ホームページが成功しちゃった・・・について再び思う。
- 2013年05月07日
- ホームページ有効活用
■成功させちゃったコトは、サービス提供側にとってメリットかデメリットなのか?
企業ホームページの運営の中には、誰にも理由が分からない“やってみたら結果が出ちゃった”という“成功”もあります。
このホームページが“成功しちゃった”という点については、以前にも記事にしたのですが、今回は別の見方でもう少し考えてみましょう。
ただし、今回は何で成功したのか分からないコトが前提なのですから“根拠”も“確証”も無い訳で、曖昧な文章になるとコトをご了承ください。
もともと今日は別の記事を用意していたのですが連休明けですし、ストックにして軽めの更新にしてみました。以下は、以前に書いた参考記事です。
・“インプレッション”と“コンバージョン”について考えてみる。
上記の記事を読み直してみるとSEOやサービス内容の視点から書いたもので、これとは別の見方として“クライアント様との関係”もあるというコトに気が付きます。
こういった成功の要素が“タイミング”なのか“運”なのかは分かりませんが、ホームページを新規制作したにも関わらず、通販サイトでは商品が売れたり、来店目的サイトではアクセス数が伸び続けたり・・・。
稀に、こういったホームページに出会います・・・と言っても数百サイトに1件程度ですが。
テレビや雑誌で問い合わせが続くものもあれば、独占したまま顧客の囲い込みを行い、WEB部門が1つの事業として成り立つ事例まであります。
多くの場合、成功した要素を推測できるのですが、早く結果が出た原因が不明もしくは原因の検証に時間を要する場合、サービスを提供する企業としてはどのような姿勢でお客様と向き合うべきなのでしょうか?
僕の知る限りでは、リニューアルや広告の導入、ポータルサイト参加を機に、売上がいきなり数十倍まで伸びたという事例もあります。
こうなるともう逆に何で今まで“成功しなかったのか”という錯覚にまで陥りそうです。
なんで成功したのか分からないというコトは、サービス提供する側から考えれば“次も成功するか分からない”訳で安心と同時に不安にもなりますが、クライアント企業様は全く逆の印象を持たれているはずです。
例えば、弊社が毎月ご契約企業様へお伺いしアクセス状況をまとめたレポートを見ながら今後の戦略と更新をお打ち合わせするのですが、運営保守と更新保守との違いには驚かれます。
しかし、弊社が初めてのWEBサービスの企業だと更新も運営もサービスに変わりはなく“そこまでして当たり前”だと思われているなぁ・・・と感じる場面もあるものです。
確かに、運営実績として“成功例”は企業の強みとして発信したいという気持ちは分かるのですが、何で成功しているか分からない点を伝えず、お客様に“WEBはちょろい”なんて思われているとしたら・・・。
僕なら、ちょっと怖いですね。
おそらく“こんなに簡単に儲かる”のだから違う商品(サービス)で“2つ目のサイト制作をしよう!”とお客様は考えられるはすです。
つまり、パートナー企業として共に成長したいと思うのであれば、お客様と正直に向き合い“成功”も“失敗”も説明責任を果たすコトが大切なのではないでしょうか?
弊社では少なくともそうしていますし、そのコトによる“解約”は皆無です。
成功の有無に関係なく2つ目のサイト制作を行う際には、十分な判断材料を提供して企業間で納得の上に行うコトが、長いお付き合いに繋がっていきます。
今の時代、ホームページ制作であろうと運営サポートであろうとそのサービスを提供している企業は沢山あり、お客様は選び放題です。
WEB企業ごとに強みやノウハウなど格差があるはずなのですが・・・だからこそこの業界も“口コミ”による紹介が多いのでしょう。
また、WEB企業は安定したランディング契約を受注したいものですが、お客様側としてはランディングは一番抑えたい費用なのです。
“信頼できる企業”たるコトが契約継続と共に“紹介”をお受けする強みになるのですから“目先の成功”に安堵してアピールするのか、正直に分かる点と不明な点を報告するのか、企業としての判断は重要ですね・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。