個人の主義主張が企業サイトに及ぼす影響にふと思う。



100人いれば100通りの考えがあるもので、それを無視できないのが経営なのです。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■このテーマは別の機会にも取り上げていきたい話題なのですが、今回は問題定義だけでも・・・。

 今回のテーマについては、ちょっとぼかした書き方になるかも知れません。

 企業サイトである以上、当ブログにおいても記事に上げる事例や内容については、僕なりのルールに沿って書くようにしています。

 例えば、偏見が入ったり、自己主張になる可能性もあるためテーマには“結論を書かない”のはもちろん、良し悪しについても決して触れず、一般的に言われているSEOのテクニックよりも単純に起こった事柄の紹介を優先させている感じです。

 なので、このテーマも書きたいものではあるものの“遠回しで何を言っているのか分からない”状況になるかもしれないという訳です・・・まぁ、簡単な前置きではありますが、この点にご理解を頂きながら本題に入って行きたいと思います。

 さて、インターネットは企業のためだけに在らず。

 個人様でもホームページを運営している方は昔からいらっしゃいますが、SNSや無料ブログ等の個人の意見を容易に発信できる場が増えていくにつれ、その個や集団による“情報発信力”は企業側も無視できない状況になってきているというのが現状です。

 “俺のブログでお前の店を潰してやる”・・・とは嘘か真か、実は作り話であると言われている“電子レンジ猫訴訟”と同じ様に、WEB業界において都市伝説化している話だったりします。

 企業の説明責任がどこまで効果のあるものかは分かりませんが、人は自身の経験や知識の範囲内に真偽を問うため、ネットの世界には“”ではなく“誤解”による情報や主観も数多く出回っているようです。

 例えば“映画”・・・このジャンルでブログ記事を書いている方は、プロアマ問わず数多いようですが、本職の評論家の方、アフィリエイト等のサイドビジネスを行っている方、趣味で楽しんでおられる方など様々です。

 映画の評価の際には、点数や星の数で感想の総評を表しているサイトが多いですが、幾つかのサイトの平均を意識して見ていると同じ様な評価に偏っている傾向が見られ、検索してよく見かけるサイトは限られているように感じます。

 例えば“消費税”、こればかりは経営者としての経験があるかどうかでも違ってくるかも知れません。

 別に、当サイトにおいては景気について話題にするのも相応しくないと思われるので、ここで賛否について論ずるつもりはありませんが、近々WEBサイトとの関係については記事にまとめたいとは思っています。

 ここで述べるポイントは“風評被害”についてです。

 消費税が5%から8%に上がった際に、150円のペットボトルが160円に値上げすると仮定して、これを“適正でない”という情報発信がアチコチから成されたとします。

 おそらくこの場合に推測できる根拠は次の通りでしょう。

・150÷1.05=142.85・・・

・142.85×1.08=154.278

 百歩譲って“155円”であれば分かるが、“160円は便乗値上げできないか”という訳です。

 しかし、ここでの考え方には販売価格に反映されるべき光熱費や流通にかかる費用、人件費等は含まれていなく単純に税率を8%にして計算をし直しただけです。

 インターネットが個人の感想を発信する場であると考えるならば“適正価格”かどうかの商品に対する評価として“高い”という意見は有りですが、便乗値上げかどうかは十分な資料を検証して判断しなければ、企業に不当な不利益を与える“威力業務妨害”となってしまう可能性もあります。

 だからと言って、この情報発信をした方を一方的に責めるコトは出来ません。

 誤解を受けるコトは個人であれ、企業であれ避けられず仕方の無いコトですが“誤解を正さない”というのは企業のあるべき姿ではないからです。

 今の時代、誤表示などの言葉を駆使して有耶無耶にしようとしても誰かしらが気付くものです。

 コミュニケーションもそうなのですが、企業様がWEBサイトを通して何らかの情報発信をすると同様に、ネット環境を介した全ての方と情報の提供やキャッチボールをどう行っていくかが大切なポイントなのでしょう。

 SNS等のネット上に出回っている自社に不利益な誹謗中傷を自動でチェックし削除依頼を行っていくサービスを利用される企業様が増加しているという話を最近よく聞きますが、忘れてはいけないコトもあります。

 それは、企業側の都合で一見“誹謗中傷”に見えてしまっている個人様の意見もあるという点です。

 インターネットの普及により、些細な問題だと以前は判断できていたものも、簡単にメディアを巻き込んだ大問題に発展するなんてコトがどの企業様にも起こりえる、経営者にとっては怖い時代になりました。

 しかし、企業が生き残っていくためには時代に合わせて企業が“変化”するコトも必要で、長い目で見れば有益は指摘を見極めて“受け止める”コトが大切なんじゃないかと僕は思う訳なのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。