SEOはあくまで目的のための手段なんです。



SEOが必ずしも最適な手段とは限らない。Web-STYLE(ウェブスタイル)

 リニューアルして、海外から初訪問の方は、イギリスにお住まいのようです。ありがとうございます(笑)。

 そうそう皆さん、ホームページを運用するにあたり、アクセスログの設置は必須です。データに基づいてページの制作やネット広告などを手段として有効活用しないと費用ばかりかかって効率よいホームページの運用なんてとても出来ません。

 というコトで、基本となるログの見方なんかもいずれご紹介したいものです。それはさておき、今回は皆さんの大好きな(?)SEOについて少し考えてみようと思います。ええ、今度こそ少し・・・の予定です(笑)。

 ホームページ運営サポートの仕事をしているとYAHOOやGoogleの検索結果で比較的上位表示をしやすいキーワードとそうでないキーワードがあるコトに気づきます。今回は、そんなキーワード選びのちょっとしたポイントをご紹介します。

   まず、ホームページの競合が多い業種といえば、建設業さんや歯科医院さんでしょうか。(他にもあるでしょうが、ここは絞ってお話をしますね。)これらのお仕事は、エリア内にも数多い同業他社に囲まれていたりして、“地域+○○”のSEOですら難しいと言われています。

 では、ここからは一緒に考えて見ましょう。

 ただし、この記事を書いている現在の話なので、今ご覧頂いている貴方のネットを取り巻く環境が変わっていた場合には、ご了承下さい。

(1)福岡 建設 (2)福岡 リフォーム  YAHOOとGoogleで検索してみて下さい。

 YAHOOとGoogleの検索結果はほぼ一緒かもしれませんが、その表示状況は違っていると思います。

 YAHOOで“福岡 建設”と検索した場合、その結果の上の方にYahoo!ロコの表示と地図が出ているのに対し、“福岡 リフォーム”の検索結果だとYahoo!ロコの表示と地図は出てこない。これは現在“東京”や“大阪”で検索しても同じ表示結果のはずです。

 なぜ、こんな違いが出てくるのでしょう。

 詳細については、後々お話していくコトにします。先に次のスポンサー枠を見ると企業サイトは地域によって出ている数が違っているはずです。(案外、東京や大阪よりも福岡等の方がネット広告を出している企業様が多いように思います。)

 せっかくSEOを行い検索結果では1番になっていたとしても、まず、スポンサー企業のホームページが並び、その下にYahoo!ロコ(Googleだとプレイスですね。)が地図つきで企業紹介して、その下にやっとSEO1位のホームページが出てくるわけですから、結構スクロールしないといけませんし、一般の利用者から見れば10数番目に出てくるホームページという印象しか持ってもらえません。

 だったらSEOなんて意味が無いじゃない

  この話を日常の中で行うと、なかなか結論まで聞いてもらえず、まるで“SEO否定派”のように思われるんですが、肯定とか否定なんてどうでもいいんです。

 まぁ、こまけえことは良いんだよ・・・ってトコで、ひとつ(笑)。

 要は、SEOだけを特別視するのではなく、選んだキーワードによってネット広告やカテゴリ登録、別媒体との連携などの手段を使い分ける柔軟さが必要じゃないのでしょうか。

–検索結果・上位–

【スポンサーサーチ】 広告枠・入札して上位表示

【Yahoo!ロコ、Googleプレイス】 地図や企業紹介枠で目立たせる表示

【SEO・検索結果表示】 ホームページの評価順による表示

–検索結果・下位–

 一概にこうなるとは言えませんが、皆さんには目的のために選んだ上位表示させたいキーワードの現状での検索結果を調べた上で、どの位置を狙うかを考えて、その手段を選ぶコトをおすすめします。

 まぁ、手間も費用もかけず1番になんてコトはほとんど不可能なんです。※それこそ“成功した”ではなく知らない間に“成功しちゃってた”ってコトはあるでしょうが(笑)。

 もうひとつキーワードを考えるポイントです。

(1)福岡 歯科 (2)福岡 デンタル YAHOOで検索してみて下さい。

 それぞれ“歯科”と“デンタル”では、Yahoo!ロコの地図に表示される企業名が違っているのではないでしょうか。更に地域名に“インプラント”や“ホワイトニング”の組み合わせではどうでしょう。

 今度は地図も表示されなくなっていませんか。一言でキーワードと言っても、どうやら仕事(企業)とサーチエンジンに判別されているものと“業務内容”と判別されるものがあるようです。

 経験上、SEOするならば“業務内容”と判断されるキーワードにすべきかなと思います。

 そう!本来の目的はホームページへの上位表示ではなく、会社の収益を伸ばすコトです。

 SEOばかりにこだわっても仕方ありません。無駄な労力や費用は極力抑え、出来る限り大きな効果が出るよう工夫してみて下さい。大抵の訪問者が入力したキーワードは“会社・施設名”か“商品・サービス名”です。やはり、どんな時代も口コミ効果が一番なのかも知れませんね。

 本来ならここで、いよいよホームページに掲載する記事のポイントの話に入るトコなんですが、案の定、また話が長くなってしまいましたので、今回はこんな感じでどうでしょう?

 いやはや。。