ターゲット層毎のアプローチの有無について考えてみる。



利用者の限られた手立てにこだわっても結果は出ない。Web-STYLE(ウェブスタイル) 

■検索エンジンばかりに気を取られて、サイト訪問者という潜在顧客を蔑ろにしてはならない。

 相変わらずITの業界では“SEO”やそれに伴う“アルゴリズム”をベースとしたサポートを中心にビジネスを行っているWEB企業も多く、ホームページの検索順位を気にしている企業様にとっては大切な役割を担っています。

 しかし、検索順位はさほど上位ではないのにホームページを上手に活用して利益を出している企業も多く存在しているのも事実であり、そういった事例はサイトへの導線が一つではないと考えさせられるものです。

 中には、カリスマ経営者だったり、著名人の方とのタイアップだったり、メディアへの露出などにより直接的なサイト誘導を行っている企業も存在しますので、成功する機会を得るというコトは、“費用”と“人的負荷”に“アイデア”という3つの要素があると言えるでしょう。

 ただ、忘れてはいけない点ですが、自社ホームページへの訪問者の獲得は、あくまで“成功する機会”を得る(高める)ものであり、成功を約束するものでも目的でもありません。

 そう考えると“SEO”はそれぞれの企業に合わせたオーダーメイドの手立てではなく、テンプレートな手段であり、企業ホームページに“独自性”がなければ、企業の目指している成功はなさそうです・・・が、これは話がそれてしまいますので、後日、テーマにまとめて別の記事にしようと思います。

 ビジネスにおける自社ホームページの所有は、企業の成長、利益による貢献が目的です。

 そのため単にアクセス数を増やせば良いというものでも無いのですが、そこが最も目に見えて分かる部分でもあるため、気が付くと“検索順位”や“アクセス数”にばかりこだわってしまっているという現状も仕方ないのかも知れません。

 まぁ、単純に割合で考えるならば、アクセス数を伸ばすコトそれ自体にデメリットがある訳ではないので、それはそれでありとも言えるのですが・・・あまり負荷はかからない程度に抑えたいものです。

 では、今回はアクセス数を集めるという点を考えてみましょう。

 まず、アクセス数を伸ばすといえば十羽一括りで“SEO”と“ネット広告”を思い浮かべがちなのですが、急激に成長を続けるWEB業界だけに、その時代により人を集める様々な手立てが存在します。

 当然ですが、その手立ては時代により異なり、メインで活用する世代も異なるようです。

 2~3年前にインターネット利用年代の平均が40代前半だという資料を目にしましたが、今や世代交代を何度もしながら幅広い世代に利用されるようになってきています。

 だからと言って、全ての利用者が次々に出てくる新しいサービスを受け入れて活用しているという訳ではありません。

 先日のニュース記事では、某大学で100名のアンケートを取ったところ98名が“LINE”を活用していたそうです・・・まぁ、この数字的にかなり限定的ですし結論ありきな気もしますが、それを差し引いても“サービス”は世代だけでなく浸透しているエリアもあります。

 あるグループでは皆が“Facebook”をしているが、僕の周りでは誰もしていないという経験をされたコトはありませんか?

 WEBにこだわらず年齢を例に考えるならば、高齢で80歳を過ぎてサーフィンをされている方や10歳に満たない方で焼き物をつくっているという方は少ないと思います。

 言い方を変えれば、これが“ニッチ”なターゲットというコトになるでしょう。

 しかし、新規顧客を集めたい企業としては、上記の例とは逆の“一般層”に使用されている手立てを見つけ、それを活用したアプローチもするコトが効率を求めるというコトになりそうです。

 確かに“ニッチ”と“メイン”のターゲット別にアプローチと集客の手立てを持つべきでしょう。

 ただ、過剰に人的余力があるのなら別ですが、人も金も掛けるべき優先順位を決めなければ、企業利益の追求は期待できません。

 もし、御社のターゲット層の多くがSNSを利用しない場合、そこは等しく力を注ぐ部分では無いのかも知れません。その証拠に、未だにWEBのサービスを行いながらも“FAXサポート”等を続けながら利益を上げている企業も存在しています。

 どちらにしても、自社ホームページがメインターゲット層に最適な構成になっているのか、サイト利用者をカバーできているのか、SEO以上に常に見直していく必要はありそうです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。