被リンクとしてのSNSやブログの役割について考えてみる。



Facebookやブログの閲覧者をビジネスに結び付ける努力はしていますか?Web-STYLE(ウェブスタイル)

■Facebookや外部ブログと言ったSNSの活用で、どう自社の成功に結び付けたいのか漠然としていては駄目なのです。

 そもそも昨日の記事はこのテーマで書き始めていたのに、前置きの段階で早くも話が反れてしまい”ホームページの成長と期待値とのギャップ”について考えをまとめていくコトとなってしまいました(笑)。

 そんな訳で、今日は仕切り直してもう一度このテーマで考えて行きたいと思います。

 ただ、SNSとブログを別々に話を進めていくと的が絞り込みないどころか、とても簡潔な文章にはならないでしょうから、今回はGoogleアナリティクスにおける集客サマリのチャネル”Social“からの被リンクに話の焦点を当ててまとめて行くコトにしましょう。

 さて、この集客サマリにおける”Social”のグループについてですが、”Youtube”等の動画サイト、”Facebook”や”Twitter”等のSNSグ、”YAHOO!知恵袋”や”OKWave”等、それに”Ameba”や”FC2″等の外部ブログといった様々な無料コミュニティサービスを行っているサイトが対象となり一括りにまとめられています。

 この”Social”のグループについてですが、有料広告による被リンクを除いた”OrganicSearch”や”Direct”、”Referral”と同様に自然発生する自社サイトへの導線となっているはずなのですが、各種ログのデータを比較する限り”Social”サイトから誘導された訪問が全く無い企業様の方が大きな割合を占めているようです。

 むしろ、ブランドが確立されていてアクセス数の多い企業様や”内部ブログ”を設置されている場合、被リンクであるチャネルに”(Other)”のグループも表示されていて”Social”だけが無いというケースも少なくないのではないでしょうか。

 そこでまずSNSの中から”Facebook”を例にとって考えてみますが、WEBセミナーや勉強会、知人からのアドバイス等で企業ホームページへの導線として”やった方が良い”と言われて設置される企業様は多いものの、直ぐにそこから公式サイトへの訪問者が増加するというのは稀です。

 多くの企業様はホームページと同様に、新規で設置したFacebookも育てていかなければならず(既に別々に運営していたものをリンクして相乗効果を狙ったのであれば別ですが)、効果は二極化していると言えるかも知れません。

 極端な話をすれば頑張ってFacebookからの情報発信や更新をしているのに、そこから自社ホームページへ誘導できる数が1ヶ月で”0″もしくは数人程度しかいないという状況があるかと思えば、特別に意識しないで好き勝手に更新しているのに毎月数百~数千人という訪問者を自社サイトへ誘導できているという状況もあるというコトです。

 そして、その割合は圧倒的に有効活用できていない企業様の方が多く、趣味では無くビジネスにしっかりと活用したいのであれば、何らかの手立てを行っていく必要があります。

 もし、皆さんがFacebookを運営されていて”自社サイトへの誘導“が目的の一つならば現状はどちらでしょう?

 ”OrganicSearch”での検索ワードを見れば、自社の取り組みが地域に根差して企業名や商品(サービス)名で自社サイトに誘導できているのか、口コミ効果で購買意欲の高い潜在顧客を直接誘導できているというコトになります。

 これと同じように”SNS”で自社サイトへ誘導できているのであれば、地域だけでなくネット上でも口コミ効果、つまり”ブランド力”が高まっていると判断できるはずなのです。

 しかし残念ですが、SNSを利用して情報発信をしても多くの場合は即効性のあるサイト誘導は出来ていません。

 もちろん、他にはない有益で鮮度を有する情報発信と公式サイトとの相乗効果を狙える演出があれば別ですが、情報と言うものはその性質上、持続して発信し続けなければ訪問者は安定して増加していかないと思われます。

 つまり、余程の”ネームバリュー“や”コネクション“、”“でもない限り、結果までは時間が掛かるという訳です。

 例え、月間アクセス数が数万にも上る人気ブログであっても更新せずに維持できる期間は長くても2~3ヶ月程度だと言われているくらいですから、新規で始めたSNSで見込み客を公式サイトへ誘導するには、”ブランド力”か”情報の品質と時間”のどちらかが必須だと言われているのも当然でしょう。

 まぁ、”ブランド力”と”発信力”の両方があるに越したコトは無いのですが…。

 さて、話が長くなって来たので続きはまた別の機会にしたいと思いますが、多かれ少なかれアクセス数を伸ばす(本来は、売り上げを伸ばす)ために、SNSや内部外部に限らずブログを有効活用したいという企業様は多いようです。

 そして、設置して満足されるコトなくその一歩先へ進んで、有効活用するためにはどうすれば良いのか悩まれている方が増えてきているコトも検索ワードを見れば伝わってきます。

 言わずもがな手立ては導入するコトが目的では無く、企業利益の向上が目的のはず、何事も活用していくための”社内体制の確立“とデータ検証に習った”運営の継続“が強い経営を作っていくものです。

 今やWEBサイトの運営については好きや得意では無く、経験と知識に基づいた”専門性“をもって生産性の効率高めていかなければならず、WEBの発信力の強さから”競合“と成り得る企業様も以前の何倍にも増えた環境だと言っても過言ではないでしょう。

 しかし、WEBに限らず新しく作られる環境もやがてはポジショニングされて棲み分けられるものです。

 単に公式サイトへ誘導する訪問者数を増やす手立てとしてSNSを利用するのではなく、自社商品やサービスを求められるターゲット層を選別し購買意欲の高い訪問者を誘導する使い方も有りなのかも知れません・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。