ビジネスにおいて“良いホームページ”とは何か考えてみる。



そもそも“良さ”の設定が難しいホームページ。Web-STYLE(ウェブスタイル)

■そもそも“良いホームページ”とは何なのか?

 永遠の課題でもある“良いホームページ”について記事を書くポイントとして、“企業側”にとって良いホームページと“訪問者”にとって良いホームページのどちらの視点から書くのかという点があります。

 まぁ、当然と言えば当然ですが・・・このブログでは、そこから更にもう一歩先を考えてみたいと思います。

1)企業にとって良いホームページとは?

 企業にとって良いホームページについては簡単です。言わずと知れた“利益”を生み出すホームページが良いと言えます。

 ・・・とは言っても“ホームページで問い合わせが増えるとか、儲かるとは思っていない。うちは口コミで広がっているので、そういった方が見たときにホームページがないとね。”と言われる社長様もいらっしゃいます。

 “利益”と一言でいってもいろいろと考えられます。

 詳しくは次の記事で考えています“企業ホームページの役割”にてまとめようと思っていますが、ネット販売でなくても多くの方へ企業のイメージアップをアピール、商品やサービスに興味を持ってもらうコトもまた“利益”の追求なのでしょう。

2)訪問者にとって良いホームページとは?

 この条件については、ちょっと複雑でまとまりそうには無いですが、ポイントだけでも考えてみようと思います。購入目的、ネットサービスの利用、情報収集・・・その利用目的は集約できそうにありませんが、ポイントだけなら次の2つに絞られると言えます。

・目的達成における商品やサービス、情報の質が高い。

 購入目的であれば安くて質の良いものが買える、ネットサービスの利用であれば安心安全に高機能を使える、情報収集であれば無料で上質な情報が得られる

 ちょっとワガママじゃないか・・・と思われるかもしれませんが、それで良いんです。

 全ての方を対象とするか、どこまで受け入れるか企業によって検討は必要ですが、前提として設定しておくコトが大切なのだと思います。

 このWeb-STYLE(ウェブスタイル)ブログの開始当初では、「Web用語」というカテゴリを設定していました。しかし、専門用語集のサイトは多数ありますし、僕自身も同じようなコトしか書けません。

 結果として、「Web用語の」のカテゴリは削除したのですが、今では向上心を持った方や拙い僕の文章に興味を持って訪問してくださる方を感じており、一過性のアクセス増加目的のカテゴリは削除して良かったと思ってます。※ちなみに今、Web用語を4コマで描いても良いかなと思いましたね(笑)。

・ユーザビリティに優れている。(使い安さから一歩進んで“心地よさ”を追求する。)

   僕のスタンスは“Simple is the best.”なのですが、ホームページ制作も最近では“シンプル”で格好良くというリクエストが主流を占めています。

 訪問者にとっても“表示速度”が速く、格好良いコトは当然として、更に使いやすい“導線”がハッキリしているコトが“心地よさ”となり、リピート率アップに繋がるコトだと思います。

 検索テクニックを利用したホームページの有効活用について書くつもりでしたが、また脱線してしますね。まぁ、ここで終わったら他のブログと同じなので、最後にもう一つ(笑)。

 そこで、あらためて“良いホームページ”とは何なのか考えてみる。

 良いホームページをまとめる上で、参考になる言葉を考えるとすれば“十人十色”が適切でしょうか?

 十人揃えば“十の正義”、“十の好み”があるってコトなのです。当たり前の結論なのですが、ある訪問者にとって良いホームページであっても別の訪問者にとっては全く魅力が無い・・・それが“良いホームページ”の正体だと僕は思います。

 つまり“良いホームページ”とは実体の無い、“企業の利益”と“訪問者の相性(マッチング率)”の高い状態で出逢えた現象の名称なのかも知れませんね。

 さてさて、この記事と近々予定しています“企業ホームページの役割”については、ロングテールの集計の後に、この検索ワードも多いんだ・・・と気付いてまとめたシリーズです。

 まぁ、いつもの如く結論は出しませんが、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。