食材や産地の偽装問題も最近あまり耳にしなくなったけど。


WEB4コマ漫画「僕ならこうするね・・・」5TH

 最近、一時期あれだけ話題となった食材や産地の偽装問題のニュースを耳にする機会がほとんどありませんが、常にビジネスは目先の利益追求だけにとらわれずに、コンプライアンスとも異なる企業モラルを以て努めてもらいたいものです。

 確かに、利益を上げるために意図的にブランド素材に偽装したものも在れば、海外の素材の方が品質が良いのに”国産”が好まれるため仕方なく表記したものまで様々な理由があるようですが、企業として存続していくコトを考えればもっと別の方法は無かったのでしょうか。

 各素材がどう良いのか伝えるコトは、既にあるブランド商品よりも手間ですが、その少しの手間で得られるものも多いはずです。

 さて、こんな感じで書き始めました今回の4コマ記事ですが、タイトルのストックはしていたものの連日のニュースになっていた時期の公開だけは外そうとしたために公開するタイミングを逃してしまい今日になってしまいました。

 リビジョン情報を見ると2013年11月にタタキの記事を書いていたので公開まで5ヶ月間も記事を眠らせていたコトに(笑)。

 ただ、当ブログにおいてはいつもの通り、具体的なニュースや例を挙げることはしません。

 けれど、当時のニュースを見る限りイベントとか企画アイデアで何とかならないのかと思っていたのはやはり素人考えですかね。

 そう言えば当時のニュースの多くは素材の品質では無く、偽った事実に”企業としてのモラル”を問う意見が多かったようですので、例えばハーフサイズのブランド食材と模倣食材の食べ比べコースとかのイベントをしていたらどうだったのでしょう?

 これだと食材にかかる費用を抑えられた上、料理人のテクニックを存分に楽しめると思うのですが…あっ、でも大手企業様では企画もブランドイメージに即したものでないと難しいでしょうから、こんな簡単にはいかないかも知れません。

 でも、全問正解した方だけが”最後の一品”を食べられるとか良いと思いませんか?

 それに、高級食材の味を覚えて頂く機会が多くなれば、そういったコースを楽しんでみたいと注文される方やリピートされる方も多少なりに増えてくるはず。

 これが大きく言えばブランド化であり、地域に根差すというコトなのでは?

 やはりビジネスって見られていない部分にこそモラルを以て取り組まなければ、何かしらのボロがいずれは出て来るものでしょうし、マイナスの情報が真偽を問わず簡単に個人の手によって拡散される現在で、そのリスクは計り知れません。

 もちろん企業として成長していくためには、利益を上げて国に貢献してブランド力を高めていかなければならず”目先の利益”を無視するコトなんて出来ないでしょう。

 しかし、問題は”目先の利益”と”先々の利益”の両方を見越してビジネスは”成長”と”継続”をするコトが大切です。

 大切なのは日頃から目先の利益ばかりを優先していたり、サービスを提供する企業側としてのモラルを逸脱してまで最大限のギリギリまで利益を追求しても駄目だというコトではないかと思います。

 言い方が難しいのですが、企業努力で利益を追求してはいけないというコトでは無いので誤解の無いようにお願いします。

 やはり新規に起業して会社を持続していくためには、誠実にビジネスを展開し、且つ、ノウハウの蓄積による企業独自のサービス向上に努めていくコトが大切なのでしょうね。

 …まぁ、それこそビジネスに大切なポイントが”コネクション”と”運”とここで言われると考えてしまうのですが(笑)。

 いやはや。。