ホームページを活用する際の向き不向きについて考えてみる。



考えるとホームページに適した商材というのはあるもので・・・。Web-STYLE(ウェブスタイル) 

■ホームページがネットを通して配信するという仕組みを超えて、企業への導線を考える時期なのです。

 経営を行う上で企業がホームページを所有しているというのが当然であるかのような時代ですが、各企業様におけるWEBの活用目的を見比べてみると未だ曖昧な部分も少なくありません。

 パンフレット代わりとなるIR活動から売上への貢献まで、企業ホームページを持つ目的は単純に考えても次のものが上げられます。

・企業紹介、案内

・来店、来院誘導

・通信販売

・反響営業、問い合わせ誘導

・個人情報の収集

・サービス提供と利用者獲得

・情報発信、流行誘導

 何だか昔よりも目的が枝分かれして細分化している様に感じるのは、WEB業界の発展とインターネットが生活に根差してきたからだと言えそうですが、やはりこれらの中でも目標達成が難しく競争が激しいものと言えば今も昔も“通信販売”と“来店誘導”を目的としたホームページの運営でしょう。

 例え、上記のどの目的のホームページであったとしてもSEOやネット広告、他の媒体を活用したホームページへの誘導は可能なのですが、本当の目的は“ビジネスに繋がる”コトであり、WEBの活用が企業の利益に繋がらなければ意味がありません。

 実のところ、損益分岐や企業ホームページへどれだけ力を注ぐかによって、ある程度のアクセス数を伸ばしたり、ターゲット層を確保するコトは可能です。

 ・・・ですが、ホームページへの誘導が即利益になるというものではなく、企業様は自社サイトへのアクセスから来店や購入率を初めとする結果に繋げて企業利益に貢献するために日々悩み、努力を続けるコトになります。

 また、特に通販サイトでは自社商品の購入者を育客してファンになってもらい、継続するリピーターに育って頂くコトは企業側の最終目標なのですが、最初の“自社サイトからの商品購入”ですら繋がりを持つコトは大変なものなのです。

 購入意欲を高めて頂くためには実際に、食べてもらったり、飲んでもらったり、サービスを体験してもらったりするのが一番というのが、企業様側にとって共通の思いなのですが、これが一番、WEBの苦手としている点だとも言えます。

 数ある競合の中から自社の商品を選んでもらうためにも“疑似体験”というポイントはクリアしないといけない課題なんだと僕も思いますが、資本力をつぎ込みリアルでの店舗との連携が出来る大手企業様であればまだしも、直ぐにはこの問題を解決するコトが出来ない企業様がほとんどでしょう。

 そういった意味では、“疑似恋愛”や“疑似冒険”が出来る内容の類似したシステムの携帯ゲームの供給が多いのも納得というものです。

 むしろ“セカンドライフ”等は環境不足や面倒な手間ばかりが目立ちましたので、時代が早かったと言えるかも知れません・・・まぁ、だからと言って同じようなものが今後流行るかと言えば別ですが(笑)。

 人間の感覚を刺激したいのであれば、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚にうったえるというのが有効です。

 そうそう第六感やセブンセンシズ(って、おい!)ってものも聞きますが、ここで並べて考えると限が無いのでとりあえずは割愛しておきましょう。

 これらの中でもWEBにおいては、“視覚聴覚”による刺激を得意とし、“味覚嗅覚触覚”というものを苦手としており、昔から得意な部分に対する表現方法や演出の向上と苦手な部分のフォローの手立てが試行錯誤されてきました。

 ただ、どうしても提案のし易さか人間の性か、得意な部分へのアプローチ方法の発展に比べて、苦手な分野の改善は置いてけぼりとなっていたように感じます。

 精々、出来ていたコトと言えば、“サンプル、試供品、スターターセット”、季節によっては“お楽しみ袋、福袋”と言った名前を変えたテスター経験がほとんどです。

 しかし、少量では効果や良さが理解してもらい難い上に、本商品そのものを初回割引にすると価格目当ての一元さんや確信的利用者ばかりが集まったりするため、年々追うごとにテスターから本商品の購入に繋がる率は減少しているコトも合わせると力を注ぐ企業様が減少していく現実も納得できます。

 こういった問題点は、lite版、チュートリアル等と言った“ネット上で完結できる疑似体験”とは勝手が違うようです。

 今や映画ですら話題性のために、最初の数分を開放するものも少なくありませんが、もしかしたらネットで完結できない商品やサービスを提供する移動サービスやアンテナショップ、コンビニ等との連携など次の手立てを考えなければならない時期なのでしょう。

 例えが悪いですが、大手家電メーカーで商品に触れてネットで注文するという層が増加しているコトを考えるとまだまだこの辺にビジネスチャンスは眠っていると思うのですが・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。