洋画やアニメの吹き替えは声優であるべきでは・・・プロなんだし。


 WEB4コマ漫画「僕ならこうするね・・・」5TH

 世の中には幾つものコトを上手にこなす才能に長けた方がいるものですが、基本的には“一芸を極めてこそ”だと僕は思っています。

 映画好きでBD・DVDのコレクターとして、遠まわしな言い方をしますが、業界は売上を伸ばしたいのか落としたいのか、ターゲット層をどこに設定しているのか理解に苦しみます。

 もうどうやったら視聴率がとれるか分からない・・・なんてニュースを目にしますが、そもそも時代背景やターゲット層の設定が間違っているのではないでしょうか?

 視聴率で言えば、決まった時間にテレビの前で番組を見るという時代ではないと思います。更に言えば、番組の選択幅も増えていますし、テレビそのものも他の娯楽と同列で競い合うといった競合の設定をしなければならないのかも知れません。

 分からないのか、目を逸らしているのか・・・まぁ、専門家ではないですからここは要望にとどめ、具体的な対策は業界の方へお任せをして話を進めます。

 大切なのは映画館に足を運ぶ方とBD・DVDのコレクションをする“ターゲット層”の方の設定ですね。

 例えば、最近は声優を使わない方針らしき大手アニメ映画の影響か話題の“ごり押し”なのか、話題になっている芸能人の方が、洋画の吹き替え(しかも主役やヒロイン等の重要な役どころ)をあてる機会も増えているようです。

 これで“映画が趣味の人”が離れる数と“その芸能人のファンの方”が購入する数がどちらが多いのでしょう?

 また、僕のようなコレクターは購入するから“購入しない”に移行する数に対して、ファンの方が“購入する”割合と“レンタル”割合の合計の比較データがどうなっているか仕事柄すごく興味がわきます。※芸能人の方を否定するものではなく、実力で採用されるべきというお話なので誤解なきようお願いします。

 逆に最近では“バックトゥーザフューチャー”のBD-BOXの販売戦略は、個人的に興味深かったです。レアな映像特典は別として“通常の吹き替え版”に加え、当時の“TV放送吹き替え版”の収録・・・コレクター心をくすぐります。

 だいたい容量の枠なんか十分あまっていますし、吹き替えは数ヶ国語が当たり前なのですから、洋画の主演吹き替えを芸能人にしても良いので、ちゃんとしたプロの声優の方の吹き替え版も収録してもらえれば、また購入率も高まるというものです。

 まぁ、全部を否定するというのではないですが、下手だったら目も当てられません・・・つか、洋画であれば字幕で問題無いですが、アニメ映画であればレンタルも控えてしまいそうです。※実際は控えているのですが(笑)。

 また、アニメや特撮のゲストなんかでも話題の芸能人や芸人をチョイ役でゲストされるのも困ります・・・具体的な作品は控えますが、もう痛々しいです。消えた方であればまだ懐かしい程度ですが、ニュース等で問題になった方だとそのシーンが別の意味で泣けてきます。

 まぁ、多くのコレクターにはこだわりがあり話題性で買うコトは無いです・・・というか、マイナス要素になる場合もありますので十分ご検討ください。まぁ、これもまた業界全体にがんばって欲しい思いの現われ・・・というコトで、ひとつ。

 いやはや。。