためには“適正”もしくは“安い”と消費者側が感じる価格設定が求められるというコトでしょうか。

 もちろん、ビジネスですから“収益”を度外視した無茶な価格設定も駄目な訳で、商品を販売する(サービスを利用してもらう)ために満足してもらえる価格を設定しても、それでは収益が見込めないという状況であれば、付加価値をつける等の企業努力が課題となります。

 例を挙げるのなら、各ネットオークションにおいて人気の商品がありますが、案外と同じ商品では“落札価格”も一定であるコトが多く、一定の入札価格を超えると別の人が出品している同じ商品の入札へと移ってしまう傾向が見られます。

 需要側が納得する価格について共通したものがあるのかを検証する場合には役立ったりするものなのです。

・品質とブランディングの視点

 今回のテーマにもしてますが、相変わらずWEBサイトの制作に掛かる費用について適正かどうか知りたいというご相談は後を絶ちません…が、正直に言えば実際に存在する“モノ”では無いため、かなり細かく検証しても適正かどうかなんて判断は出来ません。

 精々、出来て価格に見合う“品質”のWEBサイトかどうかの判断程度です。

 また、仮に人件費が掛かっていて専門的な立場から見ても品質が高いWEBサイトであったとしても、エンドユーザーである依頼主様が“高い”と感じたのであればそれまでです。

ひとつひとつで損得を考えずに“ビジネス”を主体に利益を出す。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 早い話、同じ商品と類似品であっても価格の差が適正かどうか判断して証明するコトは難しいですし、世の中にはこのブランドの商品(ステータス)を購入するコトで満足をするというケースも在るため、結局のところ“企業ホームページ”なんて運営してみないとよく分からないモノに掛ける予算は“少しでも安く”という方が大半の意見なのでしょう。

 最近、炎上覚悟とも感じられる年収の高い富裕層の方だけをターゲットとした通販サイトが話題になっていたようですが、“話題性”の効果によりも運営企業様に“悪い印象”が強く前面に出てしまうようでは、価格の見直しというよりWEBサイト全体の“リセット”までをしなければならない可能性があります。

 もしかしたら、広告手段に含まれるWEBサイトの制作は、WEBサイトを通した企業利益の結果が出た後で“良い買い物をした”、“高い勉強代になった”と振り返って感じるコトしか出来ないのかも知れません。

 そういう意味では、店舗を持たずWEBサイトだけで行っているビジネスは別ですが、ビジネスを行う上でWEBに振り分ける予算がこの位で企業として得られる収益見込はこの位だからこのくらいの貢献度が感じられればという考え方が大切で、制作費が適正かどうかはほどほどに自己判断にゆだねられるしかないのでしょうね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。