被リンクと発リンク、相互リンクを2つの点(SEO)から考えてみる。



被リンクのSEOにおける効果が低くなっていると言いますが・・・。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■“特定のキーワードで強くするか”、“ホームページ全体を強くするか・・・”リンクが影響するSEOって?

 SEOとは何か?

 もちろん、“検索エンジン最適化”のコトであり、更に言うならば“Googleのアルゴリズム”(パンダアップデータやペンギンアップデートで検索できるアルゴリズム)への対策のコトを指す場合が多いと思います。

 けれどこの“SEO”、大きく2つに分類するコトができるのです。※正確に言えば少し異なりますが。  リニューアルやネット広告の営業で“SEO云々”というセールストークが常套手段で、一般的にも“SEO”が認知されるようになってきましたが、この意味合いが“共通認識”されていないために、後々問題に発展するケースもたまに見かけます。

 では早速ですが、SEOを次の2つに部類して考えてみるコトにしましょう。

1)特定の検索ワードで上位表示されるようにするための対策

2)サイト全体のトラフィック(外部からの導線)を増やすための対策

 目的によって提案を使い分ける必要がありますが、一般的にクライアント企業様が“SEO”という場合は(1)の認識の方が強いように感じます。僕自身が好きなのは(2)なんですが(笑)。

 あっ、好きと言っても“企業ホームページ”の認知度を高めるために有効だと感じている手立てという意味です。

 基本的に、特定のキーワードで上位表示といって対策をしても“ネット広告枠”が先に並び、表示される場所は“オーガニック検索枠”内でのコトです。

 これでは、月間検索回数が多いビックキーワードでなければ上位に表示されたところで手間と費用に見合う効果は期待できず、ビジネスへの貢献度は低いと言えます。(参考記事:リスティング広告の有効活用について少しだけ考えてみる。)

 そうなると特定のキーワード対策をするよりも購買率を高めた“ランディングページ”を制作し、ネット広告を行った方が費用対効果は良いのかも知れません。

 そこで今回は、これらのSEOについて“リンク”の点から考えるコトをテーマにして記事を書いてみようと思います。言うまでもなく、キーワード設定や出現率、説明文などの内部要素においての対策はしているものとして以下の記事をご覧ください。

 まず、“リンク”を次の4つに分けて考えていきましょう。※意外とご存じないクライアント企業様も多いです。

a)発リンク

 運営するサイトから外部のホームページにリンクをしているコト

b)被リンク

 外部のホームページから運営しているサイトへリンクされているコト

c)相互リンク

 2サイト間で発リンクと被リンクが行われる状況、互いにリンクし合っているコト

d)アンカーリンク

 同じページ内の上下のトピックス部分へ移動するためのリンク

 サイトからの“発リンク”と“相互リンク”の数は最小限で十分だと思います。現在の検索順位を判断するアルゴリズムでは、グループ間での相互リンクはスパム(もしくは減点行為)と判断される場合がありますので多用は禁物です。

 やはり、SEOの点から考えると重要なリンクは“被リンク”となります。

 “リンクポピュラリティ対策”(被リンクからWEBページの重要性を判断するアルゴリズムへの対策)の手立てが(1)の特定のキーワードでの検索表示を強くするか(2)のサイト全体のトラフィックを増やすかの違いとなるのです。

 うすうす感じていましたが、割愛して書いていても文章が長くなっていますね、ここからは気持ち少しスピードを上げましょう(笑)。

 よく言われる“被リンク”を増やす手立ては、(2)のサイトへのトラフィックを増やす手立てであり、まずは次の3点をチェックすると良いと思います。

・相互リンクよりも被リンクを優先させる。

 極端に考えれば“相互リンク”は意図的に増やさなくて良いというコトです。いずれブログなどで行われる相互の読者登録もSEOの点からは効果がなくなると言われており、純粋に繋がりだけの役割になっていくようです。※どのくらい時間をかけて改善されるかは予測できませんが(汗)。

 相互リンクはグループでリンクしあっている場合やSEO目的のリンクサイトへ対価を支払い繋がっている場合があり、今後はどんな被リンクを増やしていくかの方が重要になってきます。

 イメージで言うと、発リンクは“A君を推薦します!”、相互リンクは“A君を推薦する代わりに僕を推薦してね。”、被リンクは“A君から推薦された”ってとこでしょうか。どの状況が一番人望があるかお分かりになると思います。

 つまりは、そういうコトです。

・質の良いサイトからの被リンク

  被リンクが1つしかないサイトからリンクされるのと被リンクが1万あるサイトからリンクしてもらうのは評価が違います。単純に、2サイトからリンクされて自社のホームページの被リンクが“2つ増えた”では無いようです。

 “リンクポピュラリティ”は被リンクを量と質で判断します。

 これが一般的に言われている“質の良いサイトからリンクを増やす”という意味です。イメージで言えば、“新規設立した会社と業務提携”する場合と“ブランディングできている大手企業と業務提携”する場合では、業務提携している企業の数が増えたという点では同じだけれど御社に対する評価が違うといったところです。

 ・・・とここまでが、サイト全体のトラフィック(導線)を増やすための手立てです。

 当然、サイト内でキーワード設定が上手く言っていれば、特定のキーワードで上位表示されるとは思います・・・ただ、それでは総合的な要素が強く、リンクが有効活用された結果とは言えません。

 “リンク”を有効活用して、特定のキーワードで上位表示させるのであれば、条件はもっと厳しいものになってきます。その中で単純で有効な手立てが次の“アンカーテキスト”の活用です。

・アンカーテキストからのリンク

例) <a href=”http://運営するホームページアドレス”>キーワード(テキスト)</a> キーワードに関するサイト説明 

 つまり、キーワードを含んだテキストリンクによる被リンクで、“リンク先はこのコトについて書いてあるページです。”とあらかじめアルゴリズムに認識させておくというコトです。

 一見、難しいコトのように感じますが、自社で複数有効なサイトやブログ、SNSを所有しているなどの条件が揃えば、比較的簡単に対策できたりします。

 これらをまとめますと“特定のキーワード”で上位表示させたいならば、外部サイトへの“発リンク”が少なく有効な(内容が関係している)“被リンク”の多いWEBサイトから“アンカーテキスト”によるリンク(できればサイト説明文付き)を増やしていくというコトです。

 ちょっと長くなったので、続きをいつか別の切り口で記事にしようと思いますが、今日はもう限界です。提案資料づくりや納品チェックをしながら記事を書いていたので徹夜になりました・・・文章がおかしいかも知れないので日を空けてチェックせねば。

 ただ、今週の日曜は仕事を休みにして寝て曜日だな・・・というコトで、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。