クライアント企業様に届くスパムメールをきっかけに思う。



スパムメールかどうか怪しむ判断はまた別の話なのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■やっと”迷惑メールフォルダ”に分類されたメールは内容のチェックをしないといった人が増えてきているようですが…。

 迷惑メールは別フォルダへ自動的に仕分けされるという機能の向上により、経営の存続にまで打撃を受けたメルマガ配信サービスを行っているWEB企業様(個人様)も少なくないと聞きますが、その原因となった迷惑メール業者が後を絶つコトは無いようです。

 まぁ、これら迷惑メールを受け取る側においても被害にあっているという感覚が無かったり、せっかく迷惑メールフォルダに分類されているスパムメールを後から添付ファイルまでチェックしてウイルス感染したり、問い合わせをしたりする方も少なくないと言います。

 そもそもスパムメールとは…

・メール所有者が許可していないのに大量に一斉送信されてくる広告メール

 これらスパムメールが届いたメールアドレスの流出した原因は不明なままでも、企業ホームページに営業メールの受け取りをしない旨を掲載するコトで法的にも今後の対処していくという意思表示は可能なのですが、ビジネスを行っている以上このような対策を取られる企業様はほとんどありません。

 迷惑メールと聞いて皆さんが想像されるありがちな内容のものを除くと、最近では銀行の関係者や企業ホームページを有効活用するためのWEBサービスを提供する業者を装うメールの割合が多くなってきている様です。

 まぁ、当ブログでは詳細は述べませんが”検索サジェスト”とか云々…ごにょごにょ(笑)。

 そのため、その対象となる企業様から被害の報告や注意の促しをするDMやメールも同時に増える一方で、日々業務の中でのメール整理の時間は増加していくばかりだとか…う~ん、こんな負荷が毎日続くとなるとホントに大変です。

 以前に当ブログにおいても記事にしたアドウェアなどは、”スパイウェア”や”マルウェア”と違い、自身の意志でお使いのパソコンにインストールするソフトウェアのはずなのですが、最近では規約やインストール画面を見ずに”次へ”と進んでしまう”見落とし”に目を付けた悪質なものも急増していると言います。

 こうなると”迷惑”とは”合法か違法か”ではないとつくづく感じずにはいられません。

 今回は迷惑メールについて詳細を述べていくつもりはありませんが、”スパムメール”や”架空請求メール”といった様々な企業様に届くメールに”このメールに問い合わせて良いものか”といった弊社へのご相談も不定期ながら無くなるコトはないみたいです。

 実のところ、弊社でもビジネスと関係ないサイトを制作するテーマの候補に”架空請求”や”WEBサービス”を初めとするスパムメールのデータベースサイトを制作しようと資料を集めたコトがありました。

 ただ、サイト運営においてたアクセス数は見込めると思えるのですが、対象となるメールのデータがとにかく多過ぎます。

 個でのノウハウの蓄積が目的であれば、あまりにもサイト運営における”作業負荷“と”時間“が大きく、最初からビジネスとして取り組んだのならば”予算“と”人員“を当てるコトが可能なのですが同時に”収益“も考えなければなりません。

 先程、”アクセス数”が見込めるとは書きましたが、それもおそらくはある程度の”投資“を行わなければ、収益の出るサイトへ成長させていくコトは難しくも、また最新のデータベースを維持していくコトは出来ないでしょう。

 いわゆる収益が確立できずに”尻窄み”な運営となっていくポータルサイトと同じ末路です。

 その理由は、今の個々が自由に情報の発信と拡散が出来るというネット環境にあります。

 上記で述べた通り、迷惑メールには”大量“に一斉送信しているという特徴があり、自身に届いた不明なメールが迷惑メールだった場合、”自分にだけ“に届いていたり、”この一通だけ“が配信されていたりというコトはまずありえません。

 そのため迷惑メールではないかと思われるメールの文章から一文をコピーして検索をすれば、これが迷惑メールだった場合、詳細を検証して報告をしているページが、ほぼ100%の確率で見つかるものです。

 数年前にはこれらの情報をまとめたサイトも多く見られていたのですが、収益モデルとして成り得なかったのか、個人の情報発信サイトをまとめた方が効率が良かったからなのか、最近ではこういった情報系のWEBサイトは減少し続けていると聞きます。

 どちらにしても迷惑メールも時代や環境に合わせて変化し続けていかなければならず、違法行為をしている側も同じコトを繰り返すだけでは、例え捕まらなくとも”時代に淘汰される“と言えるのかも知れません・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。