インターネットでの有効な手立てについて考える前に・・・
- 2013年04月11日
- ホームページ有効活用
■個人サイトと企業サイトの良い点が合わさり、ルール作りがされて始めて環境が整っていく?
ステマ(ステルスマーケティング)やミスリード表現、炎上商法などネットを活用したビジネスを取り巻く環境や手法は次々と現れては、一部は定着し、一部は規制され、一部は消えていきます。
これらの広告手法が生み出されたきっかけは様々です。
例えば、ランキングサイトと称した広告サイトが一時期流行していましたが、自社商品を知ってもらうために考え出されたケースもあれば、有名商品のブランド力に便乗して自社商品を売るために考えられたケースもあります。
こういった自社サイトへ誘導したり、販売を目的としたホームページ制作の最初はどれも単なる“アイデア”であり、最初に考えて実現させた人は凄いと思います。
そこにある悪意の有無は別として、他の成功に続き模倣する企業が増え、問題による改善がなされて、改善されない問題点は規制されていくというのが一連の流れなのかも知れません。
では、アイデア次第で何をしても良い?
そう考える方は極一部なのでしょうが、例え一人でも話題になるコトがあれば、そういった印象は強く残って、ゆっくりと広まっていくものなんだと思います。
こういった現象をモラルハザードとでも言うのでしょうか。
案外、インターネットが便利なツールであるコトに間違いは無いのですが、個人情報の収集や情報操作、顧客誘導などが渦巻いていて危ないというイメージの方が先行しやすく、どんどん加速していってるのかも知れません。
会社や個人の“誹謗中傷”の記事の際にも書きましたが、“悪い噂”が良い噂よりも広まりやすい理由は自分へのメリットが無い場合には、悪い噂の方が多くの人にとって興味関心が強いからです。
今は企業コンプライアンスを守っていれば何しても良いと思っている・・・と見られているとしても仕方がないところまで来ているのかもと考えずにはいられないですね。
もちろんインターネットの世界は発展途上ですから、新しいものを作り出していくばかりでなく、古いものを使いこなすという点に目をつけて試行錯誤する場合もあります。
例えば、今ではホームページの画像を動かすアニメーションにおいては“FLASH”を使うコトが無くなってきてますが、“フラッシュアニメ”はWEBを飛び出してテレビアニメの“表現方法”としての地位を確立してきているようです。
今では個人発信のサイトも多く存在していますが、企業に不足していがちな実行力と柔軟性があるようで、特に動画の配信はテレビとの境界線が曖昧になってきているような気さえします。
最近では“放送法”とは別のところでも個人と企業間でトラブルが発生するコトがあるようなのですが、これからの企業にとってホームページを有効活用するためには、“個人との共存”無しに考えられないでしょう。
個人のサイトを覗いているとそのサイトで使われているレベルは千差万別です。しかし、興味あるコトを“自由”に取り入れていくアイデアと柔軟さがそこにはあります。
コミュニティーツールやブログの更新頻度で考えれば、企業よりも個人の方が頻繁に更新されているのではないでしょうか?
海外では一般的なオープンソース(無料公開のプログラム)ひとつ見ても、日本では収益を上げるコトが優先で囲い込みする場合が多く一般的だとは考えにくいようです。
そのため“模倣”が大きな問題意識として考えられているのかも知れません。
この件に関して海外のデータがある訳ではありませんが、日本で“ホームページが真似される”という検索が多いように感じる原因もこのような国民性にあるのでしょうか・・・。
さて、今回は話の導入というコトでこの辺としておきますが、いずれまた具体的な手法についても取り上げて記事にしたいと思います・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?
いやはや。。