ホームページでの表現の限界を知る必要性を思う。



インターネットとパソコンはイコールで考えないコトが大切?Web-STYLE(ウェブスタイル) 

■WEBは何でもできるからこそ“どこに限界があるか”考えなければならないというジレンマ?

 かつてテレビの所有率が高まるにつれ新聞メディアが無くなるのではないかという危機感を覚えていた時代、また映画への出演と比較するとテレビへの進出は軽視されていたという時代があったと言います。

 これは僕自身の経験ではないため実感としては無いのですが、その状況の想像は容易です。

 どんな商品やサービスでも継続していく上で成熟をしていき、いずれは形を変えて違う商品やサービスと変化するか別の新しい媒体に取って代わられるか・・・何もしなければ気づかないうちに廃れていくものなのでしょう。

 もちろん、ビジネスモデルを変化させるコトで対応していけるものばかりではないため、今持っている企業の力で新規事業と競っていかなければならない状況も生まれる訳ですが、そうは言っても前もって備えているというケースは皆無に近いようです。

 企業を存続させるためにはこの問題を早い段階で認識しなければならないのですが・・・。

 “リスクヘッジ”や“リスクマネージメント”とはよく聞くコトができるビジネスワードとなってきましたが、企業の規模や資本力による格差があるとはいえ、その多くは“事後対策”での相談です。

 やはり、一番のリスクヘッジは“経営者の意識改革”だと言えそうです

 実際、一度の失態が企業のイメージを大きく損なう(場合によっては倒産)という事例が幾つもあるのですが、あまり自社とは関係ない、このくらいしておけば大丈夫かと言った意識が強く、この辺は車や飛行機事故における自身の遭遇、癌等の発病といった意識に対する危機感に近い気がします。

 “驕れる者は久しからず”・・・って、ビジネスにおいても大切な考え方なのです。

 いや、むしろ“己を知り敵を知れば百戦危うからず”の方が言い得ている場面もあるかも知れませんが、自身が行っているビジネスの柱となる強みと弱みを知ってこそ、新規事業と競ったり、共存の道を模索したりできるものなのでしょう。

 例えば、テレビというメディアは今、“繁栄”している時期なのか“衰退”している時期なのか皆さんの立場や置かれている環境によって異なると思いますが、5年後、10年後にどうなっているかという問いに皆様の回答は近いものになるはずです。

 この点においての考えは、WEBについても同様だと思われます。

 確かにホームページを初めとするインターネットが担うメディアとしての役割は、テレビや紙媒体の成長度合いと比較しても急激に強くなっていると言えます。

 しかし、そのメリットばかりに目を向けてばかりでは同業他社との競争にさえ勝ち抜くコトは厳しいでしょうし、新しいビジネスに足元をすくわれてから共存するためのビジネスモデルの変革はもっと難しそうです。

 今まさにネットを活用する上での規制は厳しくなりながら整っていっていると思われますが、誰も無くなってしまうだろうなんてコトは想像していません。

 だからこそ、今のうちにシステム面やモラル面等のあらゆる観点から“ホームページでの表現の限界”を知り、出来るコトと出来ないコトを知る必要があると僕は思うのですが。

 今後は、勢力図というかメディアによる力関係の差はありますが、一つの媒体で情報全てを制するというコトは不可能だろうと言われています。

 既にあるテレビやフリーペーパーとの連係もそうですが、今後はネットも既存メディアの一つとして新たに誕生してくるであろう媒体とも臨機応変に変化しながら共存し、展開していかなければなりません。

 業界全体の成長を止めないためにも自身でサービスの限界を決める必要はないですが、常に商品やサービスの“限界はどこにあるか”自問自答するコトが自社の存続のために大切な考え方だとも言えるのです・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。